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谷川連峰、馬蹄形縦走!厳しい登りの武能岳、茂倉岳を超えて絶景の谷川岳へ。

      2021/09/21

前半からの続きです。

谷川連峰の馬蹄形縦走にチャレンジして、白毛門から笠ヶ岳、朝日岳を超えて清水峠まで来ました。

朝は薄曇りでしたが、午後に近づくにつれて、巻機山方面は晴れてきましたね。

ここには立派な避難小屋があります。また開けてるのでテントを張る方もいらっしゃるみたいです。その先に見えるのは送電線の監視所です。

時間を確認すると5時間50分。コースタイムで7時間45分なのでざっと2時間短縮できています。ちなみに白毛門で1時間30分余裕があったのですが、その後は30分しか短縮できていないです。

まぁ私は登りに強いのですが、それ以外はあまり早くないって感じなんです。

それでもこの時点で、ほぼ今日のルートの走破を確信しました。

一応、エスケープルートはいろいろあって、この先で言うと

・清水峠から土合方面へ下山
・蓬峠から土樽駅へ下山(または蓬峠から土合方面へ下山)

って感じです。

これはなんだろう?

上に書いた通り、清水峠から土合方面へエスケープすることができます。今回は歩けると確信しているのでもちろん蓬峠へ向かいます。

まだ5月ですが、コバイケイソウも咲きそうな勢いです。

ここら辺から登山道にずっとバイケイソウがあるので咲くときれいでしょう。さすがにすぐには無理ですが、またルートを変えて歩きたいなぁって既に考えてたりします。

歩いてきた稜線。右から正面の朝日岳までぐるっと半周歩きました。

そしてこれから、七ッ小屋山を超えてこれから歩く稜線です。

右には大源太山。マッターホルンというだけあって、谷川連峰では印象的な山容です。

シラネアオイ。ずっと咲いてます。ここまで大株でずっと咲いてるのを見るのは初めてです。

清水峠からはまず、七ッ小屋山まで登り返しです。これがなかなか着かない。後半戦に入っているので足にも疲れを感じ始めます。

目指す谷川岳まであと半周。まだまだ遠い。

これは・・・、コシジオウレン?

いや~、かなり長く感じました。ようやく七ッ小屋山の山頂が見えてきました。

ここからは山頂標識がこんな板ものに変わります。笑。

山頂では休憩されてる方1名。かるくご挨拶して進みます。

でようやく後半戦の稜線が見えました。まぁ、こんな稜線を歩きたいっていう絶景ですね。

手前の笹の草原のところは気持ちよさそうですが、どうみてもその先の登りが結構きつく見えます。

ちょうど馬の蹄。

シラネアオイ。

何度も何度も写真を撮ってしまいます。

振り返って七ッ小屋山。

アズマイチゲ。ちょこちょこ咲いてました。

こんな稜線ですからずっと歩いてても飽きないですね。

蓬峠、蓬ヒュッテが見えてきました。6月以降は有人だと思いますが。このルートでは貴重な山小屋になりますね。

もう登れないって場合には、蓬峠から土合方面へエスケープできます。まぁここからの登りがきついですからね。

エスケープというか、登山道が網の目のようにあるのはやはり人気の谷川ですね。

まずは武能岳を登ります。正面に見えてて近く見えるのですがここからざっと1時間のコースタイム。

登りはきついです。後半なのでなおさら。

そして休み休み。振り返って馬蹄形を望みます。よく歩いたなぁ。

武能岳の山頂が見えてきました。

きつい登りを超えて、無事に武能岳1759m。ここでも1名ご休憩されてる方がいらっしゃいました。同じ天神平へ向かうようです。

これからきつい登りですからね。

まぁ、そうなんです。

でもちょっと寂しい感じ。清水峠まで来た時点で、まぁ今日は踏破できるなと確信して、七ッ小屋山、武能岳まで登り返しました。

で、ここからですが、茂倉岳の約2時間が最後の厳しい登りです。そこまでくれば一ノ倉岳、谷川岳と続いてはいますがもう最終局面です。

そう、この先の2時間の茂倉岳が最後の難所になります。でもそれを超えればまぁ終わりも同じですから。ずっと思い続けてきた馬蹄形縦走が終わってしまいそうっていう寂しい感じです。

まぁ、そう感じつつ歩きます。見えてる右上が茂倉岳。

最後楽しみますよ~。

しかし、一旦ガッツリ下ります。笑。まぁなんてこったい。笑。

朝日岳。こうやってみると300名山は頷けます。山容が雄大です。

登りがいあります。

だんだん遠くになってる気さえしてきますね。

シラネアオイ?紫?この一株だけ色が違ってました。

振り返って武能岳。雄大です。

一ノ倉岳(左)もはっきり見えてきました。クライマックスです。

と、ハクサンイチゲ。

いや~、ここから一ノ倉岳までよく咲いてます。

ユキワリソウか?

