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尊王攘夷の思想が生まれた日本最大規模の藩校だった旧水戸藩の弘道館と、土浦城。

      2021/06/06

梅にはまだ早かった偕楽園と日本100名城の水戸城を見学した後、隣の弘道館へ行ってきました。

弘道館

偕楽園は日本三名庭園の1つで、弘道館は旧水戸藩の藩校です。で、水戸藩第九代藩主だった徳川斉昭が藩校弘道館と偕楽園を造ったという意味でセットなんですね。

3名園の他の2つはいわゆる大名庭園だったんですが、偕楽園は現在の公園に近い性格を持つ庭園だったとのことで、「学業休息の庭園」というサブタイトルがついてます。で、弘道館が「日本最大規模の藩校」ということです。

水戸城大手門の前にあります。

右に見えるのが「左近の桜」。あれ、偕楽園にも左近の桜の跡地がありましたが・・・。

弘道館の中は見学ができます。でかい「攘夷」の文字。

ええ、なんでも尊王攘夷の思想は水戸藩から生まれたという説があるそうです。水戸藩は徳川御三家だったんですが、そこから尊王攘夷の思想が生まれたというのは何とも不思議なんですが、背景を確認するのも面白いものです。

最近少しずつ歴史を勉強してるんですが、友達に話をするとすごく詳しい人がいて、やっぱりお互いいろいろ話すと楽しいですね。もっと勉強したなって思います。

ここも隣は学校なんですが、塀の向こうに植えられている巨木。後ろに見える校舎と並べてみるとなんともデカさが強調されますね。

至善堂。徳川慶喜が明治維新で将軍職を辞して恭順の意を表し、朝廷の命を待ったところだそう。なるほど、ここで戊辰戦争ともつながりますね。

日本最大の藩校が、ここ弘道館(水戸市)、関連するものとして、現存最古の学校が足利学校(足利市)、日本最古の庶民学校の閑谷学校(しずたにがっこう)(備前市)、日本最大の私塾である咸宜園(日田市)なんかがあるようです。

足利学校だけは行った事ありますが、他の学校もいつか見学してみたいものです。

東武鉄道でぶらり足利市。室町幕府の発祥の地は見ごたえのある史跡がいっぱい。

周りの庭も見学ができます。偕楽園と同じように梅はまだ早いです。

藩校と言っても、現代の学校のような集団学習が行われてたような感じではないのですが、武館、医学館、天文台、馬場、調練場などがあっていわゆる総合大学みたいな施設だったそうです。

こちらもちょっと立ち寄る程度で気軽に入りましたが、なかなか良かったです。江戸時代の総合大学と言われる最大規模の藩校ってだけではなく、なんと徳川慶喜が大政奉還の後に恭順の意を表し、朝廷の命を待った部屋(要は謹慎生活って事らしいです)も見れましたし。

ただ、ここからですかね、大政奉還後にいろいろあって、戊辰戦争へとつながっていく流れになるので、ちょうど前回、鶴ヶ城、二本松城、白河白峰城とつながる歴史を見れたかなと思います。

土浦城

さてさて、その後、そのまま帰ってもよかったのですが、帰宅途中にある土浦城(亀城)へ立ち寄って帰りました。調べてみたのですが、特に印象に残るような事件や歴史はなかったので、見学だけしてきました。

東西二か所の櫓は復元です。

天守は作られなかったらしいですが、この太鼓櫓門が現存です。

この城跡も例にもれず公園になっていて、子供たちが元気よく遊んでました。

続・日本100名城に指定されているようです。茨城の旅はこれで終わりです。



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