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群馬水上の旅。やっぱり谷川に行こう!日本三大岩壁と言われる谷川岳一ノ倉沢の紅葉。

      2021/01/30

群馬水上の旅です。

初日は諏訪峡照葉峡をみて紅葉を満喫しました。

翌日はどこへ行こうかと悩みつつ、空をみると昨日の快晴と変わって曇り空です。なのでって訳じゃないですが、じゃ近場でということで谷川岳へ向かいます。

と、言っても、骨折後のリハビリの身ですから、谷川岳を登るってことはできないです。そこで思いついたのが、一ノ倉沢へのハイキング。天気がよければ(回復すれば)ロープウェイを使って天神平まで行ってみてもいいかな?ってプランです。

谷川岳は、今年に入って3回登ってます。それまでの回数は覚えてないですが同じ山で繰り返し登ってる山としては、八ヶ岳(赤岳)や高尾山もありますが、たぶん谷川岳が一番多いと思います。

そんな谷川なんですが、一ノ倉沢へは行ったことがないんです。まぁ一ノ倉沢は山じゃないですし、同じ方向から谷川岳を見るという意味では白毛門からでいいかなという事もあってですね。

谷川連峰、馬蹄形縦走!厳しい登りの武能岳、茂倉岳を超えて絶景の谷川岳へ。

谷川岳の絶景を見るために白毛門へ挑むも、途中撤退。登山は安全が第一ですな。

登り始めは2シーズンぶりの厳冬期、谷川岳。快晴で何とも壮大な山の景色をじっくり味わいます。

何度か書いてますが、谷川岳は一般的なルート(天神尾根)では殆ど危険な箇所もなく遭難者も少ないのですが、なんと800人以上の死者が出ているギネスに記録される山なんですね。世界の8000メートル峰14座の死者の合計よりも多いってのは有名な話かなと思います。

で、そのほとんどは今回の一ノ倉沢での事故って言われてます。

この一ノ倉沢は日本三大岩壁と言われる難ルートとのこと、私はクライミングはやらないのでよく分からないのですが、知り合いのクライマーに聞いたところ、岩がもろくてボロボロ落ちるので、それが難易度を高くしている理由だろうって言ってました。因みにその知り合いのクライマーさんはここを登ってます。

そんな日本三大岩壁と言われる一ノ倉沢なんですが、当然登るんじゃなく、その岩壁をみるルートを歩くって事になります。

辰巳館

宿から出発。お世話になったのは辰巳館さん。

私は一人だったので素泊まりでお安く泊まれましたが、とってもいい宿でした。特にお風呂ですね。

左下にあるように、あの裸の大将で有名な「山下清」の壁画なんですね。(原画がそうで、実際にこれを作ったって事じゃないです)これは貴重なものらしく、壁一面の風景は結構迫力ありました。

次回、機会があれば家族で2食付きで泊まれればいいかなって思います。

谷川岳一ノ倉沢

ロープウェイは使わないので、白毛門の駐車場に車を停めます。ちょっとガスってるか?ギリギリかな。でも紅葉はこの通りです。

山頂付近の様子は分からないですが、登山口付近はちょうどいいタイミングです。

普段関係ない観光地であれば気にならないですが、ここに来て山へ登れないってのは、やっぱり怪我人なんだなって感じます。

今日は白毛門ではないので、土合橋を渡ります。

橋の上から。一ノ倉沢から流れてくる湯桧曽川の流れ。

橋を渡ってすぐのところから湯桧曽川に沿うようにルートがあります。しばらくは平坦な道。紅葉に見とれつつ歩きますよ。

紅葉の海です。上を見てもどこを見ても紅葉。曇り空が少し残念ですが、それでも圧巻の景色が続きます。

川沿いを歩くってのも気持ちいいです。

ここなんかもうトンネルですよね。

昨日歩いた照葉峡は、車道沿いでしたが、今日は大好きな山の中をゆっくり歩いて堪能できるのでちょっと幸せです。遠くから見る紅葉の山肌もいいですが、まじかに一面の紅葉を見るのもなんとも贅沢だなって感じます。

今の位置。休憩できる広場があります。

白毛門方面。結構上はガスってますが、今日は登頂しないですし、この紅葉が見れればもんだいなしです。

沢を超えて、歩いていきます。

では、続いて進みます。白毛門の方が少しひらけてるところ。かなりガスが下りてきてます。まぁ仕方ないですね。これ、晴れてたらどんだけの絶景なんでしょうね。

ルートは、マチガ沢へ行くルートもありますが、今回はもちろん、一ノ倉沢へ抜けるところまで歩いてきました。ここからちょっと登りになりますが、800mで合流です。

少しの登りを我慢すれば、もう林道に入りますので、ここからものんびり歩いて行けます。紅葉のトンネルです。

ちょうど左下にモデルとなる登山者の方がいますが、この紅葉のサイズ感が分かるかなと思います。はい、とんでもなくデカいんですよね。

右に見えるのは、遭難者をしのぶ記念碑みないなものでした。ちょっと感慨深い思いになります。きれいな花が添えられてました。合掌。

いよいよ一ノ倉沢。大勢のカメラマンが居ました。さすが、日本を代表する紅葉スポットだけありますね。

周りは燃えるような紅葉。

一ノ倉沢。不気味にも感じるガスが似合うかもしれません。

正直、圧巻の迫力でしばらく見とれてました。

ではここから車道を歩きながらマチガ沢へ向かいます。

最後にもう一枚、振り返って一ノ倉沢。

マチガ沢の紅葉。こちらも一ノ倉沢に劣らずすばらしい。

いや~、紅葉でおなか一杯です。

なかなかしっかり歩けて楽しい紅葉狩りでした。昨日の諏訪峡、照葉峡に加えて、今日の谷川岳の一ノ倉沢、マチガ沢。大満足でした。

一ノ倉沢までは舗装路のみで歩くこともできます。その場合はロープウェイの先まで歩いていけばずっとつながってます。今回も子供と一緒に来てる家族もいましたし、なかなかいいハイキングになるんじゃないでしょうか。

あいにくの曇り空でしたが、それを打ち消すほどの見事な紅葉です。ますます谷川岳が好きになってしまいますね。早く元気になって登りたいものです。

ではでは、最後まで読んで頂いてありがとうございます。

今日のルートは一ノ倉沢トレッキングコースとして紹介されてます。歩行時間:2時間30分、距離6.9km、標高差307m。

(おまけ)
さてさて、最高の紅葉を見て、帰る前に食事をしようと思いつつ、お店を探しますが、なかなかなくちょっと大変でしたね。ここ水上ではそもそも食事できるところが少ないのですが、この日は平日でなおさらみなさん、「臨時休業」だとかでお休みなんですよね。探しまくってやっと見つけたお蕎麦屋さんへ入りました。

なんでも黒いそば?ってことですが、10割そばらしいです。麺は太目になってて、しっかりした歯ごたえ。これはちょっと好き嫌いが分かれるかもしれません。

でも天ぷらが最高に美味しかったです。

店内はなにやらジャズが流れてたりとかちょっとおしゃれな感じでした。次回水上に来た時にはまた来たいですね。



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