やりたいことをぜんぶやろう!気ままな人生

「人間一生、物見遊山」そんな生き方をしてみたい。

 

続・奥秩父主脈縦走。雁峠から将監峠までの地味な山歩きも、最後の西御殿岩からの絶景でご満悦。

      2020/11/22

5月5,6日で奥秩父主脈縦走にテント泊縦走へ行ってきました。

って、この前もそうなのですが、前回はゴールデンウィークの前半で西沢渓谷から徳ちゃん新道で甲武信ヶ岳へ登って、笠取山まで歩きました。

今年初めてのテント泊縦走でちょっとお疲れ気味だったり、まったりビール飲みたくなったりという感じで、3日目で笠取小屋から下山するルートに変更してました。

で、帰って来て、残りのルートをいつか歩きたいなぁって考えていたのですが、ゴールデンウィークの後半戦でさっそく歩いてきました。笑。

前半の2泊3日のテント泊縦走のルート

(1日目)西沢渓谷入口~木賊山~甲武信小屋~甲武信ヶ岳~甲武信小屋(テント泊)
※参考CT 5:45

(2日目)甲武信小屋~木賊山~破風山~雁坂嶺~古礼山~笠取山~笠取小屋(テント泊)
※参考CT 7:57

(3日目)笠取小屋~ヤブ沢峠~白沢峠~白沢橋
※参考CT 3:30

で、今回あるいた行程はこちら。ちょうど笠取山から元のルートへ戻るって感じです。

今回の1泊2日のテント泊縦走のルート

(1日目)新地平~雁峠~笠取山~唐松尾山~西御殿岩~将監峠~将監小屋(テント泊)
※参考CT 7:57

(2日目)将監小屋~飛竜山~三条ダルミ~雲取山~鴨沢
※参考CT 9:27

ほんとは、別のところへ歩きたいなぁといろいろ考えていたんですよね。去年のゴールデンウィークは、燕岳へ登ってます。

で今年もアルプスどっか行きたいなぁというのが本音だったのですが、渋滞予想をみると最終日までばっちり渋滞予想になってます。去年は最終日はガラ空きだったんですけどね。

で、電車で、予約なしで簡単に行けて、そこそこの行程をテント泊縦走できるところ?って考えて、じゃ、続きを歩こうって事になりました。ハイ。

まぁすぐに同じ山域に行くのも悪くないかなぁ。

私は結構続けて登ったりしますので、行ったばっかりとかあまり気になりません。

電車やバスの時間も前回調べているので、準備も楽でした。

で、前回と同じように、塩山駅8時30分発のバスに乗るために40分くらい早く塩山駅へ着いたのですが、その日はむちゃくちゃ人数が多くて、早めの到着が正解でした。

後ろの方はバスの中で立って移動になってしまっていたので1時間弱はちょっとしんどいですよね。

今回の登山口は西沢渓谷ではなくて、その一つ前の新地平です。ちょっと出発が遅れたので9時30分過ぎにスタートです。

今日のコースタイムはざっと8時間。コースタイム通りに歩くと17時30分過ぎになってしまうのでちょっと遅くなってしまいます。バスの始発なので仕方ないですが、少し時間を短縮しながら歩きます。

バスを降りて反対側の車線で西沢渓谷方面へ少し歩いたところに舗装された林道入口への登山口があります。

少し歩くとゲートがあって、注意事項がかいてあります。トレランは禁止になってますね。

今日はここから林道をずっと伝って、雁峠まで登ります。そこからは前回のルートへ合流という流れです。登山口から雁峠までのコースタイムは3時間。マイペースで登って行きましょう!

しばらくは地味な林道を歩いていきます。

割と歩かれてるルートだと思いますが、私のバスで降りたのは2人、全部のバスでもたぶん5人未満で、他の人はそのまま西沢渓谷へ行きました。バス停の混雑を考えると、まぁマイナーですね~。(1/3くらいは手前の乾徳山で降りてますね)

