沖縄のグスク巡り。絶景のニライカナイ橋を見てアガリウマーイの巡礼地の知念城跡へ。
2024/02/01
沖縄の話。
ブログにはあまり書いていない沖縄。かれこれ7，8年前くらいまで仕事でほぼ毎月行ってました。まじめな仕事かというと、仕事半分遊び半分って感じでしょうか。
沖縄大好き！って言う人多いと思いますが、私もその中の一人です。
観光先で言えば、正直行きつくした感がなくはないのですが、石垣島や西表島などの離島はまだ1回しか行った事ありませんし、沖縄本島近辺の離島はまだ行った事がないところばかりです。
そうなんですよね。ちゃんと調べてみるとまだまだあるんですよねぇ。
今回は、最近はまっているお城巡りの沖縄バージョンという意味で古城を巡ってみました。
もともと琉球王国だったって事もあって、本土と比べるとやっぱり違うところが多いので、沖縄に来たなーって感じがしますね。このご時世なので、旅先で人との関りは全くないですが、それもしばらくの我慢です。
知念岬
最初に向かったのは、知念岬。以前も知り合いと一緒に来てました。その時は次回来たときは久高島へ行こう！と誓っていましたが、まだ我慢です。
この日はあいにくの曇り空で、風もビュンビュン吹いてましたが、やっぱり海はきれい。やっぱりいいなぁって。
知念岬から見えるニライカナイ橋。「ニライカナイ」ってよくわからない単語ですが、「海の向こうにある理想郷」という意味があるそうです。
よく絶景で紹介されているのでこの後行ってみます。
知念岬は見ての通りのところですが、きれいな海を見ながらぼーっと過ごすにはうってつけかなと思います。
ニライカナイ橋
そして、先ほど知念岬から見てたニライカナイ橋へ。展望スペースみたいなところがありますのでそこから橋と海をセットで見ることができます。なるおど、これは絶景でしょうね。
橋の上を走ってもよく分からないと言うか、絶景を堪能できないので展望スペースへ立ち寄るのがお勧めです。
知念城跡
知念岬もニライカナイ橋も絶景で有名です。で、そのすぐ先にあるのが知念城跡。
ええ、沖縄のお城巡りの第一弾です。
書いた通り数えきれないほど沖縄に来てても、お城はあまり行ってないんですよね。なので結構楽しみです。
知念城は「12世紀末から13世紀にかけて築城されたグスクの城趾」ってある通り。グスクってのは御城って意味です。
12世紀末頃からなので、今まで見てきた戦国時代のお城よりもずいぶん古いものになりますね。
沖縄のグスクでよく見るというか、違うのがこの石かなと思います。「琉球石灰岩」というらしく穴がボコボコに空いてます。でもざっと1000年も耐えて保存されているという点では浸食等はそれほどないんですね。
きれいに舗装された道路の先に知念城跡が見えてきます。
アーチ門が目を引きます。切り石積みのミーグスク（新城）だそう。
やっぱりアーチ門は斬新ですね。
沖縄のグスクは本土で見てきた戦国時代の城とは違って、戦いに備えた城とは限らず、館や拝所だったところもあるそう。
そういう意味では、あの戦国大名が！みたいなものとは違うんですよね。
それほど広い遺構ではないのですぐに見渡せますが、まぁここが日本か？って言う感覚がすごく新鮮で楽しいです。私は実はヨーロッパには行った事がないのですが、こんな遺構がありそうかなって感じます。
今回いろいろグスクも回りましたが、だいたい海が見えます。どこも絶景です。
おなじみガジュマルの木。
知念城はここ、知念一帯を治めていた「知念按司」という人の居城であった城だそう。ここで城だけ見て戻るのはちょっともったいなく、その先へ進みます。ええ、「知念按司」さんのお墓へ行ってみます。
ウファカル。稲作発祥の地と言われてます。
お墓はウファカルの少し先、ジャングルの中でした。と言っても藪漕ぎみたいな感じではなく、ちゃんと管理されてましたね。
1000年、10世紀経ってもまだ大事に管理されています。なんだかすごいなぁ。静かな時間。この先もずっとこのお墓は大切にされていくんじゃないかなと思います。
戻ってきて、もう一回ぐるっと回って帰ります。
グスク巡りの第一弾としてはなかなかに見ごたえありました。
「東御廻（アガリウマーイ）」の巡礼地と言われてるそうです。アガリウマーイってなんだ？って事ですが、沖縄本島南部にある聖地とされる14ヶ所の事のようです。
琉球の祖神として語り継がれるアマミキヨが「久高島」に降り立ち、本島各地を回ったことにちなんで御嶽に祀られました。 東御廻り(あがりうまーい)」はその霊地を中心に、琉球国王ゆかりの場所などを加えた１４箇所を巡拝する行事のことを言います。
14ヶ所を回るのは大変ですけど、世界遺産の「斎場御嶽」も含まれてるようですね。次回はコロナが収まったころに久高島に行きたいなと思います。
つづきます。