台中でローカル鉄道の集集線に乗って集集駅まで。駅周辺グルメとお寺めぐり。
2月29日から2泊3日で台湾へ行ってきました。
最終日の予定は色々と悩ましいところでした。台東へ鉄道旅に行く案が最有力だったんですが、どうも少し天気が良くないみたい。
絶景の海岸線鉄道旅を期待していたので、天気が悪いとなると少し悩んで台中へ行くことに変更しました。
フライトは台北の桃園なので、高雄から戻りつつ台中に立ち寄りという感じです。
で、高雄駅で切符を買いますが、特急は満席で途中まで立ち席でした。土曜日って事もあるんだと思いますが、立ち席というか座席ナシの人はかなり多くて、通路も連結部のデッキも人だらけ。なので特急とかだと事前予約しておく方が無難だなと思います。





途中の二水駅。ここで集集線へ乗り換えです。
ただ、問題があって、どうも終点の車埕駅まではまだ開通していなくて途中駅までだそうです。
言葉が通じないので、駅のホームで説明をされても最初はちょっと?って感じでしたが、窓口に行くと駅員さんがこの紙を持ってきて指さしてくれました。ちなみに一日券も販売停止中です。

ガイドブックに途中の集集駅までしか運航していないと記載があったのですが、2023年秋の開通予定と書いていたので、もう復旧していたかと思ってましたが、まだかかりそうですね。
2025年下期って紙には書いてます。あと1年半ってことはずいぶん先なので、来年になってまた状況が変わってるかもしれません。
とはいえ、せっかくなので集集駅まで行くことに。

雨は降ったり止んだり、途中強く降ることもありましたがその時は車両の中で、外で出歩ているときは傘ナシで済みました。一応晴れ男の面目は保った感じです。

日本統治時代に、台湾電力の水力発電所の建設資材の輸送のために敷設された古い路線ということで何かこう懐かしい感じがします。


因みにこの集集線、千葉のいすみ鉄道、静岡の天竜浜名湖鉄道と姉妹鉄道だそうです。どちらも乗ったのはずいぶん昔なのでまた乗りたいと思いだします。




無事に集集駅へ到着。ただ、観光するようなところはないのでしばらくブラブラして戻ることにします。




コンビニのでっかい看板があると、やっぱり海外感が薄れてきますが、あると便利です。駅前は少しさびれた商店街って感じです。お昼ご飯をたべてぶらぶらします。
チャーハンと雑炊と青菜炒め。



GoogleMAPでは珍しく5.0の評価で少し期待して行ったんですが、味はまぁボチボチ。店主がやたら評価5を付けてくれと、しつこく言ってきたので、多分そういう事なんでしょうね。

一か所だけ、歩いて15分くらいのお寺へ行ってみます。
集集武昌宮




結構大きなお寺でした。そしてぐるっと裏に回ると、え?って感じで、地震で倒壊した以前のお寺がそのまま残ってます。

これはすごかった。

この記事を書いてるのはちょうど3月11日で、東日本大震災から13年目です。テレビで久しぶりに震災後の風景をみてますが、日本ではこういった建築物を負の遺産だとして撤去する動きの方が多いようです。撤去か残すか、いろいろ議論はあるんだと思いますが、まじかにへし折れた鉄筋の柱を見ると、地震の怖さを強く感じます。
921大地震は、台湾時間の1999年9月に、台湾中部の南投県集集鎮付近を震源として発生したM7.6の地震。台湾も地震が多い国ですよね。

これにて一通り台湾観光は終わり。台北の空港へ向かいます。
駅舎の中は日本より日本っぽいというか、懐かしい田舎の駅の風情があります。


駅ではクレジットカードが使えず、ちょっとヒヤッとしましたが、途中駅までの切符を買えました。もう見なくなった懐かしい切符です。



帰国のこの日は土曜日だったのですが、新幹線はかなり混雑してて、2本ずらしてようやく取れました。しかも2人別々の席です。少し余裕をもって動いててよかったです。

空港のフードコートで最後の台湾料理。さすがに空港値段で少しお高め。


無事帰国。
親日で日本人観光客も多い台湾。やっぱり楽しいですね。
細かいですが、クレジットカードは集集駅と夜市、ローカルの食堂を除けばほぼ使えましたし、交通網は充実、治安は最高によく、人も穏やか。トイレも清潔で旅行のストレスはほぼなく楽しめました。(私のメインカードはJCBなんですが、どこでもJCB使えました。海外だとほとんど使えないのでイマイチだったんですけど台湾だと大活躍です。)
次回は台東へ行って台湾一周を制覇したいと思います。
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