その分静かな山歩きにはうってつけだと思います。

しばらく川沿いを歩いていきます。この土日も快晴の予想です。

川の水はすごくきれいです。ちらっと見るだけでも癒されながら歩けますね。

ずっとそれほどきつい登りじゃないので快適な山歩きです。

新地平が1065mで、雁峠が1783mなので、ざっと標高差は700m。

新緑なので、山も濃い緑と薄い緑と茶色と・・。遠くにたぶん今日歩くだろう稜線が見えてきました。

途中、桜とツツジ。

そしてオオカメノキ。

途中何度も渡渉箇所があります。

そして、なんと途中の渡渉箇所で、キラキラ光るものが見えました。金ですよね?たぶん。笑。

なんか一人でドキドキしながら歩いてます。笑

因みに、橋とかいっさいなかったので、基本、場所を選んで渡ります。水深が深いところとか注意しないといけません。

バイケイソウもいっぱい株がありましたが、花はまだです。

葉はきれいですよねぇ。夏が待ち遠しいです。

川と別れて徐々に山深くなってくるかな。ほんとほとんど人と会わず。

そしてこんな気持ちいい斜面を歩いていきます。そうすると

GPSで確認するとどうも、あの上が雁峠みたいです。

いや~、これほんとこれ、気持ちいい。山をガツガツ歩くのもいいですが、のんびりハイキングって感じです。

左が燕山(つばくらやま)から降りてきたところかな。

そして、右に先週登った笠取山の斜面が見えてきました。

無事に雁峠に到着です。そして前回の奥秩父主脈縦走のルートへ合流です。

コースタイムは3時間でしたが、それほどきつい上りでもなく、2時間で到着できました。1時間時間稼げましたね。

この時点で到着予定は16時すぎ。

燕山側。

そして雁峠から見える絶景。

ここはまた来てもいいなぁって思えるルートです。

前回、古礼山で会った方が「道の駅みとみ(西沢渓谷)」を起点にして、雁坂峠から雁峠歩いて戻るって言ってましたが、その区間がこの縦走路で一番気持ちいい山歩きじゃないかなと思います。

では、そのまま笠取山へ向かいます。

たぶんここまではほとんど人に会ってませんが、笠取山だけは賑わってるんだと思います。

雁峠分岐までの道。ここも気持ちよさは続いてます。

分岐に来ると、前回同様に笠取山の登りが見えます。

でも、前回というか先週登ってるし、今日はなるべく早く歩かないとテント場(将監小屋)まで遅くなってしまうしっていう理由で巻いていきます。

そう、主脈縦走のルートでは、笠取山は巻いて歩けるんです。そう。

登らない気持ち90%くらいだったのですが、なんだかちょっとやっぱり・・・。って思いつつ、やっぱり戻って登ることにしました。アホですね。

山頂直下は結構な斜度です。左へ行くと(前回左行きました)岩掴みながら登るようなことになるので右のルートへ行きましょう。

きつい登りですが、それほど長くないです。で、やっぱり登るとみはらしがいいので、正解かな!

笠取山。右に大菩薩。

やっぱり笠取山では結構な人が登ってます。で、私は縦走なのでその先へ進みます。

でも?結構な人数が縦走路へ歩いていきます。あれ?みんな縦走?な訳ないんだけど。シャクナゲの間を進んでいきます。

いや~、知らなかった。山頂標識の2つ目がありました。ちょっとだけ双耳峰みたいになってるのかな?

