九份の街から登山、金瓜石社から登って半屏山と無耳茶壷山を縦走して勧済堂へ下山しました。
2024年03月19日から7泊8日で台湾に行ってきました。
3日目のこの日は九份のホテルから登山へ出かけます。
山と言ってもそれほど高い山ではなく、だいたい3~4時間くらいで戻れるはずという計画なので、水だけもって出かけます。
で、少しだけ厄介なのが、この日は登山後にまた移動するので荷物を全部もって出かけます。笑。ホテルへ預ければいいじゃんって言われるとそうなんですけど、ね。
まぁどこをどう歩いて、ホテルへ戻って来るかも分からないので仕方ないです。笑。
GoogleMAPで調べて九份のバス停へ。
あ、そうでした。台湾では、GoogleMAPのバスの時間が合ってなかったんです。
で、バス停の時刻表みると、あと1時間くらいバスが来ない・・・。そうか。
歩くと1時間かからずに登山口まで行けそうなので歩いて行くことにしました。(まぁ歩いてる途中で目的のバスに追い越されたんですけどね・・)
GoogleMAPのバスの時間は違っても道路にはもう、絶対的に信頼をしていたんですよね。
ミャンマーのバガンでも民家の裏道みたいなところも歩けたし、ネパールのトレッキングでも全く問題なかったですし。
なので、こんな裏道を歩いても平気だったんですけどね。ただ・・・。
とはいえ、行ってみるか?って数歩歩きますが、100%道じゃない。GPS確認しても間違ってない。オーマイガー。ここはさすがに歩けないです。
参ったなぁ。またバスに追い越されるし。。。
考えて、王道というか、黄金博物館を目指すことに。登山口はいくつもあるので。
次はここから入ります。大丈夫かな?まぁ見ての通り看板も出てますし。
そして、その先で道がなくなってました。まじか。GoogleMapどうした!?
とりあえず、別の道へ合流して、下る方向へ歩いて行きます。で、標識を発見。
この時点でかなり疲れてました。笑。
鉱山跡なのでトロッコの線路が残ってるようです。
台湾の観光客みたいな団体の人が神社の方へ向かってました。金瓜石神社。
どうも日本っぽい神社みたいで、私も少し見てみたいと思ったので向かってみます。
まぁ歩いてすぐだろうって思ったわけです。笑。
そして、ぐいぐい高度を上げていくと今日登ろうと思ってる無耳茶壺山。
そして、無事!?神社への入口を間違えてひたすら登っていきます。
途中で、あー、間違えたなって。でもかなり登ってきたので、ここから下ってから山登りって気持ちはなくなってきたのでこのまま石段で登れるところまで行ってみようって切り替えました。笑。
無耳茶壺山はかなり遠くなってきてるし、なんなら目線から言うと高度もだいぶ近づいてるし。
石段はずっと続いてます。下を見ると、あぁ、ちょっと立ち寄ろうとした神社が見えました。
おばさま方は無事たどり着いたようです。というか、私が標識の字が分からなかっただけですけどね。
行きたいところだったので、寄りたかったのですが、ここも、下山の時によればいいかと思い、そのままモクモクと登り続けます。
で、とうとう、茶壺山とほぼ同じくらいの目線まで登ってきました。暑い、とにかく暑い。そしてこの道がどこにつながってるかよく分からず。
ってあきらめきれずに車道に沿って、歩き続けます。笑。
というのも、茶壺山の隣の山がずごく気になってたんです。GoogleMAPでは表示されないので山の名前は分からないんですけど、どうしても登りたい。
で、車道の先が繋がってるように見えるので、とにかく歩き続けます。水はペットボトル1本。笑。無謀です。
車に抜かれながら歩いてると、とうとう見つけました。
いや、ここまで歩いてきてよかった。ここから見ると分かる通り、茶壺山なんて、もう脇役ですよ。
台湾に来て初めての石の階段ではなく土の登山道。登山っぽいです。
そして歩いてきた道。この右の方から登ってきました。
なかなか壮大です。で、満足度がかなり高くなってきました。なんだ!今日はイケてるじゃん!って感じです。
そして、半屏山からの眺望。
これから下山中に立ち寄る、最初のゴールだった茶壺山と、その向こうに見えるのは、昨日登った基隆山。その麓は九份の街。
ここからみると基隆山が素晴らしすぎて、登っておいてよかったと思います。
結果的に壮大な縦走になってしまいました。天気が良くて低山だから、まぁなんとかなった感じですけど、無謀です。
のんびり歩いて、ずいぶん遠回りしてきましたが、最初登ろうとしていた茶壺山へ着きました。
これでも、普通に茶壺山に登っても、横に見えるでかい半屏山を見たら登ってたでしょうね。
茶壺山の三角点は下なんですが、山頂はここら辺。
危険の文字は読めます。
で、これ、リュックを手に持って這っていかないと通れなくて、しかも左は切れ落ちてるんです。
リュックは台湾旅行中のすべての荷物があるので10㎏くらいあります。
どうしようか悩んでると、向こうから日本語でしゃべりかけられました。状況が分かりました。どうやら危ないようです。
で、少し下って巻き道を行くことにしました。
ええ、登山事故経験者ですから。こんなところでケガしてる場合じゃないですし。
巻いて、茶壷山590m。見えてるのはおそらくティーポットのお湯の注ぎ口あたり。
朝からトラブルだらけだったので、ちょっと凹み気味でしたが、結果、神社下から登って縦走しながら半屏山と茶壷山に登頂して下山するという満足度がすごく高い山行になりました。
よかった。標高は低いです。でも景色は最高ですし、いい山登りだと思います。
さて、ここからバスで駅まで戻らないといけないのですが、相変わらず時間が分かりません。笑。
近くのバスの運転手に確認すると、あの青いバスだ!って言うので、バスの横でひたすら待ちます。
時刻表みたいなものも貼ってますが、よく時間が分かりませんし、もはやGoogleMapの時間は全くあてになりません。
トイレに行きたいんですけど・・・、少し我慢しつつ30分以上かな、待ってると、ふらっと別のところから青いバスが来たので、駅まで行くか?と聞くと大丈夫と言われ乗りました。笑。
他の運転手に案内されたバスは運転手も乗ってなくて、エンジンはかかってます。でも出発する気配なし。
分からん。バスは。
バスの中で、途中から若い女の子が乗ってきます。
運転手とずっとおしゃべりしてて(これ自体は日本ではまず見ないですね)、なにやら運転手がお金を女の子に渡してます。そして爆笑。
ん?興味津々。
何?運転手がお金を乗客の女の子に渡して爆笑。
そうすると、途中のバス停で止まって、ドアが開くと、出前の人が立っててお弁当両手に持ってます。
女の子がお金を渡して受け取ってました。笑。
そういうことか。やるなぁ台湾の運転手。笑。
ちなみに、このまま瑞芳駅へ向かったので、やっぱり荷物を全部持っててホテルへ戻らなくてよかったのです。
バスの運賃は15NTD(約80円)だいたい、一律料金です。勧済堂から瑞芳駅までかなりの距離があるのでとってもお得です。
さて、ここからまた移動して、道東へ向かいます。宿泊地は花蓮市。
そう、これを書いてるのは4月13日ですが、行ったのは3月21日。そして、4月3日に大きな地震が発生した花蓮市です。
つづく。