金色に輝く草紅葉がピークの尾瀬でのんびりキャンプ。静かな尾瀬沼と秋に癒されます
2021/01/31
9月29日、30日で尾瀬でキャンプして燧ヶ岳へ登ってきました。
先週八ヶ岳の本沢温泉に久しぶりにテント泊して硫黄岳、天狗岳を縦走してきましたが、やっぱりテント泊はいいです。今年は1回だけかと思ってましたがなんとかもう1回行けないものかと考えつつ、この金曜土曜の1泊2日が天気よさそうなので行けそうってことで尾瀬に行ってきました。
もともと北アルプスの朝日岳、雪倉岳をテント泊で縦走しようと思ってたのですが、どうも金曜日は雨に雪で吹雪くって予報!えっそうなの?で前線の影響がない東よりの山を眺めつつ尾瀬になったという感じです。
尾瀬は以前もテント泊で燧ヶ岳へ登ってますがもうあまり記憶もありません。たしか残雪期でした。
尾瀬の情報をいろいろ見てるとどうも草紅葉がこの週末でピークを迎えるってあったので、これはいいタイミングになりそうです。
でブログにも書いてますが、新しい相棒のE-M5 mark2を持って行きます!
尾瀬沼でキャンプは予約制!
今回のルートですが、車で大清水まで行きます。そこから初日はゆっくり登って尾瀬沼ヒュッテまで。コースタイムで3時間5分。
で、翌日は、燧ヶ岳へ登って大清水まで下山です。これがコースタイムでちょっと長めで10時間43分です。でも結果を先に書くとコースタイムはゆるゆるだったので、燧ヶ岳へ登って尾瀬沼ヒュッテまで戻った後、沼尻を経由しながら尾瀬沼を回って下山しました。この場合のコースタイムは12時間38分です。
テントは予約制です。気を付けましょう!予約は尾瀬沼ヒュッテです。
WEBから予約状況も分かりますし、そのまま予約できますので簡単ですね!私も二日前に予約しました。当日は13時から尾瀬沼ヒュッテで受付開始です。
大清水から尾瀬沼ヒュッテまで
さてさて、当日はコースタイムで3時間のゆるゆる登山なので自宅はゆっくりでます。7:30出発してちょうど大清水に着いたのは11時頃。これだとコースタイム通り歩いても14時頃なのでテントの受付もできてちょうどいい感じでしょうか。
金曜日の平日なので大清水の駐車場はこんな空き具合(第二駐車場)第一駐車場はさすがに満車でした。
駐車料金は500円/日。二日なので1000円を払います。トイレもきれいです。
ここで標高は1180mですね。いつもの尾瀬の看板からスタートです。
ちょっと(だいぶ?)見づらいですが尾瀬の概要。鳩待峠側から入ると尾瀬ヶ原で、尾瀬沼の場合は大清水から入った方がちかいですね。それぞれ至仏山と燧ヶ岳という2つの日本百名山があります。
もうお昼で日が昇ってるので歩きだしも気持ちいいです。前後だれもいませんし。水の音と自分の歩く音だけです。
途中で気づきましたが、林道ではなくて旧道を歩いてもいいみたいでした。地図になかったのでそのまま林道歩いてしまいました。でもちょっとめんどくさがってそのまま林道進みます。笑。
紅葉が目当てなのでまわりをきょろきょろしながら歩いてますが、右に見えるのは地図から言うとオモジロ山(登れません)。紅葉はまだですね。ちょうど帰宅したら北海道の大雪山の紅葉をやってたのでまだ北東北あたりかな。10月中旬には尾瀬もピークになるんだと思います。
しかし終始水の音を聞きながら歩くのはいいですね。癒されます。
でちょうど一ノ瀬に着いた時には旧道が通れるって看板がありました。
一ノ瀬休憩所はお休みでした。知らなかったのですがこの林道区間をシャトルバスが走ってるみたいです。観光客もいるので便利ですね。今回も外国人の登山客もそうですしアジアからの観光の方も結構いましたね。
で三平橋を渡れば本格的な登山道になります。最近山に登ってこういう橋をみるといつまで管理できるのかなぁって思っちゃいます。北アルプスも壊れかけの橋まだ使ってますし・・・。
ではでは頑張ってまずは尾瀬沼まで歩きます!ここから1時間30分です。
登りもそんなにきつくないです。今日はテント装備なのでゆるゆる登山は気が楽ですわ。
山に登ってるといろんなスタイルの人見ますよね。トレランのようなスタイルでガシガシ登る人も居れば、グループでわいわい登るパターンもあれば、みなさんいろいろ。私もソロの日帰りの時はガシガシ登る方だと思いますがそんなときにまったりキャンプしている方とお話しするとそういう歩きもいいなぁって思いますよ。
そしてありました、以前と変わらず岩清水(いわしみず)。これは超うまい!例えが難しいですが透き通るような味!(意味わからん・・・)
と一人でボケながらゆっくり歩いていきます。おじさんですね。あ、ちなみに今月46歳になりました!
