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遺跡の国カンボジア。年末年始は世界遺産のアンコールワットへ。準備とシェムリアップまで。

      2020/11/23

2017年から2018年の年末年始は、家族でカンボジアのアンコールワットへ行ってきました。

私は最近遺跡ばっかり行っているのですが、子供達は初めての経験。東南アジアでは以前フィリピンに行きましたがセブ島なので遺跡も特になく、リゾートライフを満喫した旅行だったので。

カンボジアは私を含めて家族みんな初めて行く国になります。家族旅行では今年の夏に久しぶりの海外旅行でニュージーランドへ行ってきましたが、今回は雰囲気がガラッと変わる東南アジアの遺跡巡り。どうでしょうか?

お兄ちゃんはニュージーランドの方がよかったなんて言ってますが、娘にはビンゴだったみたいで、トゥクトゥクに感激しつつカンボジアに住みたいって終始言ってまいた。

人は優しくて、ぼったくりとかもあまりない感じです。今までのアジアでは一番治安がいいように感じます。観光地なので多少の売り込みもありますが、ほぼ男性がやってないのが印象的。(男性の仕事が別にあるんだと思います)

とにかく笑顔でかみさんも娘も目が合えば手を振ってました。笑。楽しかったみたいでよかったです。

アンコールワット

言わずもがな世界遺産です。世界三大仏教遺跡になります。他はミャンマーのバガンとインドネシアのボロブドゥールです。

仏教遺跡って言ってますが、実際は仏教とヒンズー教です。ボロブドゥールはまだ行ったことがないのですが、10月に行ったミャンマーのバガンと比べた感想は、アンコールワットはすごい!って感じでしょうか。

バガンは同類の遺跡が3000以上点在するっていう点で規模はすごいのですが、それぞれの見ごたえから行けばアンコールワットはそれをしのぐ見どころがあるんじゃないかと思います。

アンコールワットを回るにはどれくらいかかるかってことですが、最低3日はあった方がいいと思います。

いつもの地球の歩き方に書いているプランでは、1日と3日、7日プランが紹介されてました。

1日のプランだとこんな感じ。
AM アンコールワット、アンコールトム
PM アンコールトム周辺(大回りか小回りの2つのプランあり)

ですが、これは、ちょっと現実的じゃないかなと思います。今回3日の日程が組めたので地球の歩き方に書いている3日コースを参考にして回ったのですが、結構強行コースだったと感じてますので。

まぁ、でも入場チケットが1,3,7日なので4日以上回るかと言えば遺跡好きじゃないとちょっと飽きちゃうんじゃないかと。そういう意味で3日プランがお勧めです。

旅の日程

今回の年末年始ですが、完全にお兄ちゃんの部活の日程に合わせる必要があったので、12月30日~1月4日という計画になりました。なかなか部活があると事前に予定も決められないので悩ましいですね。ちなみに、最近お兄ちゃん部活行っていないのでこのスケジュールじゃなくてもよかったっていうオチもあります。笑。

日程はこんな感じ。

1日目)羽田~香港~シェムリアップ
2日目)アンコールワット、バイヨンを含むアンコールトム遺跡群、夕日鑑賞
3日目)アンコールトム周辺の遺跡
4日目)バンテアイ・スレイ、クバール・スピアン
5日目)シェムリアップ~香港~羽田へ帰国。

アンコールワットは1ヶ所ですが、アンコールトムはバイヨンっていう中心の周辺に遺跡がいくつかあるのでそこを回ります(この範囲は歩いて回れます)。トム周辺の遺跡群はトゥクトゥクじゃないと回れないくらい広いので1日かけて回ります。

※アンコールトム遺跡群はバイヨン含む以下を回りました
バイヨン
バプーオン
ピミアナカス
象のテラス
ライ王のテラス

※アンコールトム周辺の遺跡は以下の12ヶ所を回りました
タ・プローム
タ・ケウ
トマノン
チャウ・サイ・テボーダ
プリア・カン
ニャック・ポアン
クロル・コー
タ・ソム
東メボン
プレ・ループ
スラ・スラン
バンテアイ・クディ

