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「人間一生、物見遊山」そんな生き方をしてみたい。

 

霧ヶ峰。八島ヶ原湿原を散策して、蝶々深山を経由して車山。絶景の山歩き。

      2020/11/22

9月15日。三連休の真ん中の日に霧ヶ峰、車山へ行ってきました。

ゆるいですが、一応登山という事で、復活山行1回目です。めでたい!

2018年7月に北アルプスで下山中に脛骨腓骨(脚の脛の2本の骨)を骨折して、手術してから1年。8月8日に左足にいれていた釘とボルト5本を抜いてから約1ヶ月。いよいよ登山復帰です。

と言っても去年骨折後からは、三頭山、高尾山、御岳山なんかをボチボチ登ってました。でも復活とは程遠い状況でした。はい、そうなんです。

脛骨の中に釘を入れてボルトで固定するって言う手術なんですが、釘が入っている間は、やっぱりズキズキ痛いですし日常生活に支障がないと言えばうそになります。お医者さんはそんなことないはずって事ですけどねぇ。

まぁそれを1年我慢して、先月にめでたく釘を抜くことができました。異物を除いたので足は軽くなりましたし、なにせ、歩く度、足を動かす度にズキズキしてた痛みから解放されてほんとうれしいの一言。

自分の足でちゃんと歩けるってほんと素晴らしいです!

とは言え、まだ膝の曲げ伸ばしには支障があります。

まぁでもかなり回復してきたので、私の考えるゆる~い山から挑戦してみることにしました。

かみさんと一緒です。しばらく?はソロ登山はやらない事にしているので。笑。

ゆるい気持ちの登山だと出発時間もゆっくりで5時半出発。霧ヶ峰の八島山荘をスタート地点にしてそこまで進みます。

途中、Googleナビで進んでると王道ルートとは違う裏道みたいなところを走りつつ、景色のいい展望台みたいな場所を通りました。

紅葉まではまだ少しってかんじですかね。

駐車場に到着したのは9時ちょっと前。今回は八島高原の駐車場からスタートです。

駐車場には仮設トイレがありましたが、紙はなかったので持参しましょう。って言っても観光で来てて紙持参してる人なんていないんだと思いますけど、どうしてるんだろう。

登山(ハイキング)客2,3割で、後は観光客って感じです。海外の方も少なくないですね。個人手配の旅行が増えたんでしょうね。

展望台から見る八島ヶ原湿原。

湿原でやたら多かったのはチョウチョでした。

手前が八島ヶ池で、その向こうに見えているのがこれから登る蝶々深山ですね。

アザミ。

湿原の周りは木道です。きれいに整備されてますので、観光だけの人も結構多かったです。

木道と言っても気を付けて歩きます。ええ、私が骨折したのもなんてことのない木道なので。笑。

あまりにもチョウチョが多いので、だから蝶々深山なんて言うのかな?とか考えてました。たぶん違うと思います。笑。

きれいな高山植物も1年ぶりですかね。ちょっとヨレてるけどハクサンフウロ。

湿原の横を歩くのはなかなか気持ちいいです。このルートを歩くのはたぶん初めて。

霧ヶ峰は一応、日本百名山になってます。でも山がある訳ではなく、いつものように8つの山を総称して霧ヶ峰って事ですね。

今日はその中の蝶々深山と車山になります。で、8つの山の最高峰が車山の1,925mですね。

マツムシソウ。

1年ぶり。去年骨折の直前に、雪倉岳ですんごいいっぱい見て以来です。

オヤマボクチ

リンドウ。

気持ちよさそうでしょ。

トリカブトもいっぱい咲いてましたね。

シダ類がかなり紅葉しててきれいです。

打ち上げ花火。

しばらく進むと、鎌ヶ池が見えてきます。きれいです。

木道から近づけないですけど、癒されますね。

ススキも。

久しぶりの山歩きだといろいろなものイチイチ写真撮ってしまいます。雲が取れてきたかな?