45歳の時にずっと年齢間違えてて46歳だと思って会う人にも46ですって言ってたのでなんだかちょっと得した気持ちです。でも老眼が進んで来て、眼鏡替えました。笑。
木道はちょっと壊れてるところもありますが、基本きれいに整備されてます。
登ってきて、三平峠。ちょっと休憩できるようになってます。展望はないです。1762mなので約600m登ったのかな。ゆっくりなのでそれほど疲れはないですね。
峠を越えてまたしばらく木道を歩きます。そろそろ尾瀬沼が近いはずです。
で、途中から見えました。ちょうどよく写真でみるシンボリックな三本の木のところですね。歩いてる登山者も見えます。なかなか草紅葉が進んでるみたいですね。これは期待できそうです。
尾瀬沼まで来ました。尾瀬沼山荘が左ですが、その先にひろいベンチがあって休憩できるようになってます。とってもいい天気なので昼寝してる人とかいろいろ。笑。
私もここで休憩しながらお昼を食べます。右の尾瀬沼休憩所にはいろいろ尾瀬の情報が掲示してあるので立ち寄りお勧めです。
休憩がてら尾瀬沼へ降りてます。一級河川です。只見川(阿賀野川)水系の最上流みたいです。へぇそうすると河川なんだ~。
で休憩所から先に尾瀬沼に降りることができます。今回周回しましたが尾瀬沼に降りれるところって2ヶ所くらいしかありません。で水辺までくるとドーンと燧ヶ岳が見えます。
休憩所まで来ればもう着いたも同然ですね。ここから尾瀬沼ヒュッテまでは平行移動です。笑。尾瀬沼の周回の中でも三平下から尾瀬沼ヒュッテまでが一番気持ちいいんじゃないかな?
そして木道はこんな感じ。週末になると人がいっぱいなんでしょうね。
湖面も青空が反射してるんだと思いますが見とれるようなブルーです。
散歩みたいなもんですが、一応記録としてはこんなもんです。
時間 2:48
距離 8.22km
獲得標高 565m
テントはヒュッテで受け付けます。場所は早いもん勝ちみたいです。トイレはちょっと離れてて歩いて4,5分のところ。水場もそこにあります。飲料OKですね。
テント場はこんな感じ。奥だとちょっとトイレが面倒ですかね。手前の1番から順番に埋まっていきます。
そして私は8番。一人800円。これはもうウッドデッキですよ。
ペグはさせないので石でいいんだと思いますが、周りのテントみるとデッキの木の間に無理やりペグ差し込んでる人が結構いました。いいのかな?よくわかりませんが私は石を使いました。
で寒さ対策。先日の八ヶ岳でも寒かったのですが、この週末から本格的な秋の天気にって言うのでちょっとビビり気味。先日の八ヶ岳のシュラフはいつものファイントラックのポリゴンネスト6×4。メーカの推奨は0℃~。でも0℃だとかなりぎりぎりです。5,6℃くらいだったら快適だと思います。
で考えたのが、同じポリゴンネストの4×3のダブル。笑。合わせれば10×7になるじゃないか!?ちょっとアホかな?近いので9×6というバージョンだと-7℃~です。しつこいですが、マイナス7℃~ってことはこれがぎりぎりなので熟睡するには0℃前後が快適だと思います。(私が寒がりなのかもしれませんが個人差は大きいので)
尾瀬も0℃近くまで下がるかもってことでこの装備です。でもですねぇ、2つ持って行くと嵩張ります・・・。
ちなみに、ダウンは前回の八ヶ岳で燃えちゃいまして(と言っても幅1cmくらい穴が開いた程度です。バーナーの火の粉がとんだみたいです)パタゴニアに修理をお願いしているので今日はダウンがありません。
尾瀬沼、大江湿原散策
テント張ってもまだ時間が余ります。なので尾瀬沼へ散策へ出かけてみます。長蔵小屋からすぐですね。
ここら辺は大江湿原という場所で尾瀬の草紅葉でも一番のおすすめの場所です。尾瀬ヶ原よりも標高が高く、一番早く草紅葉が見れるスポットになってます。
木々が紅葉するのはこの後でだいたい10月以降ですね。
で紅葉シーズンの対応なのか荷揚げのヘリがかなりの頻度で飛んでました。結構何度も飛んでたんですが各山小屋回ってるのかな?
なかなか東京で仕事ばっかりしてると(私は最近遊んでばっかりですが)季節に鈍感になりますよね。秋はほと一瞬で終わりなのでしっかり遊びましょう!
リンドウ。秋に似合いますね。紅葉にワンポイントの青がいい感じです。
登山に来てこんなにのんびり散歩なんてあんまりないので、たまにはいい感じです。
人数は少ないですがカメラマンが気に入った場所で熱心に写真を撮ります。
正面に見えるのは、さっき見えたシンボリックな木ですね。なんであそこに3本だけ育ったのか分かりませんがよくみる光景です。
夕方になってかなり冷え込んできました。長Tシャツだと寒いです。そろそろ戻ります。
売店でビール売ってます。500ml缶で650円。お菓子とかもあります。今日はちょっと寒いので2本まで。笑。
テント宿泊者が使うトイレ。トイレは超きれい。で前に水場。飲めます。
きれいな夕焼けとはいきませんでしたが、草紅葉はほんときれいでした。ずっと見てて飽きないです。では就寝です。でも寒い。笑。
テントサイトはコテージみたいにプライベート空間が確保されているめったにない贅沢な空間ですね。先週の八ヶ岳と比べてもテント数もすんごい多いです。安心して寝れます~。