戦国時代を終わらせた真田の城、名胡桃城址と沼田城跡を見て群馬の名湯、法師温泉へ。
台湾から帰って来てから、次は少しゆっくりしようかと思って、3月8,9日で群馬県の法師温泉に行ってきました。
法師温泉に行くのは初めてです。で、今回は本当に温泉だけを楽しむというつもりでお出かけです。旅行に行くとどうしても登山だったり、観光だったりと忙しく動いてしまうんですよね。
いつもチェックインはだいたいごはんギリギリのタイミングですし、チェックアウトは未明か早朝、基本は朝食をキャンセル(と言ってもお値段は変わりません)して出かけてしまいます。笑。
この日に行った法師温泉のチェックインは15時、家からだと高速で3時間くらいなので、12時位に出てもいいくらいの距離になります。
昼食をどこで取ろうかと考えて、ウナギへ。
青梅の「うな幸」さんへ。2回目になります。ちょっと寄り道になりますけど、まぁ美味しいんですよね。国産うなぎ(この日は宮崎産)を使ってるんですが、焼き方が福岡出身の私好みなんです。
そして、場所(青梅)が少し遠いからって事もあるのか、お安いです。写真は特上でうなぎ1.5匹、3,300円です。もう青梅に行くか、関越自動車道で出かけるときはなるべく食べていきたい。って感じです。
極上のウナギを食べてから、高速で向かいましたが、ちょっと着くのが早そうなので、法師温泉の近くで以前から行きたかったお城を見てきました。真田の城で名胡桃城址と沼田城跡です。
どちらも城跡ということで天守閣はもちろん、櫓などの構造物はないです。でも、真田太平記を読んだ時から、一度は行かないといけないと思ってたお城跡でして、ちょうどよかったです。
名胡桃城址
戦国時代を終わらせた城と言われてます。確かに北条方が名胡桃を落としたことで秀吉が北条征伐に動いたわけですから、歴史的転換点になる城ですね。この辺は諸説あって、真田太平記でもいろいろと調略については書かれているのですが、真相は分からないですね。
けっこう奥に深い城だったことが分かります。
もともと、真田昌幸の沼田城の支城と言われてますが、奥まで入ると、川を挟んで沼田城側がみえる地形になってます。
沼田城側。
支城って事もあり、とっても小さいお城なのですぐに見て回れます。
沼田城跡
名胡桃を見たので、沼田城にも行ってきました。車で行けば20分くらいで到着します。
広さは全く異なります。
ちょうど高台の位置にあるので、周りがよく見えるようになってます。利根川を挟んで子持山。沼田駅方面。
石垣、石段は当時のものらしかったのですが、近くに行くと立ち入り禁止になってました。
さっきまでいた名胡桃城側の景色。名胡桃城は利根川を挟んで目と鼻の先になります。
お城の見どころって点では、なかなか見ごたえがある城跡ではないですけど、歴史の転換点になった実際の城跡に立ってみるって点ではいい経験になったと思います。もう一回真田太平記を読み返そうかと思いましたが・・・、長いんですよね文庫本全12巻ですから・・。
織田信長の本能寺の変については、よくテレビで諸説検証していたりしますが、ぜひ真田もやってもらいたいですね。
法師温泉
名胡桃城と沼田城をみて真田の歴史を思い出して法師温泉へ向かいます。
なかなか人気の宿なので予約は去年から取ってました。
旅館は国登録有形文化財に指定されているんですが、少し複雑で、指定されているのは本館と別館です。で私が泊ったのはその隣の薫山荘(くんざんそう)。お部屋にトイレが欲しかったのと、少しゆったりした部屋を選んでみました。予算があれば次回は別館(トイレあり)に泊ってみたいです。
本館は一番古い建物で多くの文人が泊ったらしいです。(トイレなし)
見えてるのが別館です。
いい温泉ですし、いい旅館でした。温泉が良くても評判イマイチな温泉旅館は多いですからね・・。法師温泉はサービスも含めて非常にレベルの高い温泉旅館でしたね。
日本国有鉄道の推薦旅館の札。
料理は・・・。まぁまぁです。イワナの塩焼きと天ぷらが冷えて固すぎて食べるのが辛かったです。
温泉は、珍しく、源泉の上に浴槽があります。「自然湧出で、豊富な湯が浴槽の底から湧き有効成分が失われることなく人体に吸収されます。」という事です。
それが、大浴場「法師乃湯」なんですが、実際に浴槽につかると、そこからブクブク温泉が出てくるのが分かります。なにせ、建築されてから100年以上経っているという、貫禄抜群の浴槽です。
ただ、1点残念・・なのは、混浴でして女性の方専用になるのは食後の20時~22時の僅か2時間だけということです。
私は男なので、夜と朝の食事を挟んで合計3回入りました。いいお湯でした。
浴槽は8つの箱に分かれてますが、女性が混浴時間帯に入るのはちょっと辛いかなと思います。
翌日は3月というのに吹雪でした。
こちらが本館。
また来たい温泉です。
-
3.関東 グルメ, 城, 温泉, 続日本100名城