大回りと小回りをミックスしたような感じでアレンジしました。

移動で前後の丸1日を当てているので、正味丸3日が観光になります。

2日目で夕日鑑賞して、本当は3日目か4日目で日の出を見る予定で考えていたのですが、年末年始の人の多さで行くの止めました。笑。まぁそれほどすごい人でした。

※アンコールワットの入場料は2017年に大幅に値上げされてますのでご注意を。3日券だと62ドルです。(115円換算で7,130円/人)他の世界遺産と比べても割高だって批判もあるようですが、これで国が成り立っているので仕方ないかなぁと私は容認派ですね。

フライト

年末年始はフライトが高くなるので早めの予約が勝負なんだと思いますが、我が家はなかなか決まらないので結局予約したのは10月の中旬でした。

近場の香港だとか台湾だとかお手頃なところにLCCで行こうかっていう事を話していたのですが、たまたま探したカンボジアが安かったのでラッキーでした。

LCCはあまり(かなり)好きではないのでこれで人生2回目です。以前はエアアジアでしたが、エアアジアはもう乗りたくない感じです(もしかしたらまた乗るかもしれませんが・・・)

今回は、香港のHKexpress(LCC)です。

2017-12-30
06:35 羽田国際空港 → 10:45 香港国際空港(UO 625)
18:05 香港国際空港 → 19:45 シェムリアップ国際空港(UO 706)

2018-01-03
11:00 シェムリアップ国際空港 → 14:40 香港国際空港(UO 707)
18:15 香港国際空港 → 23:10 羽田国際空港(UO 622)

往路は香港で7時間の乗換待ちがあるのがちょっとイマイチ。

そもそもカンボジアは超有名な世界遺産のアンコールワットがある国なのですが、シェムリアップまでの直行便が残念ながらありません。なので経由して行かないといけないのですが、経由便となると値段が高くなりますし、年末年始なのでなかなかフライトが取れないです。(既に10月中旬なので)

でもたまたま見つけたHKexpressであれば家族四人で241,680円で往復できました。これ、家族で福岡往復するのとあんまり変わらないくらいの値段なのでちょっと衝撃ですね。

で、ちょっと調べたのがHKexpressの安全性。一応かなり高評価だったのでちょっと安心して予約です。

結果ですが、最後の帰国便で1時間くらい遅延はしましたが総じてとても満足できました。ちなみにオプション費用は一切かけてません。オプション費用って

・預け荷物
・7kgを超える手荷物
・座席指定
・優先搭乗
・機内食

って感じでしょうか。

今回は東南アジアで夏の服装でよかったので、家族みんな手荷物で準備しました。なので預け荷物はなし。身回り品含めてだいたい5kg位なので制限は余裕ですね。追加料金を払わないためちゃんと事前に計測していきました。

ただ、荷物の重量のチェックは4回のフライトすべて特にありませんでした。

座席指定はすれば数百円取られます。これはケチるほどの金額ではないのですが、せっかくLCCに乗っているのでなるべく節約しようという事で。

HKexpressは24時間前からオンラインのチェックインができます。で、これで家族を同時にチェックインすると基本的に隣どうし(または)近くになるようです。オンラインチェックインの時にも席を指定するかって出てきますが、そこで指定しても有料なので注意が必要ですね。

オンラインチェックインしてもチケットを発見してもらうためにカウンターに行くのですが、羽田のカウンターではさらに近くの席に(無償で)変更してもらえました。これはラッキー!

