武田氏滅亡後、豊臣秀吉の命により築城された甲府城とその武田氏の住居であった武田神社へ。
関東近郊のお城巡りです。
甲府城
今回向かったのは山梨県甲府市の甲府城。山梨も観光や登山で数えきれないくらい来てますが、甲府城は知りませんでした。お城に興味ないとそんなもんですね。
駅前の駐車場に車を停めて、線路手前にある山手御門へ向かいます。
立派に再建されてますよね。線路挟んで反対側に甲府城があるんですが、この手前はちょとした観光地になっているようでした。
門の中にも入れて、管理の人もいらっしゃいました。周辺の観光案内もしてくれて助かります。分かったのは、門から出て、線路越しに甲府城跡を見るんですが、天気がいいとその先に富士山がきれいに見えるようなんです。
なるほど、と言うことで少し期待しましたが、かなり厚い雲がかかってて、残念ながら富士山は見えず。
線路越しの甲府城。
線路を渡ってお城へ向かいます。
見えてるのは稲荷櫓。江戸時代には武具蔵(ぶぐくら)として使われていた建物で、復元されてます。
石垣。結構大きいです。ここは歴史的には秀吉天下統一後に築城されてます。武田家が滅亡して、織田信長、徳川家康と続いたようです。
そういう点では、八王子城や山中城のように決戦の舞台になったお城ではないので、少し心安らかに見れます。お城の完成が1600年ころなので、ちょうど400年前ですね。
武田家滅亡の後の築城なんですが、「風林火山」と旗が揺れているのでちょっと戸惑いましたが。
本丸跡まで登れば甲府市内を見渡せます。
鉄門。
武徳殿。
ちょうど梅の季節でした。
甲府城は100名城に指定されてます。よく復元されていて見どころも多いんですが、それほど大きな事件の舞台になった訳ではなく、関ヶ原の戦いの後、徳川家が一門の城として管理し、明治まで続くということです。名だたる大名が・・・って訳でもないので、少し消化不良だったりします。
武田神社(武田氏館)
山手御門の管理の方に勧められて向かったのは武田神社。甲府にある武田神社なので名前の通り戦国時代の名将である武田信玄をお祀りしている神社です。甲府城から車で5分くらいかな。
武田信玄の父、信虎から四男の勝頼まで62年間住んでたそうです。今は神社ですが、曲輪や土塁など中世の城だったわけで甲府城と一緒に100名城に指定されてます。
甲府城が近世の城郭で、こちらが中世。堀や土塁などを見てみると違いがよく分かります。
甲府城は公園として整備されていて親子で遊んでる姿なんか見られましたが、こちらは神社なので参拝される人で結構にぎわってました。
甲府城と一緒に回るのがちょうどいいかなと思います。
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4.中部 日本100名城, 社寺