最初の標識は山梨県ので、次のは埼玉県のもの。ほんとイマイチ。

少し調べてみると山梨県の標識の方は標高は書いてなくて、埼玉県の方にはちゃんと1953mって書いてます。

どうも、ほんとうの山頂は埼玉県の標識がある奥の方みたいなんですね~。まじですか?って感じですよ。

でも本当の山頂は展望がないので、手前の山梨県側の標識のところで写真撮ったりしているみたいです。

私は過去2回登頂できていなかったことになりますわ。イマイチ・・・。

まぁ、でも笠取山まかずに登ってよかったです。

本当の山頂を超えれば人はほとんどいなくなります。この先は分岐もなく、将監小屋に泊まるしかなく結構時間かかりますからね。

ここからはずっと富士山と大菩薩の景色をチラチラ見ながら進みます。

そしてチラッとこれから進む先の稜線が見えました。初めて歩くルートですが、おそらく見えてるところが将監峠だと思います。

今日のルートは展望は結構イマイチです。笠取山を超えてからは地味です。それは前回も同様ですがさらに地味です。笑。

でもたまーに、

これくらいは見えます。将監峠の手前に見えるのが西御殿岩ですかね。

この時点で西御殿岩は登らないと決めてました。地図では往復で35分って書いてます。眺めがいいって書いてはいますが・・・。

また樹林帯に入って、もくもくと歩きます。

私はせっかちで短気で落ち着きがないって子供のころから言われてましたが、同じこともくもくとやる山登りはよく飽きないなぁ。笑。

この地味さで奥秩父の好き嫌いが分かれるのかな。今日のルートで、笠取山から先、唯一の山頂の唐松尾山に無事到着。2109mです。

展望はありません。なので山頂標識の写真だけ。

で、西御殿岩の分岐に来ました。見落としてしまいそうな小さい標識があります。

で、見ての通り、15分(片道)って書いてます。

なんだろう、心理的なものですが、往復35分と地図にあるのですが、15分と書かれると、登ってみるか?って気になりました。笑。

ほんと行かない予定でしたけど。でも分岐は狭くてザックを置いておくスペースもありません。仕方ないのでそのまま担いで登ります。

疲れてるからか、結構しんどい登りでした。

登っても登っても着かない・・、みたいな感覚です。やめときゃよかったかな?

最後の登り。ヒコーキ雲見ながら休憩してると、降りてきたお姉さんが、絶景ですよ!って教えてくれます。

ええ、絶景でした!これはこのルートで一番いい眺めです。ここは登らないと損ですね。ほんと頑張ってよかった!

西御殿岩、2075m。

笠取山から歩いてきた稜線。奥がさっき登った唐松尾山ですね。

右奥に見えるのが雲取山。明日はあそこまで登って鴨沢へ下ります。

富士山に大菩薩。

和名倉山(わなくらやま)方面。

和名倉山は200名山みたいデス。恥ずかしながら知りませんでした。

奥秩父の山の同定はなかなか難易度が高いです。一緒に登頂した方に教えてもらいながら確認しました。

いや~、今日は西御殿岩に登るために来たって感じですね。ここはいい場所だと思います。

山の紳士の分岐から将監小屋までもう少し。

少し日が落ちてきてますね。ここから小屋までのルートもとっても気持ちいいですよ。歩ききった充実感ですね。

途中、桜が咲いてます。

こういうのんびり休憩したいようなところを通りながら、小屋へ向かいます。

将監峠。なんて気持ちいいんでしょうね。

奥秩父主脈縦走のルートでは、雁坂峠、雁峠、将監峠っていくつも峠がありますが、どれも気持ちいいです。

峠のすぐ下に将監小屋があります。着いた~。

一泊二日にしてはいろいろ詰め込んだザック。バルトロ65。

雁峠までの気持ちいい山歩きに、樹林帯をひたすら歩いてご褒美とばかりの絶景が見えた西御殿岩。なかなか充実した山歩きでした。

西御殿岩から同じペースで小屋まで来たおじさんに明日のルートを聞くと、和名倉山へ登ってそのまま秩父湖へ降りるそう。

地図をみると、破線ですけど?って聞くとちゃんと目印もあって大丈夫みたい。テントで隣になった女性の方も翌日は和名倉山へ登るそう。

え、そうなんだ!なんだかよさそうなルート。バス便も秩父湖からいっぱいあるみたい。

明日ルート変えて、和名倉山登ろうかな?なんて考えてます。ルート途中で変更できるのもテント泊縦走の楽しみですし、まぁ明日行く雲取山は何度も登ってますし。

どうしよう。笑。

将監小屋はテント泊で一人1000円。ビールは500円。今日は前回と違ってちゃんとおつまみとか買ってきたのでグビグビのんで19時前には就寝です。

明日どうしよ?

2018-05-05,06 (奥秩父主脈縦走)笠取山 1,953m ~ 雲取山 2,071m
(1日目)
新地平~雁峠~笠取山~唐松尾山~西御殿岩~将監峠~将監小屋(テント泊)
時間 5:50(休憩も含む活動時間) 
距離 15.48km 
獲得標高 1,189m
※参考CT 7:57

カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1
レンズ:ED 14-150mm F4.0-5.6 II
靴  :ラ・スポルティバ トランゴタワー GTX



 - 4-八ヶ岳・秩父・多摩・南関東 ,