優先搭乗。これは不要ですね。何人か優先搭乗してましたが、ほぼ9割以上の人が通常の搭乗なので早めに並べば問題ないです。あまりにも遅いと荷物を載せる場所で少し苦労すると思います。

機内食も我慢。飲食の持ち込みは禁止って言ってましたが、ペットボトルは持ち込んでいる人いましたし、パンとか食べてる人もいました。(これはいいかどうかは一応ダメだと思います)機内食は事前に予約すれば割引になりますが、これもほとんどの人が食べていなかったので要らないってことで問題なかったです。

飛行機はきれいで、CAさんも親切でしたが、映画がないのが唯一の悩みどころでした。笑。

ホテル

ホテルは事前にexpediaで予約です。

MANGO RAIN BOUTIQUE HOTEL

3ベッドルームだったので申し込んだのですが、行ったら2ベッドルームでした。笑。デカいベットなので2人で寝るのには不自由しません。

4泊で19,284円。一泊で換算すると4,821円。4人です。一人で換算する一泊あたりと1,200円(朝食付き)なので激安ですね。しかも往路での空港からホテルの無料pickupサービス付き!きれいなホテルでした。

ホテルの場所がマーケットから少し離れてますが、ホテルのトゥクトゥクにお願いすれば、片道1ドル、往復2ドルで送迎してくれるのであまり気にする必要はないようです。

両替

カンボジアは現地通貨もありますが、全部米ドルで決済しました。なので事前に羽田でドルへ両替していきました。

スリランカの経験からでかい紙幣は持って行かず、6万円を20ドル札、10ドル札、5ドル札、1ドル札に分けて持って行きました。帰ってからの感想で言えば、1ドル札は結構使うので多めがよかったです。

現地通過を使うことはありませんでした。あとクレジットカードはお土産物屋さんとかで使えないことが多くて、結局アンコールワットの入場料のみしかカード使ってません。

町中では両替してません。ATMはあるのでキャッシングは問題ないと思います。タイやネパールのように町中に両替所がいっぱいあるって感じではなかったですね。

ビザ

これがちょっと曲者なのですが、他のアジアの国と同じように事前のネットからの申請ができます。ただ、カンボジアではネット申請だと割高になります。

ビザ申請は30ドルなんですが、事前にインターネットで申請すると、手数料が6ドル取られてしまいます。4人だと24ドルになってしまうので、今回はアライバルビザで行きます。

アライバルビザの場合、到着した空港でビザ申請をします。写真はなくても罰金(2ドル)でいけるみたいですが、私たちは手持ちの写真があったのでそれを持って行きました。

飛行機でもらうビザ申請用紙を記入して写真と一緒に提出します。

ほとんど?多くの人がアライバルビザを空港で取得していたのでこの方法がおすすめです。流れに沿って進めば30分かからず発行してもらえます。その時間を6ドルで節約するってのもありだとは思います。

あとはいつもの通りです。荷物はみんな軽量で、娘は4kg切ってたのが笑えました。(その中に宿題とか教科書とかも入ってました)もうバックパッカー顔負けの荷物で出発です。

香港経由でアンコールワットへ

カンボジアと言えばアンコールワット。カンボジア経済がアンコールワットの観光資源に依存していると言われるくらいのインパクトを誇る世界遺産になります。

ず~と行きたかった国なんですが、なかなか行く機会がなかった国でもあります。で、今回は準備編でも書いているようにたまたま安いLCCのフライトを見つけたので家族で行くことにしました。

書いているようにアンコールワットはカンボジアのシェムリアップ空港の近くになります。でも日本からシェムリアップまでの直行便はないのでどこかを経由する必要があるので、なかなか行きにくい観光地の1つになると思います。

今回は香港のHKexpress(LCC)を使って、香港経由で安いチケットを手に入れることができました。ラッキーですね。

羽田からのフライトは6:30ってことで結構早くて、しかもHKexpressのチェックインは3時間前から始まって、1時間前(5:30)で打ち切られるのでちょっと早めに行く必要があります。なので朝3時起き、3時半出発で4時半に羽田へ到着。この時間であれば年末年始であっても駐車場の満車の心配は無用ですね。

って、羽田国際空港の駐車場の満車ってあんまり経験ないですが。

今回LCCでは機内持ち込み荷物が7kg以下という制限がありますが、バックパッカー顔負けの家族は軽々と制限をクリアしてました。

お兄ちゃんも娘も学校に行く時に使ってるバックパックと同じです。笑。かみさんも日帰り登山と同じバックパックで行きます。

早朝の羽田空港は人も少なくて気持ちいい感じ。HKexpressのカウンターもジャンボジェットと比べると搭乗者数が少ないからか、空いていて、すぐにチェック完了で助かります。

清潔で対応もすばらしいHKexpressですが、残念ながら機内で映画を見ることはできません。LCCなので仕方ないですね。香港乗継なので2便ともそれほど時間は長くないので言うほどではないのですけどね。

しかし香港の空港はデカイ!

