台北市で一番高い七星山へ登ります。難易度は高くないですが見渡す絶景が素晴らしいです。
2024年03月19日から7泊8日で台湾に行ってきました。
2日目のこの日、向かったのは七星山。台北市で一番高い山なんですが、標高は1120mです。今回台湾で登った山はすべて低山なんですが、その中でも七星山の標高は一番高かったです。
朝の散歩は楽しいです。東京の自宅にいるときはしないですけど、旅行先の時はだいたい歩いてます。誰もいない街をのんびり歩くのは、日中との対比もあって新鮮ですし、朝少し運動をしておなかの調子を整える意味でも効果がありますしね。
七星山への登山ルートなんですが、いろいろある中で、どうやら「小油坑」と「冷水坑」を縦走するルートが一番メジャーなようでした。どちらから登るかはそれぞれなので、私は小油坑から冷水坑へと向かうルートにします。
台北駅から少し離れたところにバス停があって1717のバスに乗ります。他にも108も通るようでした。
ただ、・・・。ええ、これまでの旅行でGoogleMAPは絶対的な信頼をしていたんですが、今回の旅行でもろくも崩れてしまいました。笑。
この日は台北ですが、旅行中どこでも、バスの時刻は全く信じられないというか間違ってました。なので、いつものようにGoogleMAPでルートを検索してバスの到着時刻を見てバス亭で待つということができないんですよね。
この日バス停で待ってて、時間になってもバスが来ないんです。かれこれ30分以上まっておそらく正規の時間になってバスが到着してました。
※先に結論を書いておくと、台湾のバスアプリを入れておけば、正確な時間が分かります。GPSで今どこにいるかも地図上で確認できるので便利でした。
平日の水曜でしたがバスは立ち席がでるほどの混雑ぶり。ほとんどみなさんトレッキングの服です。台湾でもトレッキングは人気だと聞いてましたがまさにその通りですね。
「小観音桟」というバス停で降ります。七星山は一番メジャーな山なのでみんなここで降りるのかと思いきや、降りたのは私一人。運転手さんが、「お前ここで降りていいのか?という感じで言われたんですが、台湾語は分からないので本当は何を言われたのかは不明です。でもなんとなく注意するような言われ方だったのと、降りたのが私一人だったのでちょっと心配でしたが、まぁ大丈夫でしょう。
歩き始めは石の階段なんですが、台湾の登山道はほぼすべてこの石の階段です。
整備されているというのか、観光保護というのか、少し土の上を歩きたいなぁと感じたりしてます。
そして今回の登山。少し大変だったのは移動を続けてたので登るときはいつも旅行中の荷物を全部もってたので重かったです。カメラ込みで10㎏前後です。
なにせ冬の日本から来てますから、冬着(と言ってもフリースとダウン)から登山服から全部入ってますからね。笑。
登山の前に噴火口を見学。近いところで箱根の大涌谷と言った感じです。
そして正規のルートへ戻って登山再開です。
そして硫黄の匂いに注意しながら歩いて行きます。昔ですが十勝岳登っててあまりに硫黄を嗅ぎ過ぎて具合が悪くなったので。笑。
標高はそれほど高くないですけど、景色は抜群でした。人気はよく分かります。
基本見える範囲はぜんぶ山がつらなってますし、下界の音(車とかバイクとかの騒音)は聞こえてこないですし、ほんとに風と鳥の鳴き声だけって感じです。
登りながら七星山はどれだろうって、まぁ見えてる範囲で一番高い山なのでこれですかね。
無事、登頂です。そんなに疲れてはないです。で、1120mとそれほど高くないですが、景色は最高でした。
コンビニで買ってきたおにぎりを2個食べるんですが・・・、お、・・・、砂糖が入ってる。
そうなんですよね、日本だとないですけど、台湾のコンビニのおにぎりは砂糖入りがあるので要注意で、かなり甘いのでちょっと苦手です。
で、七星山は東峰があってこれです。風が強くて体感温度がとっても低いので、おにぎりを食べたらすぐに向かいます。
割と楽しいなぁ。旅先なのでガッツリ登山ってこともなく、かと言って、観光地を巡るだけの旅はもう飽き気味ですし、台北は一通り観光してますし。そんな中、こんなちょっとしたハイキングで見てない台北を体感するのはお勧めです。
ちょうどツバキが綺麗でした。というか、桜とツバキと紫陽花が同時に咲いてました。笑。
無事、計画通りに冷水坑に到着。楽しかった~。
登山道は危ないところはなく、標識もしっかりしてます。登山口には(私が行ったところは)すべてきれいなトイレがあります。ただ山の中はトイレはありません。
地元の人がほとんどで、観光客はほとんどいなかったですね。それも静かな山歩きができてよかったかなと思います。
ちなみに、山でのあいさつの習慣はないようです。日本だと登山中すれ違い時には「こんにちは」って挨拶するのが通常ですが、こちらはすれ違いはモクモクと歩くのみ。ごく一部で「ニーハオ」って言う人がいました。
GoogleMAPのバスの時刻は間違ってるので、いつになるか分からずバスを待ちます。小15というバスです。料金はどれだけ乗っても一律15NTD。ざっと75円。バスの中からは年配の台湾の人が日本語で話をしている声が聞こえてきました。
台湾だと、食事とホテルはほぼ日本と変わらないですが交通費(特にバス)が安いので移動しやすいです。
2日目はこの後、九份へ向かいます。長い一日です。ほんとに親日です。みんな笑顔で親切です。時々日本語を話せる人に会います。ますます台湾が好きになりますね。
つづく。