特急ひたちに乗って、木内酒造さんの手造りビール工房でクラフトビール作りを体験。
2021/06/06
ゴールデンウィークの最終日、5月6日は、ちょっと変わったところへお出かけ。
そもそもちょっと前に日光東照宮へ観光へ行った時に、ビール工場兼パブに行ってビールを飲んだのがきっかけなんです。
そんなにビールって簡単に作れるものなのか?って。簡単って言うとちょっと違うのですが、何でしょう、「一人でも」って感じですね。
調べてみると体験できそうなところがあったので早速GW前に予約を取っておきました。将来はビール醸造家になろうかなって考えてます。
さてさてどんなビールができることになるのか!?
かみさんと二人で電車の旅にはまってるので、車ではなく電車で向かいます。あ、そもそもビール体験で少し飲むので車はダメですね。
東京駅のホームで電車を待ってると、向かいのホームには伊豆の踊子号が止まってました。
乗ったことがないので、何か計画して伊豆踊り子号で伊豆へ行きますかねぇ。
ビール工房体験はかなり早く着く時間で予定していたのでまぁ大丈夫だとは、この時は思ってました。笑。
ひたち
ちょーど、遠くで伊豆踊り子号とすれ違う形で来たのは、今日乗る予定の「ひたち7号」です。
今日は、東京から水戸まで特急ひたちで行って、水戸から水郡線に乗り換えて、常陸鴻巣駅(ひたちこうのすえき)まで行きます。
朝はちゃんと家で食べてきたのですが、東京駅の駅弁コーナーでちょっとガマンできずに「ずわいがに棒寿し」を買ってみました。1270円。
ちょっと小さいかなって感じはしますが、カニの量も結構入ってて美味しかったですね。東京駅はすごく色々と駅弁を選べるので楽しいですよねぇ。
こういうローカル線って本数が少ないので、発車のかなり前から止まってるので便利です。クロスシートに座って出発を待ちます。
ただ、私たちの特急も遅れたのですが、さらにその後の特急を待って出発するという事になってしまいます。
到着11:36の予定で、体験の1時間半前に着く予定だったのですが、まさかの1時間半遅れ。ローカル線は大変ですね。
ちなみに、新宿からSuicaで乗車してしまってました。乗ってた列車はワンマン運転で、常陸鴻巣駅は無人駅なんで、運転手さんに言って降車証明証を発行してもらいます。そして帰りで精算って感じなんですね。
ちょうど電車が交差するところの待ち時間で降車証明証を書いてもらいました。
駅からは5分くらいかな?ちょっと遅れる予定の連絡を入れて到着です。
さてさて、13時からざっと4時間の予定でマイビールを作ってみたいと思います。
試飲とレシピ作り
今回はかみさんと二人で1つの種類、15L分を作ります。二人でちょいちょい飲んで味を選んでみます。で数値とかを決めていくのですが、数値は微妙な違いも分からないので、まぁざっと決めていく感じになります。なので試飲と言いながら結構何度も飲んじゃいます。
これがこれから作るビールのプロフィール。
Style : ペールエール
ABV(度数): 7%
SRM(色) : 13.1
IBU(苦味): 27.7
アルコール度数は発光時間で変わるらしく、1%毎選べますが、高アルコール度数にするとちょっとできるまで時間がかかるそうです。ビールではチョイ強めの7%にしてみました。
この基本レシピに副材料とホップを加えて行きます。
副材料は、この3つをチョイス。オレンジピールとナツメグ、コリアンダーです。
ちなみに、プロフィールとホップと副材料でレシピを作るのですが、材料の配分とか投入タイミングとかは全部お店の人がやってくれるので私達がやるのは材料を選ぶところまでですね。
その次に早速レシピに合わせた麦芽(モルト)を計量して粉砕していきます。
今回作るのは15Lなんですが、結構な量の麦芽を使います。
PALE MALT 7780g、MUNICH MALT 320g、CRYSTAL 320g。基本ペールモルトなんですが、その他2つはお店の人の配合です。ざと8kgの麦芽なんですね。
まぁなかなか楽しいです。
今回は私達以外に二組。なのでそれほど待ち時間もなくどんどん進んでいきます。
麦芽の糖化
これで、糖化させるんですね。小学校の実験みたいです。ヨウ素液を使ってちゃんと糖化しているかどうか確認して進みます。
入れるホップはこれ。麦芽の量からするとほんのちょっとです。これもタイミングが分かれるので3つの容器に分けてます。
なんてちょっと説明も飛ばしてますが、途中の休憩時間。
酒蔵ですから、隣のバーカウンターでビールを買って来てランチを頂きます。ビールはダイダイエール。
ランチは鯖サンド。これ、かなりうまい!サンドイッチだからお腹足りないかなって思ってましたが、ボリュームも満点で満足です。
さらに何度もろ過するような感じにしていくと、こんなに変わってきます。左が最初で、右がろ過した後。
ここがちょっと大変かな。薄めるのに上からお湯をジョーロでじゃーじゃーそそぎながら
麦芽でろ過する感じなんですね。最後はこんなにきれいになります。
ただ、最後余ったというか余計な麦汁は捨ててしまうので、ちょっともったいない・・。笑。
そして完成です。熱交換器に通すと、ぐつぐつ煮えてた麦汁がぬるいくらいに一瞬で解熱されてました。これはすごい。
ただ、まだアルコールは0です。ここから糖が分解されてアルコールと炭酸になるんですね。この先は木内酒造さんにお任せで出来上がったら自宅へ郵送されてきます。楽しみです。
体験ですが、15L作って330mlのマイビール45本できるようです。体験代を含めて28,350円(630円/本)。鯖ランチ1,080円。買って飲むというと、630円はさすがに高いのですが、4時間ガッツリの体験費用も含まれてますので良心的なお値段じゃないかなと思います。
3,4週間後送られてくるのが楽しみです。
帰りは車掌さんがいたので、行きの降車証明書を渡せば、往復分の精算をしてもらえました。窓口まで行かずに済んで楽だった。
帰りの特急ひたちではビール造りの余韻を楽しもうって事でエビスのプレミアムエールをかみさんに買ってもらって帰ります。
確かに日光で兄ちゃんに聞いたとおり、材料のレシピを変えたり、導入のタイミングとかいろいろいじることで味が変わるってのがよく分かりました。なかなか楽しかったビール造りです。
また別のところのビール造り体験も行ってみたいなぁと思います。