宇都宮の石の町「大谷」を観光。地下採掘場跡の大谷資料館は一度は行くべき未知なる空間。
2021/06/06
こんにちは。14日の日曜日に宇都宮の大谷という町へ観光に行ってきました。
リハビリしてます。と言っても、実はもう今週からストックなしで歩くようになってます。歩くスピードも普通まではいきませんが、少しゆっくり目に歩く程度では問題なく歩けるようになりましたし、道路のアップダウンもあまり苦にならなくなってきました。脛骨骨折の手術から2.5ヶ月。まだまだリハビリは続きますが、歩けるってやっぱりうれしいですね。
さて、今回向かったのは、石の町という触れ込みの大谷です。メインの目的としては大谷資料館という大谷石の地下採掘場跡が見学できるところになります。
江戸時代の中頃から、機械化になる1960年(昭和35年)頃まで採掘されてたとのことですね。特に世界遺産とか、歴史的な建造物って訳ではなく、あまり普通の人だと見たことのない空間に入れるってことで、人気の場所みたいデス。
じゃぁ、雨とか曇りの時に行ってみようって前々から計画していました。日曜の朝は天気予報は曇りになってましたが、朝起きるとかなりの雨。ちょっとテンションは低めのまま、山歩きは止めて、予定通り大谷へ向かうことに。
いつも行き当たりばったりの観光ですが、結果のスケジュールはこんな感じ。
1)大谷資料館の見学
2)大谷景観公園を通って大谷寺を見学
3)宇都宮ぎょうざを堪能
4)多気山不動尊を見学
5)長岡百穴古墳を見学
大谷資料館
大谷資料館はしらべると開館が9時とのことなので、開館と同時に入れるように6時すぎに出発します。人気の観光地みたいなので人がわっと来る前に見てみたいといういつもの流れですね。
曇り&雨の中、宇都宮の天気予報をみると曇り予報だったのですが、なんと到着するとまさかの秋晴れ!?
そして、駐車場手前のこの巨石。すごいなぁ。さすが採石場があったところだけありますね。
朝の雨がなんだったのか?ってくらいの快晴!この天気じゃ、日光の戦場ヶ原でも散策に行けばよかったかな?なんて言いながら資料館へ向かいます。
駐車場は無料。資料館まで少し歩くのですが、その間に大型の観光バスが何台か到着してました。朝9時の開館に合わせてですね。やっぱり人気の観光地です。
入口前から採掘後なんでしょうね。普通では見れない景色がずらっと広がってます。
石の上にうっすら積もってる土ですが、そこによくこんなに木が生い茂ってるなぁって感じです。台風なんか来たら吹っ飛んでしまいそうですよね。
入場料は大人800円。ちなみに、けっこう異空間の感じがすごいのでいろんな撮影がされているようです。これ以外でもいろいろと。昔で言えばセーラー服と機関銃とか・・・。かなり前からなんですね。
撮影されたものは中にある展示場所に写真が並んでました。
さて、さっそく入ってみます。団体さんがちょうど入る前だったのでかなり先頭の方です。階段からなんだか期待度が上がります。
しかしくらいからピントがなかなか合わなくて苦労します。
一人で一日10本の石を切り出してたそう。1本で4000回ツルハシをふるったらしいので、1日で4万回ですよ・・・。
これだけの空間なのでなんでも戦時中は陸軍の地下倉庫として使われてたりしたそう。
まぁ、地下採掘場跡っていう空間を開放しているだけなんですが、なかなか面白かったです。こんなアート作品なんかの展示をやってたり。
ライトアップして雰囲気を出したりしてました。しかし上が落ちてこないんだろうか?って思ったりします。なにせ入口のところでギリギリまで掘ってたりしてるのを見てますからね。
機械化で一人10本から50本になったらしいのです。機械の切り跡はきれいに並んでるので見てるだけでほっとします。
順路に従って歩いていきます。途中こんな穴が空いてるところもあります。
プロジェクションマッピングなのかな?映像が流れたりしていました。ちなみに、ここ水が張っていて、水面に反射してるんですが、この地下湖をボートで探検するツアーもあるとか!?そんなツアーはかなり興味ありますね。
「はじめに」が最後になりますが、1500万年前の火山噴火で火山灰、軽石が堆積して大谷石が誕生したんだそうです。
