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青春18きっぷ。信越本線の横川駅から廃線跡の遊歩道「アプトの道」を歩いてめがね橋へ。

      2021/06/06

7月21日に群馬県の遊歩道「アプトの道」を歩いてきました。

いよいよこの季節、青春18きっぷです。

って、書いてて恥ずかしいのですが、電車乗り始めたのは今年からなので、乗り鉄6ヶ月です。笑。

なので、「青春18きっぷ」を買うのも、当然使うのも初めて。

で、最初の日帰り旅行に選んだのは、信越本線の横川駅までの往復でした。青春18きっぷの雑誌に乗ってたのでちょっと興味があって、横川駅から廃線を歩いて行けるみたいで、アプトの道と言われてるみたいなんです。

今年で48歳(9月まではまだ47歳)の私は18歳からなんともう30年。貧乏旅行って感じでもないので、赤羽から高崎まではグリーン車に乗って行きます。笑。

一応、気になる値段を見てみると、18きっぷは11850円で5回分です。なので1回(1日)で2370円。

新宿から横川まで2268円なので、往復で4536円です。つまり2166円のお得。往復グリーン車に乗ってもまだお釣りがでる計算です。

休日のグリーン車なのでガラガラ。ロングシートに座って、横向きに進むより、窓から景色を見れるのがいいかな。

もちろん、ビール飲んだり駅弁食べたりもできますしね。

無事に高崎駅へ到着。以前乗った八高線がちょうどとまってました。

高崎線はこんな車両ですね。

高崎からは信越本線で横川駅まで進みます。

進めるのは横川駅までなんですが、調べてみると、いろいろ分断されてるようです。廃止(バス転換)になった区間やしなの鉄道線なんかに移管された区間など。本来は高崎から新潟まで通ってたようです。

そうなんです。この横川駅まで来た信越線ですが、横川から軽井沢までが廃止されてしまったのですが、そこを整備して旧熊ノ平信号場間まで歩けるようにしたのがアプトの道ということなんですね。

横川駅から信越本線、高崎方面。

乗ってきた列車。

横川駅ホーム。

この通り、横川駅で行き止まりです。

アプトの道

では、横川駅から出発です。で、どこ向かえばいいんだろ?笑。

一応、駅出て左にこんな看板があって、辿って行けばなんとなくルートに入りました。

こんなアプトの道なんて・・・って思ってたら、こんな感じでかなりの「歩こう会」みたいな団体さんが歩いてました。かなりメジャーな散策路みたいです。

鉄道文化村の隣を歩いていきます。私は、止まってるとうか飾ってる車両にはあまり興味がないので、鉄道文化村も寄ることはないです。

って歩いてると、ものすごい汽笛の音でこの1車両が進んでいきました。すごい音だった・・・。

最初の見どころの「碓氷関所跡」へ向かいます。

ちょっとアプトの道からそれますが、1,2分で到着です。

群馬はまだあじさいが咲いてました。

遠見(展望台)があると言うのでちょっと登ってみます。

ちょっと小高い丘になってて、鉄道文化村が見えます。

今日は望遠レンズを持ってきていないので寄れるのはここまで・・・。

関所ではボランティアのガイドさんが居て、丁寧に説明してくれました。日本4大関所らしく、箱根、新居、碓氷、木曽。

「入鉄砲」「出女」を取り締まった関所ですが、その背景とか参勤交代とか、江戸幕府と各大名の関係なんかまで教えてもらったので、結構勉強になります。見れば1分で終わりかもしれない関所跡ですが、面白かったです。

ここ、碓氷は当時のものが残っているらしく、これも火事の後だそう。

立派な門も。

機会があれば、他の3つの関所も見てみたいなぁと思いつつ・・・残ってるのかな?ここ碓氷の関所は、明治政府から取り壊し命令が出た後、地元の有志が隠して保存してたってことですからね。

アプトの道に戻ってくると、鉄道文化村からすんごい煙がでてました。火事ではなさそうですし、これSLか?

