車旅2)織田信長が築城させたと言われる安土城跡で当時の信長の勢いを想像してみます。
車旅の第2回目です。
第1回目は、「山梨~長野~新潟~富山~福井~京都~滋賀(4泊5日)」と回ってきました。
なので、2回目は滋賀からスタートって事にしてみました。前回のドライブ旅で滋賀は、比叡山延暦寺と彦根城を見て帰って来てましたが、まだまだ見どころがあったのでもう一回行ってみたいと思ってましたし、高速を使えば自宅からそれほど遠くないって事も分かりましたね。(なんだかんだ新東名は運転が楽です)
1回目のドライブ旅を終えて、まぁまた滋賀からスタートして、島根まで行きたいって思ってましたんで、1回目から1ヶ月も間をおかずに出かけてしまいました。2回目は「滋賀~京都~鳥取~兵庫~島根」の5県を回ってます。日曜から金曜の5泊6日になりました。
安土城跡
最初に向かったのは安土城跡です。
跡って言う通り、天守閣などはすべてなくなってます。なので、見どころとしては石垣だったりするのでちょっと地味な感じなんですが、テレビで絶賛されていたこともあって興味が湧いて訪問してみたって感じです。結構ミーハーなんですよね。
駐車場から進むと受付があるので入場料を払って進みます。入口から「大手道」を進むんですが、階段がかなり雰囲気があって、左右に邸宅跡があったりと、想像するにまぁこのお城跡が人気があることが分かりますね。
階段途中で石仏を見つけましたが、この後も上まで途中途中にありました。当時からここにあったものなんでしょうかね。
「大手道」の階段はさすがにコンクリートできれいに整備されてますが、結構長く急だったりします。この時は雨がポツポツ降ってたのですが、車に傘を取りに戻るのも躊躇してそのまま登ってしまいました。小雨でしたし雰囲気に圧倒されたって感じです。
跡地だけ見ると、よく分かりませんが、模式絵を見れば迫力があります。
羽柴秀吉邸跡の少し上からの眺め。まだ低いですかね。ここからぐいぐい登って行きます。
だいぶ昔ながらの石垣が見えてきました。安土城は信長が天下統一を目標としていた1576年に築城させたお城なんですが、なんとわずか6年後に焼失となってるようです。
パンフレットによると焼失の理由は諸説あるようですが、なんともこれだけのお城が6年で失われて、しかもその後もほぼそのままだったという事なのでそんな事もあるですね。
黒金門跡。
おそらくこの辺の石垣は手つかずで残っているところだと思います。木がうっそうと茂ってるだけなので想像するしかないです。通好みですね。
仏足石。比較的新しく見えますが、室町時代中期のものだそう。まさにずっと放置されていたからなんでしょうか。この付近で発掘されたものだそうです。
一気に階段が狭くなります。
信長公本廟。
本丸跡の方へ向かいます。ここも気がうっそうと茂ってるのみです。石垣をみて想像します。
そしていよいよ天守跡へ。
平城なのでそれほど高さはないですが、景色はこんな感じ。
この石もほぼ手つかず。ここは地下で、地上6階、地下1階だったそうで、そうであれば、手主格の最上階からの眺めはかなり良かったんじゃないかなと思います。
ここ最近、松本城や彦根城なんかを見て回っているので、少しは想像できたかな。城跡だと松坂城跡なんかも行きましたが、ここはかなりお勧めですね。
人気なのか(私と同じようにテレビで見たからなのか)結構な人が来てました。
研究によると、防御はあまり重要視されず政治利用を想定したお城だったそうです。
帰りは、三重塔、仁王門の方へ向かって行きます(順路があります)。階段ばっかり写真載せてますが、まぁこのお城の広さが分かるかなと思います。
展望台からの眺めと隣にある三重塔。三重塔は室町時代のものだそうで、1454年建立だそうです。約570年前。(その後ここに移築されてます)
そして仁王門は1571年建立。(その後ここに移築されてます)
それほど大きな仁王門ではないですが、なかなかいい迫力です。そしてそこから見ての通りのむちゃくちゃ急な坂を下って行って受付まで戻ります。
お城はすごく大きくて、残っている石垣から想像する城や天守閣は壮大なものだったと思います。少しだけ、信長が天下統一を目指していた時の迫力を感じることが出来たかなと思いますね。
この先、もう少し研究が進めばCGでもいいので仮想で実物をちょっと見てみたいかなと思います。(当時実際に城を見たと言う宣教師ルイス・フロイスという人が残した記録(絵)で外観は分かります。)
多賀大社
安土城跡から向かったのは多賀大社。近いです。
この日は日曜なので大勢の人で賑わってました。私のブログにしては人が結構入ってます。
多賀大社もでかいんですよねぇ。
「お多賀さん」の名で親しまれる滋賀県第一の大社なんですが、古事記に記載があるほどの古い歴史があります。一度お参りしておこうと行ってきました。
太閤橋。この橋一応渡れますね。私も渡りました。
安土城跡でかなり興奮してたので、若干お疲れ気味のままお参りして次へ向かいました。
続きます。
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5.関西 日本100名城, 社寺