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大江湿原から尾瀬を一望する燧ヶ岳へ!草紅葉を満喫して尾瀬沼を散策するのんびり登山

      2020/12/11

9月29日、30日で尾瀬に行ってきました。

29日は大清水から入って尾瀬沼ヒュッテでキャンプでした。翌日の30日に東北地方で最高峰の燧ヶ岳(ひうちがたけ)へ登りました!

尾瀬沼ヒュッテでのテントでは寒さ対策のため、ファイントラックのポリゴンネスト6×4と4×3のダブルで準備してました。でも気温はそれほど下がらず起きた3時過ぎには5℃くらい。まぁ、結局シュラフは暑かったです。笑。

今日は尾瀬沼ヒュッテから燧ヶ岳へ登ります。テント装備は重いのでテントはそのまま置いておきます。下山後テントを撤収して下山する予定です。

テントサイトは13時から受付なので13時までには札を尾瀬沼ヒュッテに戻さないといけません。で、燧ヶ岳へ登るコースタイムは7時間58分とだいたい8時間です。そうすると5時に出発しないといけません。

まぁテント装備は置いていくのでコースタイムよりは早く歩けるとは思います。

燧ヶ岳へ

この季節、5時はまだ暗いです。こんな感じ。

もう少し遅くてもよかったのですが、起きて準備できてしまうと何もすることがないのでそのままスタートしました。久しぶりにヘッデンスタートです。まぁ得することと言うといつもの通りほとんど人が居ないので静かな山歩きができることでしょうか。笑

まだ真っ暗な大江湿原から長英新道へ向かいます。真っ暗なんですが、カメラの性能いいですね!ここまで写せます。(ちょっとブレてますけど)

地図をみると「樹林の中のゆるい坂道が延々とつづく」って書いてます。延々とって・・・て感じですが、確かにゆるい登りが続いてました。

樹林帯の中でだんだんと明るくなってくると、少し湿原で景色見てから登り始めてもよかったかなぁなんて思いながら進みます。

草紅葉はピークですが、山側の紅葉はもう少しですね。

で、ゆるい坂道を結構歩いたかなって感じのところで、一合目の標識がありました。おぅ、確かにあんまり登ってないけどまだ一合目なのね?って感じです。

2合目を過ぎたころから、オオカメノキは実だけじゃなくて葉も紅葉してました。

そして太陽の光がでてきました。

一気に元気になりますね。おはよう!って感じで(一人ですが)歩きますよ。

で振り返ると、尾瀬沼が見えるようになってきました。だいぶ登ったかな?尾瀬沼の向こうは日光側です。

看板はちゃんと9合目まで整備されてました。途中からは階段も出てきます。急って程でもないとは思いますが、2合目くらいまでドロドロだったので全然楽に歩けるようになります。

でもう少し進むと山頂が見えてきました。燧ヶ岳は双耳峰になってて、柴安嵓(しばやすぐら、2,356m)、俎嵓(まないたぐら、2,346.0m)が山頂になります。見えてるのは俎嵓(まないたぐら)の方ですね。柴安嵓(しばやすぐら)はその奥になります。

一旦稜線にでれば分岐手前で8合目になります。

さっきから見えてた日光側の展望。正面にどーんと見えるのは日光白根山。

尾瀬沼もこうやってみると、大江湿原の方(左)と小沼湿原の方(右)が草紅葉がきれいに見えますね。

で、ちらっと山頂見えてましたが、8合目手前からはこの展望。右が俎嵓(まないたぐら)なんですが、左は御池岳(登れません)

そして少し左に移ると赤ナグレ岳(登れません)

で今立っているところが、ミノブチ岳で、合計5つのピークがあります。

まだあまり疲れてませんが、もうピークは目の前にきました。マイペースで進みましょう!

厳しい稜線上でよく見るオブジェです。これも見事!

