絶景ニュージーランド(その5)フッカー氷河&タスマン氷河。厳冬期トラックでみた人生最高の絶景!
2024/02/01
8月10日 羽田からオークランドへ(オークランド泊)
8月11日 クイーンズタウン観光(クイーンズタウン泊)
8月12日 ワナカ湖観光(マウントクック泊)
8月13日 テカポ湖観光(マウントクック泊)
8月14日 マウントクック観光(テカポ湖泊)←ここの話
8月15日 クライストチャーチ観光(クライストチャーチ泊)
8月16日 クライストチャーチから羽田へ
フッカー氷河、フッカー氷河湖
前日は残念ながら雨だったのでトレッキングの予定を変更してテカポ湖へ遊びに行ってきました。で今日の天気にかける!なんて。
でもですねぇ。夜中にちょっと起きて外をみると、ガンガン雪降ってて、道路一面真っ白に積もってます。う~ん、そもそも移動できるのか?なんて考えながら朝を迎えました。
ちなみに、調べてみると年間平均降水量は4000mmで降水日数は149日。要は年間で半分近くは雨ってことみたいでそれくらい不安定な天気みたいデス。なのでマウントクックを見ることができるかどうかはかなり運に左右されるようです。
アオラキ/マウントクック国立公園は世界遺産に登録されてます。
前日スーパーで買ってた朝食で朝を済ませて、外を見るとどうやら道路上の雪は溶けてるみたいデス。凍結していなければいいんですけど。チェックアウトしないといけないので、まずはハーミー・テージホテルを出ます。運転してみるとなんとか凍結はしてなさそうです。(チェーンは借りててよかった~って思いました)
そして相変わらずガスが低いところまで降りてて、草原はこんな感じ。
どうしたもんか、家族で相談です。まぁ私は歩きたい訳ですけど。一応レインウェア、登山靴は準備してますし、必要に応じてスパッツも軽アイゼンも持ってきてます。昨日のガイドの話ではフッカーバレーまでは滑り止めなしでOKとのことでしたが、昨日からの雪でどうなってるかは分かりません。
静かに話をして、よっしゃ!行ってみよう!ってことになりました。やったぜ!
ではでは、行きましょう!フッカーバレーのスタート地点はハーミー・テージホテルから車で10分かかりません。
近づくにつれてこんな感じです。私は冬山も登るので結構盛り上がってきました。なにせ雪景色は夏山にはない、本当に特別なきれいな景観がありますので。
多分、昨日登ってたら、こんなきれいな景色じゃなかったと思います。ただ雨が降ってる中を歩ているだけ。ラッキーなことに雨&雪はほとんど止まってパラパラって感じまで落ち着いてます。
シーズン中だと混みあんでしょうねぇ。でも今日のスタート地点には車が数台のみ。トイレもあります。
目指すのは、フッカーバレートラック。マウントクックの麓を歩くことができるトレッキングコースで一番人気のトラックです。まぁここを歩かずしてどこに行くって感じですね。ゴールはフッカー氷河湖。ここの看板では1時間35分ってでてますね。だいたい往復で3時間~3.5時間くらいってなってます。
トイレはきれいです。コースを通してここしかないのでちゃんと済ませて行きましょう!
よかったのはお兄ちゃんも娘も山歩きは慣れているので文句は全くないです。というかかなり楽しみにしている様子。いい教育ができてます。笑。話ながら楽しくスタートです。
まぁ、なんて言っても平坦ですからね。登山って言うほどのものでもないです。
見た感じすごく寒そうですよね。山登ってると分かるんですが、動いてる限り寒いってことはほとんどないです。(ちゃんと服装は考慮してます)だいたいTシャツ+長Tシャツ+フリースで十分。風がある場合は+ハードシェル。
歩いてるとやっぱり景観は日本と違いますよね。植生が違うからだと思いますが、なんだかほんとに不思議な気分です。で、やっぱり雪降ってた方がきれいです。
トラックからはこんな感じでハーミー・テージホテルが見えますね。
トラックは完璧なまでに整備されてます。多くの観光客が歩いてるとは思いますが、乱れてもなく、ごみも当然皆無。
歩き始めてすぐに展望台へ到着です。Muller Lake Lookout。
そしてまずは最初のびっくりです。度肝を抜かれる絶景。う、きれい。きれいすぎる。まだ上はガスガスですが、それをもっても雪をまとうミューラー湖。氷河が溶けたすぐの水でミルキーブルー。
ちょっと引いてみて撮ります。これだけでもほんと大満足!って言いたいですけど、フッカー氷河は絶対見たいので先へ進みます。
展望台から下をのぞくと、第一の橋が見えました。橋は合計3つあります。
橋には残念ながら20人までになってました。笑。まぁ20人の制限があるくらいなので結構揺れます。でもしっかりしてるので危険は全くないと思います。
湖の横を通過していく感じで進みます。どうもこの先の先が氷河みたいなんですよねぇ。ミューラー湖も氷河湖っていいますし。