途中、大勢のカメラマンがバシャバシャ撮ってた花の群生。

咲いているのはこれ。

そこに奥霧小屋がありますが、そこから木道を外れて山道になります。

山登りを忘れるくらいずっと平坦な道でしたが、ここから少しだけ登ります。

振り返って、八島ヶ原湿原。

これはなんだっけか。忘れた。

もう少し登ります。

途中のピークに物見石。

物見石から八島ヶ原湿原。

まだ歩き始めてわずかですから休憩なしで進みます。

ここら辺でかみさんバテ気味。なんて体力ないんだ!って嘆いてましたが、私から見るとお腹すいただけじゃ?

物見石からゆるく登り返して、無事蝶々深山1836mに到着です。

バテ気味なので、ここでおにぎりたべて補充です。山頂は広いのでみなさんここで休憩ですね。

これが目指す今日のピークの車山。山頂に見えるのが気象レーダードームです。

休憩してエネルギー補充したので進みます。

これがレーダードーム。

振り返ってこれが蝶々深山。なだらかです。いや~、このルートとっても気持ちいいです。

歩いてる途中ずっと咲いてたアキノキリンソウ。

車山乗越。1815m。

ここからの直登のルートは立ち入り禁止になっていたので巻きながら進むルートです。

トリカブト。

途中からリフトと合流です。ええ、リフトで車山山頂まで行けます。まぁスキー場ですしね。

右上に見えてるのが白樺湖ですかね。

後は観光客と一緒に山頂まで歩いて行きます。ちょっとアウェー感があります。笑。

車山神社。4本の御柱に囲まれてます。諏訪大社と同じですね。

お参りして、山頂標識を探しに行きます。アウェー感強い。

霧ヶ峰の最高峰の車山1925m、無事登頂。

よかった。で、すんごい楽しかった。

ではでは戻ります。歩いてきたルートです。

戻りは、蝶々深山ではなくて、違うルートです。

手前の分岐を左にそれて、車山湿原の方へ。

おお、山頂晴れてきましたね。

車山湿原の方も絶景です。

高低差もなく、登山って言うのは恥ずかしいくらいですが、気持ちよさはすごい。いい山ですね。

車山湿原の方に進めば、登山客はぐっと少なくなります。

さようなら車山!

いやいや楽しかった。途中、美味しそうなカフェがありましたが、楽しみなランチの為に我慢して進みます。

人間ってよく歩きますよねぇ。そして結構な距離を進む。もう車山はあっという間に小さくなってます。

途中、これはお供え物かな?

水が湧いてるところに。諏訪神社?

地図には諏訪神社と書いてますね。諏訪神社境内、旧御射山。

旧ってのは、今は諏訪大社の手を離れてるらしく、正確には「霧ケ峯本御射山神社」だそう。

ちょっとドキッとする大木の脇を通ります。

湧水も湧きたてだときれいかな?コケがとってもきれい。

さてさて、八島ヶ原湿原の反対側に合流して、木道を歩いて戻ります。

行きよりも湿原がきれいに見えるのは気のせいか?

サラシナショウマ。

少し紅葉の湿原。

オヤマボクチ。

ワレモコウ。風が吹いてなかなかうまく撮れない。

植生が豊か。

ユウガギク。

ヤナギラン。

オヤマボクチは大好きなんですよねぇ。

サラシナショウマの群生。

戻ってきました。

登ってきた車山。もう遠い向こうです。これでもほぼコースタイム通りでざっと4時間半くらい。

アップダウンも少ないのでとっても歩きやすい山でした。確か違うルートですがお兄ちゃんを背負って歩いた記憶があったかな・・・って思って見てみたらこの写真が発見されました。

かれこれ17年くらい前か?

いやいや登ってましたね。うしろに見えるのは物見石。お兄ちゃんかわいい。娘が生まれる前だから1歳ちょっとでしょうかね。よく担いで山に登ってました。懐かしい。

この日も子供背負って歩いてる家族いっぱいいました。山が好きでたまらないんでしょうね。

なかなかいい山登りでした!



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