いやほんと、朝日岳から一ノ倉岳まで、歩く人がすくないところにだけ花が咲いているって感じですかね。だって谷川岳に入るとほとんど花見ないですからね。

歩いてきた馬蹄形。

ようやく最後。

無事、茂倉岳。ここまでスタートして8時間。10時間は無理ですがざっと11時間以内で予定通り下山できそうです。

ちなみに、時間は歩いてる時はほとんど気にしてないです。

そして右が谷川岳。左が一ノ倉岳。

谷川岳は全く違った顔です。白毛門から見てた荒々しい東壁とはうって違う山容。南アルプスの爺ヶ岳をみているようです。

ハクサンイチゲは咲き乱れてます。そんなシーズンですね。

馬蹄形。楽しかった!

振り返って茂倉岳。

茂倉岳から一ノ倉岳は雪渓を歩いてすぐです。

無事、一ノ倉岳。1974m。

中芝新道は破線ルートなので注意書きがあります。丁寧ですね。まぁ破線も全然歩けるところもありますし、下山しちゃう人もいるんでしょう。

最後の谷川岳。東壁と合わせてみると左右で全く違います。なかなかこのルート面白いですが、最後のこの絶景で締めくくりですね。

ここら辺から蛇紋岩がでてきて滑りやすくなります。ちょっと面倒ですが、慎重に歩きましょう。鎖場。

ノゾキ。

気を付けて写真撮りましょう!まぁ落ちる人いないと思うのですが。吸い込まれそうになります。

いよいよ谷川岳に近づいてきて、谷川岳主脈縦走路。万太郎から仙ノ倉、平標山まで見えますね。まだ14時前ですが、天気はなんとか持ちそうです。

オキノ耳。

もうここからは観光地ですよ。今までの縦走路とちがってハイカーがいっぱいです。静かな山歩きは終わりです。

オキノ耳とトマノ耳。さすがいっぱい人がいます。

一応写真だけ。笑。ミーハーなので。

オキの耳。

トマノ耳。

西黒尾根。

今回はいつものように天神平へさくっと下山してロープウェイで下山します。

天神尾根からの谷川岳。

無事下山できました。長かったけど、歩き終えてみるとあっという間。でもすごく楽しい山歩きでした。

ロープウェイを降りるとちょうど15時頃。天気ももったし、花も見れて、絶景も堪能できました。

なかなか奥まで入ることは難しいですが、今回の百花繚乱の絶景をみるとほんとおすすめですね。楽しかった~。

歩き終えて、時間は10時間30分で、獲得標高は2,437mでした。これは私が今まで登った日帰りの山で最高でした!

同じくらい近い獲得標高のコースではこんな感じ。

どちらもピストンだったのですが、今回は縦走路です。まぁそりゃぁ縦走路の方が楽しいですよね。またこんな山歩きやりたいなぁ。

扇沢~爺ヶ岳~~鹿島槍ヶ岳
距離 23.69km 獲得標高 2,325m

尾白川渓谷~甲斐駒ケ岳
距離 21.50km 獲得標高 2,351m

2018-05-26 (谷川連峰 馬蹄形縦走)反時計回り:白毛門 1,720m、朝日岳 1,945m、谷川岳 1,977m
白毛門駐車場~白毛門~朝日岳~清水峠~七ッ小屋山~武能岳~茂倉岳~一ノ倉岳~谷川岳~天神平(ロープウェイ)
時間 10:30(休憩も含む活動時間) 
距離 24.91km 
獲得標高 2,437m
※参考CT 15:55

カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1
レンズ:ED 12-40mm F2.8 PRO
靴  :THE NORTH FACE Endurus Hike Mid



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