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「人間一生、物見遊山」そんな生き方をしてみたい。

 

京都。ねねの創建した高台寺の後、祇園祭の八坂神社、最大級の三門のある知恩院へ。

      2021/01/28

続きです。

清水寺を参拝して、三年坂、二年坂と歩いて八坂の塔を見てきました。

朝早かったので少し時間調整をして向かったのは高台寺です。

高台寺

京都は見どころが密集しているので、八坂の塔から歩いて5分程度でしょうか。

高台寺はねねのお寺です。そう、豊臣秀吉の正室・北政所(ねね)が創建したお寺なんですね。創建は秀吉の死後、徳川家康の支援にて作られたそうです。秀吉の死後に出家したねねですが、まだまだ莫大な力を持っていたようですね。

9時から開門となってて、ほぼ同時に入ったので、2番目くらいでした。笑。この日も天気がむちゃくちゃよくてきれいなお庭をゆっくり見学できました。10月ですけどほぼTシャツですね。

お寺を回ってて気づくんですが、入口の横に庫裡(くり)があるところ多いんですよね。なんか理由があるのかな。

大雲院の塔が見えます。ずいぶん特徴的ですが山鉾を模した「祇園閣」というらしいです。

お庭はぐるっと回って行きます。朝いちばんなのでまだお掃除されてる方ばかりで、ちょっと申し訳なさもありつつ、誰もいない庭なので見ごたえも十分です。

池の向こうに見えるのが開山堂。

開山堂に続く廊下が観月台。月を見ていたところみたいです。残念ながら入れません。

方丈へ入って、お庭。波心庭というらしいです。なんと瓦を龍に見立てて装飾してありました。ええ、すごいなぁって思ってましたが、このお庭はイベント等で飾り付けが変わるそうです。なので現代のどなたかデザイナーさんがこれを作ったんでしょうね。

見てる時はねねの時代からこの龍があったのかな?って思ってしまいました。

そもそも方丈の方は何度も焼失していて、現在のは大正元年(1912年)に再建されたものだそうです。とはいえ、先ほどお庭の先に見えた開山堂はじめ多くの建造物が創建時から残ってます。

先ほど方丈から見てた波心庭。

このお寺にもホトトギスがきれいに咲いてました。個人的にはこの毒々しいものより白が好きなんですけどね。

開山堂。

高台寺は今回京都のお寺を回った中では珍しく、数名の専任の説明される方がいらっしゃいました。手短に見どころを説明してもらえますのでよかったです。

先ほどの観月台を上からみたところ。

そして反対側には、霊屋(おたまや)に続く臥龍廊(がりゅうろう)。龍のうろこみたいって事ですね。

京都のお寺の庭はどこを切り取っても絵になるんじゃないかなと思います。なので写真撮るには最高に楽しかったです。

各建造物もすばらしかったですし、庭園もすばらしかったです。蓬莱式庭園と言うらしく、隅々まで手入れが行き届いていて、見事でした。

お隣の大黒天。

さてさて、高台寺を出て向かったのは、円山公園。

円山公園

ガイドブックではきれいなしだれ桜が咲いてて、それは見事な日本庭園がみれるみたいに書いてましたが。

水は流れてなかったですね。ここが本に書いてある円山公園なのかな?って散策してみましたが、間違いなさそうです。

池はありましたが、ちょっと本の写真とのギャップがすごすぎました。まぁ本の写真は桜が満開の時ですから。笑。

紅葉時期になるとまた変わるんでしょう。ちなみに円山公園は桜の名所です。約680本の桜が咲くって書いてあるので、春に合わせてまた来れればいいかなって思います。

そして、お隣の八坂神社へ。

八坂神社

ここら辺は隣接しているので隣から隣です。

ぐるっと回って、西楼門。

四条通に面してて、祇園のシンボル的な見栄えですかね。

仕事で京都に来た時はいつも夜に祇園で飲んでますので、お昼に来るとちょっと違和感があったりします。笑。まぁもう当時の仕事はしていないので、仕事で京都に来ることはないかなと思いますけど。

舞殿。提灯もこれだけあれば見ごたえありますね。

本殿。

飛鳥時代から続くといわれる八坂神社です。全国の祇園社の総本社。本殿は祇園造りと言われるそうです。

お昼近くになってきて、ちらほら観光の人もすれ違うようになってきました。京都は着物が似合いますね。

祇園と言えば、祇園祭(私は行ったことありません)なのですが、日本三大祭りだそうです。で、平安時代の疫病退散祈願が起源なんだそう。今はコロナ禍でとっても大変ですが、平安時代も同じ時期があったんでしょう。7月に開催されるんですが、今年は残念ながらコロナ禍で中止されたそうです。

平安時代の疫病って・・・、昔は情報網も医療も今とは違うのでほんとに不安だったんじゃないかなって思います。

続きは知恩院へ。お隣です。

知恩院

知恩院は浄土宗の総本山です。浄土宗は法然上人(ほうねんしょうにん)が開祖と言われてます。ご存知の「南無阿弥陀仏」と唱えれば、身分能力男女を問わず極楽浄土で往生できると説いた人で仏教を広めた人ですね。

かの徳川家康公も浄土宗を信仰していたらしいです。

正門に回ると、あれ?工事中か?って。清水寺を思い出して、そう思っちゃいましたが、違いました。

三門。でかいすぎます。1621年、400年前の建立。国内最大級の二重門だそうです。どうりでデカい訳です。国宝です。

三門をくぐって結構きつい坂。後で知りましたが、「男坂」でした階段の一段がデカい。

振り返って三門。人間が小さい・・・。見えますかね?

御影堂。1639年の建立。こちらも国宝です。

阿弥陀堂。

御影堂から集会堂を通って、方丈庭園を散策することができます。庭園の方へ入る時だけ有料になってます。

二十五菩薩の庭と言われているようです。

見どころは続くんですねぇ。

濡髪大明神。

知恩院を満喫した後は、女坂から下って友禅苑へ向かいます。

こちらも池泉式庭園と枯山水で構成された庭園です。

補陀落の池。すこ~し紅葉してる気もします。ここは紅葉するとずいぶんきれいなんだそうです。やっぱ見たかったなぁ。

割とこじんまりしてるんですが、妥協無く手入れされてました。

朝、清水寺を参拝してから祇園の古社・古刹(こしゃ・こさつ。古い神社に古いお寺という意味)を回ってます。次は青蓮院門跡へ行きます。



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