院政の拠点であった城南宮。源氏物語花の庭で見ごろとなった枝垂れ梅を鑑賞します。
京都の城南宮へ行ってきました。
京都は何度目の観光かもう分かりませんが、来てる割には知らないことが多くて、城南宮も今回が初めてになります。
なんで城南宮へ来たかと言うと、梅なんですよね。京都で「梅の名所」みたいな検索をすると出てきたので朝いちばんで行ってみたという流れです。
駅から少し歩くんですが、着いてもあまり人の気配がしません。朝いちばんだったからかな・・、なんてのんきに向かいましたが、実際はかなりの人気でした。
そもそも、桜の花見は行くにしろ、梅を見に行くって人生で初めてです。おっと、今年初めにロウバイを見に行ってましたが、その程度ですね。
2021年今年はどんな年になるのか。近所の公園のロウバイが見頃を迎えたので朝の散歩です。
花なんて桜が一番でしょう!みたいなことを思ってましたが、今回城南宮へ来て見て、なかなか考えが変わりましたね。
と言うことで参道を歩いて、城南宮へ。
この城南宮、調べてみると、まぁ歴史はすごいみたいで、直近で言えば、明治維新の始まりである「鳥羽伏見の戦い」は、ここ城南宮の参道から始まったと言うことです。
なるほど、先日は白虎隊の自刃の地から会津城、二本松城と見てきましたがその戦いの始まりの地まで戻ってきたわけですね。
戊辰戦争の激戦地となった難攻不落の会津若松城(鶴ヶ城)と松平氏庭園の御薬園へ。
戊辰戦争、壮絶な二本松の戦いの戦場となった二本松城。ここも少年隊の悲劇がありました。
鳥居をくぐるとすぐにすばらしいしだれ梅が咲いてました。ちょうどタイミングはよかったみたいです。
そして静かな拝殿と本殿。
ここまでは、今日も平日だし静かな観光だなぁって思ってましたが、なんのその、有料ゾーンへ入っていくと、まぁすごい混雑でした。それもそのはず、有名な城南宮の春の山の枝垂れ梅がばっちり見頃だったんですよね。
確かに椿なんかもよく咲いていますが、やっぱり梅でした。すごかった。
城南宮は平安京に都が遷った時に創建されたそう。すんごく歴史があります。そしえ平安時代の後期に院政の拠点になっていたそうですね。院政と言えば白河上皇ですね。
天皇が皇位を後継者に譲ると上皇になるんですが、上皇になってもまだ後ろから実権を握って政治を行うという、まぁ平安時代から今まであまり変わらないもんでしょうか。
そして、そんな城南宮ですから、お庭がすごくて、今回のメインは枝垂れ梅がきれいな「春の山」です。
と言うことでここからはひたすら梅の写真ばかりです。
一応なるべく人が入らないように、個人的に工夫して写真を撮ってるんですが、まぁすごい人でした。とは言え月曜日の午前一番の時間帯です。まだまだ空いてる方だと思います。一応撮りたいところに行けば少し待って場所が取れるという程度ですので。
しかし梅のシャワーのような、もう空気がピンクみたいな感じです。ピンク酔いしそうなくらい。
私も、一応去年からいいカメラに買い替えて、いっちょ前に撮ってますが、周りの皆さんとはオーラが違います。みんなどんな写真撮ってるんでしょうね。
一応、撮影スポットみたいな場所は地図に示されてて、そこはやっぱり人が集まってました。例えば、しだれ梅と落ち椿の構図。
飽きると言えばそうかもしれませんが、こんな絶景はもう次いつ見れるか!?って思うとひたすら写真を撮りまくるということになってました。
すごかったなぁ。こういうのがテレビでニュースになるんでしょうね。なんて。
「春の山」コーナーを抜けて次の見どころは「平安の庭」です。いろいろ庭があるんですよね。
いやいや、文句なしの絶景です。平安貴族の邸宅に作られた庭を映して作られたそうです。貴族はこういうところで遊んでたんですね。
続いて、室町の庭と桃山の庭です。
ここも撮影スポットになってた紅白、梅の競演。向こうに天満宮の鳥居が見えます。
梅もすばらしかったですが、その先の庭園も平安時代から桃山時代まで時代を反映した作りを一度に楽しめてなかなか見ごたえがありました。
何と言ってもすばらしい梅ですが、また紅葉もすごくきれいなそうなので、コロナが収束すればまた行きたいなぁと思ってます。
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