実は、横川駅からトロッコ列車が観光用に運行されてて、その隣をこんな感じで歩いていきます。

上を見ると、サルが並んで座ってました。笑。

まだ使われているのか?よく分かりませんが、錆まくってる信号機。

見えてくるのが、これ。丸山変電所跡です。パンフレットには旧丸山変電所と書いてます。

ぱっと見、教会のようにも見えますね。

目の前はまるやま駅になっていてこんな感じ。線路はトロッコ列車が走ってます。見ると向こうにすんごく小さい光が見えます。

鉄橋も。これ水平とって写真とってるんです。結構な斜度ですよねぇ。まあアプトの道というくらいですからね。

とうげのゆ駅の手前で待ってると、さっき見えてたトロッコ列車が走ってきました。

横川駅からとうげのゆ駅までは舗装された廃線跡を歩いてきましたが、ここからは線路はなく、ちょっといい感じの雰囲気になります。トンネルはゴールの熊ノ平まで10個。1号トンネルから10号トンネルまであるようです。

これが1号トンネル。

どれもレンガでてきてますが、当時のままのようですね。

トンネルはありがたいことにすべてライトが点いてるので安心して歩けます。じめじめした梅雨の天気ですがトンネルの中は少しひんやりして気持ちいい感じ。

そのあとはひたすらトンネルをくぐって歩いていくだけです。2号トンネル。

途中、碓氷湖によることもできるんですが、私はパス。往復で結構な距離あるくので疲れます。笑。

3つのトンネルが見えるところも。こんな写真撮りながら。

湿気のせいかかなり薄暗いところもあります。面白いのは大人も子供もトンネルに入ると、ちょっと大きい声を出してこだまするのを楽しんでみたりしてますね。

碓氷第三橋梁

で、見えてきました。碓氷第三橋梁、通称はめがね橋。

ちょうど橋の上を歩くような感じになってます。

これレンガなんですよねぇ。パンフレットには、なんと、200万8千個のレンガで作られている日本最大の4連アーチ式鉄道橋だそうです。

長さ91m、高さ31mだそう。レンガで作れるんですねぇ。

う~ん、確かにレンガになってる。

駐車場トイレもあって車でもこれるのですが、これは歩いてきた方がいいですね。

で、一旦ゴールまで目指したいので先へ進みます。6~10号トンネルまで歩いて

しかしめがね橋だけじゃなくて、トンネルもすべてレンガですからね。

到着したのが熊ノ平。

入れませんが、変電所跡。すごい廃墟感。廃墟をあつめた写真集とかもあるので、マニア的にはどうなんだろう?

当然この先も以前は線路があったのですが、遊歩道として整備されているのはここまでになります。いや、正直あまり期待してなかったのですが、なかなか良かったです。めがね橋で折り返す人がほとんどだと思いますが、体力に余裕があれば熊ノ平まで歩くのがお勧めですね。

なんかいろいろ歴史を感じるものがあって、ちょっと見入ってしまいました。

取り壊さず、観光資産として使うってのがいい発想かな。

でもずっとお土産物屋さんもなく、地味です。かなりの人が歩いてたので、ジュースくらい売ってもいいんじゃないかなと思ったりしてました。

横川からずっとゆるい上り坂だったのですが、ここ熊ノ平だけ、平坦だったそうで、単線のすれ違いをしてたらしいです。「平」って言うくらいですからね。

では戻ります。

途中、めがね橋とは別にもう1ヶ所、レンガ造りの橋を見れます。でもめがね橋との大きさの違いは歴然です。

戻ってきて、めがね橋を下から見てみます。(階段があるのであるいて国道まで降りることができます)

人を入れるとサイズ感が分かるかな。

なかなか良かったかな。結構年配の方が多かったのですが、私もリタイヤするとこんな散策路を歩くのかなぁ。

戻ります。

帰りはなんだか足が軽やか!そりゃそうか、だって下りですからね。

途中、すんごい昔の看板。これは昔からですよね・・。

カシワバアジサイ

無事横川駅へ到着です。横川駅は何と言っても峠の釜めしなんですが、ちょっとお腹が減ってなくてそばを頂きました。

駅のホームで食べれます。有名な「おぎのや」さん。次回は峠の釜めしを食べよう!

あたたかいまま食べられる「峠の 釜めし」は、常識をくつがえす画期的な駅弁だったそうで、「日本随一の人気駅弁」だそう。「駅弁=折り詰め」という常識を破ったって事ですが、今でもスタイルは斬新かなと思います。

(おまけ)
ちょうど横川駅にSLぐんまが止まってました。

現役ってすごいですよねぇ。

さてさて、青春18きっぷの日帰り旅。5回(5日)分ありますので、残り4回。どこへ行こうか!



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