車旅3)天守が現存する唯一の山城、備中松山城へ。岩盤に建てられた天守、二重櫓に感動。
車旅の続きです。 第3回目「広島~山口~島根~岡山(4泊5日)」の4日目です。
広島を起点にしてぐるっと中国地方の4県を回ってます。残り2日なのでこの日は島根から岡山へ移動しました。
移動中も目移りするようなきれいな景色が続いてます。でもあまり観光向けになっていないのかなぁ。遊歩道とかあればと思って標識に沿って車を降りてみたりしましたが、道があるものの途中で藪になってたりって感じでした。
絹掛の滝
岡山県へ入ってしばらくすると道路沿いから見える滝がありました。道路脇ですしちょうどトイレ併設の駐車場があったので寄ってみましたが、予想外にきれいでした。道路脇だとちょっとありがたみがない?感じですが、これはよかったなぁ。
京都で見た琴滝に近いかな、高さ60mって事なのでそれほど大きくないですが、ちょうど水がそれほど多くなかったのできれいな絹の糸って感じになってます。
これはきれいでしたねぇ。
車旅2)1枚岩を流れる水が13弦の琴糸のように見える琴滝に魅了されました。
隣には不動明王。
備中松山城
そして移動にちょっと時間がかかってしまいましたが、最初の目的地は備中松山城(びっちゅうまつやまじょう)です。
いろいろお城を見てきて、かなり気になってたんですけど、岡山という場所はこれまたなかなか旅行に行かないのでこの機会に行ってきました。山城です。要は山の上に建つ城ですね。日本三大山城の1つであって、現存天守12城の1つです。かけ合わせると天守が現存する唯一の山城なんですね。日本三大山城の中では随一の高さです。(現存城郭建造物所在地の標高430mは日本一)
意気揚々と向かいましたが、なんと駐車場が満車。というか、私の前の車で満車。まじか・・・。平日で観光客が少ないからか、駐車場からのシャトルバスは出ていなかったので、歩いて向かうか、待つか・・。って順番次ですから待ちました。青い車が私が借りたレンタカー。
30分くらいで行けたのでまぁよかったです。
ただ、一番上の駐車場(ふいご峠駐車場)からも20分くらい歩かないといけないので、足が悪い方はちょっと厳しいかなと思います。で、さすがに山頂に立つ山城なので登りですね。
景色は抜群ですね。
そしてまだまだぐいぐい登って行きます。
最初の見どころですかね。大手門跡。いや結構な迫力です。
大手門脇の石垣はみごとなんですが、天然の巨岩を取りこんでるみごとな石垣だそう。これはほかの所にもありましたね。すごい迫力の石垣を見て、なんだかちょっとテンションが高めです。ゆっくり見たいんですが、足早になってます。
そしてさすがの山城でつぎつぎに石垣ができます。
これはすごい、何段になってるのか?他の城と同じように廃城令で大蔵省が処分する廃城処分となったんですが、壊すのが大変だったからという理由で残った城と言われてます。確かにそうですね。
そして見えてきました。本丸ですね。ちょっと小ぶりに見えます。もともとは天守と二重櫓だけが残ってたそうで、それ以外のところは復元したそうです。まぁさすがにこの状態ですべて残ってたわけではないって事ですね。言われないと気づかないですけど。
「NHK大河ドラマ真田丸」に使われた石垣の景色だそうです。
さてさて、登ってみます。標高430mの臥牛山小松山山頂にたつ備中松山城の天守です。
なるほどここも巨岩の上に建ってますね。
先に裏に回ると、二重櫓。
天守入口
スマートです。かっこいいです。笑。
こちらは復元された五の平櫓と六の平櫓。
マスコットの猫。
ぐるっと回って裏から二重櫓を見てみます。
こっちも岩盤上に建つ姿がむちゃくちゃすごい。これは見事な二重櫓です。天守と同様に現存していて重要文化財。
いや~、なかなかよかった。丸の平櫓跡。
もう何度見ても美しい二重櫓。
天守はそれほど大きくないんですが、周囲の櫓と合わせて全体で天守というような雰囲気です。良く説明をみると、今回見たのは備中松山城の山頂中心に築かれたところだけで、本来は山頂全域に及んでたそうです。
最後に重なりまくる石垣を見て戻ります。
いや、山城よかったです。日本三大山城の1つが今回の備中松山城ですが、残り2つが美濃岩村城(岐阜県)、大和高取城(奈良県)なんですが、いずれも城跡みたいです。現在の貴重な唯一の山城なんですねぇ。
備中松山城展望台
実は、備中松山城は雲海に浮かぶ写真がすごく有名なんですよね。たまたま、移動してたら看板があったので寄ってみました。まぁ早朝じゃないと雲海は見れないのですけど、やっぱり山に浮かぶ城を見てみたいですね。
備中松山城展望台として整備されてました。
望遠レンズがないのでちょっと厳しかったですが、頭の中で想像です。雲海が出てたら確かに絶景かなと思います。その時はこの展望台も混むんでしょうねぇ。
つづきます。
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6.中国 日本100名城, 滝