誰かが作ってました。日本じゃないですからね。雪だるまじゃなくて、たぶんキーウィ(ニュージーランドの鳥でニュージーランドのシンボル)
楽しいです。ほんと、奇跡的な雪って感じるようになりました。子供たちもほんと大満足。こんなの二度と見れないんじゃないかな?ずいぶん先に第二のつり橋が見えます。
そしてこれも20人制限。雪積もってますが、木の床の上には滑り止めの針金が巻いてあるという徹底ぶりです。安心して歩けます。
3つの橋の中、2つ渡ったので、もう後半戦です。絶景が続くトラックを歩きます。
この左奥の方がフッカー氷河だと思います。絶景です。なんとも表現が難しいです。人も少ない。ガラガラのトラック。
家族でこんなトレイルを歩いたって経験はほんと貴重だと思います。何にも代えがたい経験じゃないかと。こういう経験って5年経っても10年経っても話題になりますよね。
まぁその時に振り返る版としてブログを書いてたりするわけなんですが。
絶景の中に娘を入れてみました。彼女も貴重な体験を楽しんでるみたいデス。ほんと楽しそうに歩いてます。
後少し?か?なんてちょっとまだ見たいかな。娘はもどかしくて走り出します。
空と岩と、トラックが真っ白。境がありません。自分がどこにいるのか忘れそうな感覚です。
なんてこったい、こんな絶景あるのか?そして自分がそこに居られるのか!?目の前に広がるのはフッカー氷河湖、そしてその先にフッカー氷河が見えます。
氷河の端をアップで。肉眼でもはっきり見える氷の中の青い筋です。
ふっと見ると、目の前に氷河から切り出されたでっかい氷があります。
ほんと帰りたくない。全く音がないです。ここに他に3人。ほとんど家族で貸切状態。
写真だと伝わらないのですが、うっすらガスが晴れて、光が湖面に差し込んで、むちゃくちゃ光り始めました。なんてこったい。こんなきれいな景色があるんだろうか・・・。
ほんと絶景を満喫です。雪降っててくれてよかった。冬のシーズンでもこんなきれいなシーンに巡り合えるなんて奇跡じゃないだろうか。
往復で3時間ちょいだったかな。ほんといい経験だったと思います。
そしてそして、これで終わらないぜ!まじで感激しまくって、そのまま別の拠点へ移動します。移動って言っても車で15分位。みんな大賛成!
タスマン氷河、タスマン川
そう、フッカー氷河の隣にはタスマン氷河があります。で車で移動する事15分、駐車場から30分でタスマン氷河、タスマン湖が見れます。ニュージーランド最高!
ここも駐車場のすぐ先にトイレがありますが、その先はないのでちゃんと済ませて行きましょう!
こちらは、片道20~30分位。平坦ですし、まぁお散歩気分です。雨もほとんど止んでます。
相変わらず雲は低いですが、まぁこれはこれでいいですね。その代りなんとも神秘的な景色を見れましたし。
今回は近いですね。この先にタスマン湖とタスマン川があります。
いやほんときれいだった。感動ですねぇ。なんていう経験でしょうかねぇ。ほんとはるばるマウントクックまで来てよかったです。
車の後ろの小川にカモが。警戒心ないですね。全然驚かないですし、逃げて行かないです。
合計でも4時間ちょっとのトレッキングでしたが、次あるかどうかわからないくらいの感動的なトラックでした。ほんと大満足です。
テカポ湖で宿泊
よしよし。では、今日の宿泊先のテカポ湖へ向かいます。(昨日前倒しで遊んでるので今日は泊まるだけ)
テカポ湖はホテルの数が少ないです。空いてるところは1つしかなくて、ちょっとお高いんですが、まぁ仕方なく予約してました。いやー値段相応ですね。
すんごい豪華!これ2階です。40帖以上はあるかな?私も泊まったことのないような豪華ホテルでした。これとは別に1階に2ベッドルーム、パウダールームがあります。
ホテルからみると今日のテカポ湖も雨です。残念ながら世界一の星空を見ることは出来なさそうです。これも楽しみにしていたのでちょっと残念ですが、今日のトレッキングでおつりがくると思います。
夕食は、昨日と同じピザを食べに行きました。まぁ美味しかったので。
でちょっと足りないので近くのスーパーへ。ちょっと気になってたステーキを買います。このフィレで300g、約1000円ちょい。やっぱり肉は本番なので安いなぁ。
そして忘れてはいけないのがニュージーランド産のワインです。おいし!
ほんと今日はこれ以上ないくらい感激のニュージーランドでした。特にフッカートラックは人生経験のないような感激の景色の連続でした。ほんとよかった。
さぁ、残り2日ですが、最終日は移動なので実質明日が最終日です。最後まで遊ぶぜ~。
アオラキ/マウント・クック国立公園で手軽に楽しめるトラックはこんな感じ。中でも太線の2つは手軽で超人気ルートみたいです。
・フッカーバレートラック
・ケアポイントトラック
・セアリーターンズトラック
・レッドターンズトラック
・タスマンバレーウォーク