紅葉の始まりで、なんだか山が斑点でおおわれてるように見えます。

最後の登りの取り付き付近。

そしてここまでくると、双耳峰のもう一方のピークである柴安嵓(しばやすぐら)が見えます。山頂付近に刺さってるかのような岩が迫力です。

望遠でアップにしてみると、これですよ?すごいですよね?どう見ても刺さってるようにしか見えません。

振り返って、さっき尾瀬沼を見渡したミノブチ岳のピークが見えます。

そしてでてきましたねぇ。柴安嵓(しばやすぐら)と御池岳の間から至仏山と尾瀬ヶ原が見えてきます。

こうやってみると至仏山の山容もそうですが、尾瀬ヶ原の草紅葉もいい感じで見えます。

さらに山頂付近をアップにしてみると、登山道まできれいに見えますね。

山頂はもうすぐなんで、のんびりと歩いてきた尾根を見ながら進みましょう。

山頂付近は少し岩がつづくので慎重に

無事、俎嵓(まないたぐら)2346mに登頂です。スタートから2時間20分。だいぶゆるいコースタイムで短縮できました。

尾瀬沼方面、日光白根山から左の女峰山までの絶景。少し薄曇りですがきれいですよ~。

で至仏山と今から進む柴安嵓(しばやすぐら)

山頂はこんな感じ。2346mで今から進む柴安嵓が2356mで10m差があるのでか?シンプルな感じです。

鞍部手前まできました。結構すぐに登れます。

これが刺さってた岩!

で柴安嵓(しばやすぐら)に無事登頂!2356mで東北で一番高い山です。

で山頂からの展望は抜群でした。

平ヶ岳

至仏山と尾瀬ヶ原。右奥は谷川岳方面

至仏山から左を見ると、武尊山

さらに日光側をみると、日光白根山

いや~、すこし雲が残ってたのが少し残念ですが、山頂満喫して下山します!

長い下りが待ってます。

ドロドロなので滑らないように気を付けましょう。

無事下山しました!あっという間だったなぁ。下山途中から雲がどんどん取れて行って、この青空!

長英新道分岐から少し浅湖湿原側へ散歩してみます。

草紅葉をもう一度干渉しながら、テント回収へ向かいます。草紅葉ってグラデーションカラーだよなぁ。なんてブツブツ言いながら。

浅湖湿原もきれいですねぇ。

戻ってきて、大江湿原。川の水は透明で魚(たぶんふな)が泳いでます。

燧ヶ岳はやっぱりいい山でした。尾瀬沼から見るのがいいかな。

無事下山。テント撤収です。尾瀬沼ヒュッテからの往復だとコースタイムは7:58なんですが、結構ゆるかったです。5時間かからず10時前なので撤収期限13時まで余裕でした。

時間 4:43
距離 11.95km
獲得標高 728m

最近、獲得標高が1000mいかない山行ばかり続いてる気がする。笑。

なのでって訳じゃないのですが、このまま大清水まで戻るとちょっと早すぎるので、沼尻を経由して、尾瀬沼を周回しながら三平下まで歩いていくことにしました。

尾瀬沼周回、沼尻を経由して三平下まで

浅湖湿原からの燧ヶ岳

そんなにアップダウンないので楽なお散歩です。

尾瀬沼をいろんな角度から見るのを楽しみながら歩いていきます。でもテント背負ってるのでちょっとゆっくりです。

沼尻からみた燧ヶ岳

沼尻休憩所はまだ使えません。工事が続いてます。(沼尻休憩所は、平成27年の火災により焼失したため、当面の間、営業を休止しています。ご注意下さい)

小沼湿原側

だいぶ草紅葉はおなか一杯になってきました。

三平下以外で途中1ヶ所だけ下りれる場所がありました。こうやって尾瀬沼から見る燧ヶ岳がやっぱり一番かっこいいです。

最後、三平下まで到着。尾瀬沼休憩所まで戻ってきて、キーマカレーを頂きます!

あとはのんびり大清水まで無事下山です。尾瀬沼ヒュッテから沼尻を経由して大清水まで

時間 3:15
距離 12.5km
獲得標高 206m(ほぼ平坦)

温泉は、一番近い尾瀬ぷらり館。第一駐車場の真ん前です。500円/大人。いい湯なんですがとにかく狭いです。譲り合いながら入りましょう。

テント泊だったのでできれば夕方と朝の絶景を見たかったのはありますが、終始天気はよくて、最後の湿原散策は文句なしの天気でした。たぶんテント泊は今年はこれで終わりだと思いますが、また来年も計画して行きたいと思います!

尾瀬は10月が一番見ごろになると思いますが、同時に一気に寒くなると思いますので、行かれるかたは防寒対策して下さいね。



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