現存天守にして石垣の名城、丸亀城。3段で約37mは高さ日本一の石垣を誇ります。
四国鉄道の旅。
琴平からはJRで高松方面へ向かいます。
アンパンマンか・・・。あまりキャラクターデザインは趣味ではないのですけど。笑。
この日最後に向かったのは丸亀。丸亀うどんの「丸亀」でしょうかね。
私の目的はお城でして、丸亀城を見学に向かいます。
結構歩いたつもりですが・・・、少しだけお腹が空きました。うどんを食べたいので梅うどん。四国、香川県は別名「うどん県」ですからね。
さすが、うどん県を名乗るだけの香川の讃岐うどん。外れがありません。そしてどれも激安。300円~400円くらいかな。
個人的には一人でさっと入って、さっと食べれる感じがいいです。
丸亀城
石垣の名城と言われる丸亀城(香川県丸亀市)です。日本100名城で、現存十二天守の一つです。
うどんを食べ終わって見上げると既に天守が見えてました。おお、これはすごい。なんでしょう、正直それほど大きくない丸亀駅を降りて少してくてく歩くと、異様なほどにオーラを放ってるお城が見えてくるんですよね。
ちょっとワクワクしてくるわけです。
石垣が高いからと言って山城って訳ではなく、標高66mの亀山の上に築かれた平山城です。66mは標高なので、石垣は?と言うと、下端が29.5m、本丸が66.3mってあるので、ざっと37mでしょうか。
石垣は数段になってるので、一段で37mと言うわけではありません。全体で高さは日本一の石垣だそうです。
何でしょう、入るのがもったいない感じもして、大手門の前で写真を撮って満喫してます。
正面が、大手二の門、右が大手一の門。上には天守が見えてます。ざっとパンフレットを見ると、3段の石垣の上に築かれてますね。
ハートの石って書いてましたが、ちょっと無理があるかな。笑。
見返り坂から見る一段目の石垣。確かに石垣高いなぁって感じがします。
ここが石垣の見どころでしょうか。「扇の勾配」ってあります。この上が三の丸北側になってて、石垣の高さは20m以上だそうです。ふーんって感じですが、この石を積み上げていくってのはやっぱりすごいかなと思います。
石垣の上部で反り返ってる様というか、曲線が扇を開いたような形状ってことですね。美しいんですが、石垣好きじゃないと?って感じかもしれません。笑。
三の丸から丸亀駅方面。海も見えます。
そして、三の丸から二ノ丸、天守方面。石垣は(おそらく修復はされていると思いますが)凸凹間が史跡っぽくって良い感じです。
三の丸の端ですが、左に二ノ丸があって、もう一段上に本丸、天守があるんですが、こう見るとすぐ上に見えます。
傷んでますね。
では天守へ。
3層3階の現存木造天守。四国内では最も古い1660年の完成だそうです。約350年前。1867年が大政奉還の年でその200年前。
まだ江戸時代は前期になるかと思います。明治維新の激動、第二次世界大戦を経てなおも現存しているっていう事ですよねぇ。
現存12天守のうち4基が四国にあるんですよね。
そして、案外小ぶりだなぁって見てると、現存木造天守の中では日本一小さいそうです。
中は見学できます。
三の丸はぐるっと囲むようになっているようです。扇の勾配の石垣の上は三の丸の北側だったのですが、今後は南側の搦手口(からめてぐち)から降ります。
駅から来ると反対側になってて、大きな木もありますが、そこから見える石垣は北側とそん色なく見事に築かれてました。
ただ、西側の石垣が残念なことに災害で崩壊してました。崩壊跡もすごいですし、これをクレーンなどの重機で修復する現代の土木建築技術もすごいかなと思います。
クレーンでかすぎ・・・。そして、これを江戸時代に積み上げたという職人技がもっとすごいです。
かぶと石。
ぐるっと回ってきて、最後に大手一の門と天守。
石垣の名城と言われる丸亀城でした。石垣の見ごたえは十分迫力があって、本丸から二の丸、三の丸、その他曲輪まできちんと保存されていましたし、パンフレット等がすごく整備されていて分かりやすかったです。
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7.四国 日本100名城