日本最古の正史「日本書紀」で日本建国の地と記された橿原。橿原神宮と石舞台古墳へ。
某日、奈良に行ってきました。
最終日のこの日、簡単に回って帰宅になります。まず向かったのは、橿原神宮前駅。
橿原神宮
名前の通り「橿原神宮」に行くんですね。橿原神宮は駅から歩いて10分もかからないくらい。相変わらず朝いちばんなので人は少な目です。
静かな朝です。少し地味に見えるかもしれませんが、何と言ってもここは、第一代神武天皇と皇后を祀ってるんです。
いやいや、なんとも言えないすごさ。日本最古の正史とも言われる誰もが知ってる「日本書紀」で、日本建国の地と記された橿原です。確かに飛鳥時代の前はもう古墳時代なんですよね。飛鳥時代の後半は、ここ橿原に都があったらしいので、建国の地とされるのもうなずけます。
飛鳥時代の後半、橿原の藤原京で法で国を治める律令国家として始まり現在に至るという、確かに日本建国の地ですね。
本殿は1855年建造らしいのですが、京都御所からの移築らしいです。そうなんですね、橿原神宮は結構新しくて、創建は1890年(明治23年)なので歴史からすると少し前。日本書紀の記録にもとづいて創建されたそうです。
主祭神は初代天皇の神武天皇ですからね。明治からの事実上の国教の流れに沿って創建された神社って事になるそうです。(他には靖国神社や平安神宮など)
朝から、結構近所の方がお参りに来てるのが印象的でしたね。周りは公園になっているので散歩コールにもなっているようです。
長山稲荷社(橿原神宮末社)
その隣には長山稲荷社がありました。
私も地元の人たちと同じように池の周りを散歩していくことにしました。
石舞台古墳
ここからはバスで石舞台古墳へ行きます。本当はレンタルサイクルで周る予定だったのですが、コロナ禍の影響か、駅前のレンタルサイクルはすべてお休みでした。なのでどうしても行きたかった石舞台古墳だけバスで行ってきました。
奈良は長閑です。
入場料を払って入ってみると古墳の中というか、いわゆる古墳のような盛り土はもうなくなっていて、その中身だけが残ってます。7世紀初め頃のものだそうです。曽我馬子の墓ではないか?と言われるそう。
中も入れます。
全部で2300tくらいあるという石ですが、よく重ねられてますよねぇ。
なんだかロボットのようにも見えるんですよねぇ。
まぁ、みればそんなものかってシリーズです。まだ戻りのバスまで時間があるので、もう一つ古墳があるらしいのでついでに向かいます。
都塚古墳
歩いて10分位。
田んぼの中にポツンとありました。これですね。
こちらは古墳っぽく土はかぶさってます。中は入れませんでした。
古墳もよかったんですが、何気ないこの田んぼがきれいで結構癒されます。
ちなみに道路際から先ほどの石舞台古墳は入場料なしでこんな感じで見れます。まぁ高くないので近くに行くことがお勧めです。
人が居るとサイズ感がよく分かりますね。ちなみに石の上にあがるのは禁止です。
という事で、奈良の世界遺産巡りでした。橿原からは名古屋まで戻って新幹線で帰宅です。奈良はほんとよかった。本当は吉野の方まで行きたかったのですが、まぁそれは桜の時に取っておくことに。というか歩き疲れたのでこの日は早めの帰宅にしました。笑。
やっぱり、日本史をまた勉強しよう。
-
5.関西 古墳, 奈良, 社寺