私たちが出る事には観光客がかなり大勢になっていたので静かに見たい場合には早めに行く方がイイかもしれません。2回行かなくてもいいとは思いますが(笑)、一見の価値はある未知の空間でした。中はひんやりします。この日は13度。ちょうどよかったかな。
アジサイ。花じゃなくてがくらしいのでまだこんなに残ってるんですね。
大谷景観公園
このまま大谷寺へ向かうのですが、歩いて10分くらいの距離にあります。車でも行けますが、途中に大谷景観公園があるのでそこを通って歩いていきます。
右に写ってるのはトイレなんですが、大谷石でできてるみたいですね。いい感じです。周りの民家も石造りのところもありました。
昭和記念公園でみたキバナコスモスがきれいに咲いてました。すっかり秋ですね。
天気がよかったので散歩かねて大谷景観公園を歩いてみました。
大谷寺(おおやじ)
大谷寺は公園を経由してすぐのところにあります。駐車場もありますね。
ここには日本最古の石仏 「大谷観音」と高さ27メートル「平和観音」の2つの見どころがあります。大谷寺の拝観料は400円。入って見れるのは大谷観音なんですが、平和観音は公園にあるので拝観料は無料です。でもその場合は駐車場が有料になるという仕組み。
大谷寺の中には日本最古の石仏 「大谷観音」が岩に直接彫ってありました。ガイド付きで説明もしてもらえます。見ごたえありなんですが、撮影は残念ながらNGでした。
この弁天堂の先に御止山(おとめやま)があるそうです。なんでも名勝(国指定文化財)で、陸の松島と呼ばれるとか。それは登らないといけませんね。
まぁ私は登らなくてもいいかななんて思ってましたが、なにやら・・・かみさんが登る気まんまん。まぁ松島って日本三景ですし、陸の松島って言われればどんなにすごいんだ。って事になりますよ。
どう?って聞くと、駐車場が見えるって回答。そうかじゃ私も登ってみよう。
まぁ景色はよかった・・・です。笑。それもありつつその時は空がきれいでした。
歩いてすぐなのでお時間があれば。
平和観音
大谷寺の裏に歩いて2分のところに平和観音があります。世界平和のために戦後に作られた観音様らしいです。でかい。
さすが石の町、削りだしてますね。スリランカに行ったときにポロンナルワのランカティラカでみた仏像と同じくらいデカいです。これもその先、千年後は遺跡みたいになるんだろうか。
大谷資料館と大谷寺はセットで見学がお勧めですね。
宇都宮の餃子
あっと言う間にお昼になったのでお昼を食べに行きます。宇都宮と言えばやっぱり餃子ですよね。とは言ってもここから宇都宮市街まで戻って食べるとなるとちょっと時間がかかるので、近辺で調べてみると美味しそうな餃子屋さんを見つけました。髙橋餃子店さん。
大谷資料館から車で10分くらいですごく近いですし、Googleのコメントみても美味しそうです。
宇都宮餃子って美味しいのはもちろんなんですが、もう一つの魅力はその値段じゃないかと思います。今回は2人でニラ餃子、シソ餃子、水餃子たべましたが、それぞれ6個入って、そこそこのサイズで250円、280円、270円ですからね~。値段を気にせずいっぱい食べれますよ。笑。
特に水餃子はかみさんが大好き。酢、醤油、ラー油を入れて好みのスープの味にして食べます。
ほんと美味しかったです。ちょうど隙間時間で並ばずに入れましたが、いつも並ぶらしいのでラッキーでした。(私たちが食べ終わって出る事には並んでました)
多気山不動尊
続いて向かったのが多気山不動尊。餃子店からすぐです。
行くとちょうど護摩焚きやってました。なんでも一日に6回もやってるそうです。結構な迫力でした。興味ある方は時間合わせていくといいかもしれません。
そういえば、最近日本のどこでも会う海外の観光客がほとんどいませんね。まだアピール不足なのかな?
長岡百穴古墳(ながおかひゃくあなこふん)
まだ時間が早かったので、最後に向かったのは長岡百穴古墳。古墳という割に観光地としてはあまりアピールされていないようです。看板でみてあることを知りましたのでちょっと寄って帰ることにしました。
結構な穴があって面白いと言えば面白いです。百穴の名前なんですが、実際は52基と書いてました。
しかし駐車場よこにあって、周りは民家なんですが、いたずらとかされないのだろうか?
今日回ったところは、かなり狭い範囲にあるので移動時間もかからず楽に回れました。宇都宮と言えばどうしても日光に行ってしまいますが、まぁこんな観光も楽しいかなと思います。
ではでは。