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「人間一生、物見遊山」そんな生き方をしてみたい。

 

京都。日本を代表する世界遺産の金閣寺と銀閣寺。銀閣の庭園は間違いなく最高の美です。

      2020/12/15

続きです。

北野天満宮、平野神社、龍安寺に続いて、金閣寺へ来ました。

ただ、楽しみにしていた金閣寺は工事中で見れないとの事でした。ここは道路際で警備の方に丁寧に説明されて、それでもよければ参拝下さいとのこと。

京都では、前日の清水寺が50年ぶりの「屋根の檜皮の葺き替え、舞台板の張り替え」やってましたし、この時期重なるのかな。なんて考えつつ、まぁお庭だけでもと思い入ります。

清水寺はブログを書いてる12月はもう終わってるみたいです。金閣寺の屋根の葺き替えは17年ぶりだそうで、12月末までの予定みたいです。

金閣寺

金閣寺は以前子供達と京都をぐるっと回ってる時に来てますが、あまり細かい記憶がありません。笑。

正式名称は「鹿苑寺(ろくおんじ)」で舎利殿「金閣」が有名なので金閣寺と呼ばれてますね。世界遺産に登録されています。

総門まで、苔の参道を楽しみながら進みます。

天気はいいんですが、平日の朝早い時間、金閣は工事中って事で人はほとんどいません。静かな金閣寺です。

そして、鏡湖池(きょうこち)と呼ばれる池の前にでっかく写真のパネルがありました。一瞬、おいおい、ちょっと雰囲気が台無しじゃない?なんて思いました。

が、案外これでいいんじゃないか?ってこれ、パネルですからね!パネル。

ええ、本物はこちら。工事中ですが、見事なというか完璧な逆さ金閣。すばらしい。

ちなみに金閣は戦後の放火で焼失していて昭和30年の復元だそうです。

遊びです。パネルと背景はピッタリ??

なんて遊びつつ、鏡湖池のこの反射具合はなかなかない透明感かなと感心してました。

陸舟の松。

再び鏡湖池。

龍門滝。

見どころはたくさんあります。個人的には、どこから見ても完璧な美を感じさせる鏡湖池がよかったです。池に作られたいくつもの小島とそこに植えられている松の調和は、京都でも唯一無二の景観じゃないでしょうか。(といきなり京都通みたいな言い方ですけど)室町時代全盛を気付いた足利義満が過ごしたお寺ですからね。

不動堂。

目当ての金閣は見れませんでしたが、案外パネルのおかげで満足しつつ、次は銀閣寺へ向かいます。たしか以前は銀閣寺まで行っていないはずで初めてですね。

少しだけ哲学の道を歩いて向かいます。

銀閣寺

ちょうど、小学校の修学旅行の団体とかち合っちゃいました。先ほどまで静寂に包まれた金閣寺でしたが、次は賑やかな銀閣寺です。しかし修学旅行はもうOKなんですね。

総門。

中門をくぐると、もう銀閣寺の世界観で包まれてます。見た瞬間からぐいっと引き込まれますね。

月を鑑賞するための台という伝えで「向月台(こうげつだい)」と言われます。作者も意図も不明というもの。ちなみに雨が降ると崩れていくそうです。この日はバッチリの形でした。

銀沙灘(ぎんしゃだん)。これぞ銀閣のシンボルでしょうか。月の光を反射させるため?との説があるようです。向月台と合わせて江戸期の作との事なので、銀閣寺とは別の時代のものなんですね。ちょっと驚きでした。

銀沙灘と向月台と銀閣のセット。観音殿(銀閣)は国宝です。まさにこれが日本の美の原点なんでしょう。原点というか誰もが落ち着く景観。

地味ですが、東求堂。当時のまま現存していて国宝です。

そして庭がすばらしいです。金閣寺のように広くはないですが、こじんまりしつつ、やっぱりどこをどう切り取っても絵になるんです。どう振り向いても、どう見てもそれぞれ美しいという庭。

個人的には今までで間違いなく一番好きな庭園です。何が一番二番とか言うのはイマイチですが、まぁ分かりやすく表現してます。

洗月泉。小さい滝です。子供達が集合時間で走って去って行った後。笑。

池の先に国宝の東求堂

漱蘚亭跡。一応石組みなのかな。

展望台へ向かいます。苔がまぁすごい。ほんと見事。そして展望台からの眺めはもう絶景。ほんと最初からずっと見せてくれる絶景尽くしの銀閣寺です。

ほんとに吸い寄せられるような苔です。山全体が苔に覆われてました。

銀閣。

そしてじっとその時を待ちつつ、ようやく誰もいなくなった瞬間。ほんとに数秒でした。笑。大満足です。

もうこれ以上の美しい庭園はないんじゃないかと。ブログを書いてるこの時でも、もうすぐに銀閣寺へ行ってまた見てみたいと思ってます。

続きます。



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