羽田成田から比べると圧巻のスケールです。

往路の香港では7時間の待機時間があります。実質はトランスファーのセキュリティチェックとか、搭乗時刻とか考えると6時間くらいでしょうか。香港市内へプチ観光に行くって言う案もありますが、そこまで気合も入っていないので空港で時間をつぶします。

年末ですがまだ残っているクリスマスイルミネーション。

広い香港の国際空港なので待っている間の椅子には苦労しないのですが、食事はちょっと大変。フードコートみたいなところがありますが、席をとるのは大変でした。そして、格安旅行に慣れてる私的にはフードコートでもフツーの食事の値段なのでちょっと躊躇しちゃいますねぇ。当たり前の値段なんですが。

家族の思い出なので食事の写真なんか載せつつ、簡単な食事でだいたい一人1,000円くらい。ま、書いてるとそれほどでもないか。

7時間の待機なので昼と夜の食事でざっと8000円程度です。

香港の空港は超デカいので、一部のゲートは電車で移動です。今回私たちもLCCだからだと思いますが、移動になります。ちょっと時間がかかるので注意が必要ですね。

電車はガンガン来ますので時刻表とかまではないです。

そしていよいよ香港からカンボジア、シェムリアップまで。

シェムリアップの空港は結構珍しく、歩いて移動でした。

機内で配られる3枚を記入する必要があります。今回はアライバルビザ取得なので空港でビザ取得になります。なのでVisa申請カードが必要です。

・入出国カード
・税関カード
・Visa申請カード

空港に入ると、まずはVisaの申請。

30分かからず無事Visa取得できます。

Visa取得の手続きですが、最初に以下の4セットを提出します。

・パスポート
・Visa申請書
・顔写真
・費用(一人30ドル)

そうすると内容チェックされて、そのままパスポートと一緒にVisa承認の手続きのカウンターへ運ばれます。(パスポートはカウンターで移動します)

で、無事承認されれば、隣のカウンターで名前を呼ばれますので、Visaのシールが貼られたパスポートをもらいます。単純な手続きなんですが、担当者のおじさんが、どっか行ったりしていてちょっと時間が・・・かかりますが、気にせず待ちましょう。

で、その次に入国審査なんですが、これはちょっと時間がかかりました。途中からスピードアップしたので謎なんですが、入国にトータル1時間半以上はかかりました。入国審査を受けてる人数は他国と比べて(夜便だからか)多くない印象ですがむちゃくちゃ時間がかかってました。

まぁ時間がかかるのは仕方ないんのですが、ホテルのPickupサービスをお願いしていたのでちょっと申し訳ないという日本人的な感覚があって少し焦ってた感じです。

無事ホテルのPickup担当のトゥクトゥクのおじさんと会ってホテルへ向かいます。そこで娘がかなり感激してました。初めての東南アジアのトゥクトゥクで、テレビで見たことある!って乗り物に乗れるので大フィーバーしていました。笑。

カンボジアのトゥクトゥクは4人乗れるのでちょうど家族では大助かりです。

ホテルへ到着後、まぁお疲れさんってことでラストオーダーギリギリにレストランへ滑り込んでお疲れさん会。

ヤモリはいっぱいいました。あと蚊も。笑。

ビールはアンコールビール。ホテルは高くて大瓶で$4。日本よりちょっとだけ安いくらいかな。

お兄ちゃんすぐに下痢になったので思えばこの春巻きかな?笑。生野菜は気を付けましょう。野菜はOKでも使ってる水がダメな場合が多いので。(ってお兄ちゃんのオーダーした揚げ春巻きを訂正して、この生春巻を頼んだのは私なんですけどね~笑)

さて明日はいよいよ、いきなり本命のアンコールワットへ。



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