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原生林に咲くアマギシャクナゲを見に伊豆の長九郎山へ。山頂彩るシャクナゲは一見の価値あり!?

      2020/11/22

2018年5月12日に伊豆の長九郎山へ登ってきました。

はい、そうです。金曜日に愛鷹山へ登って帰ってきたのですが、きれいなツツジに魅了されてしまい、こんな山登りでどっかないかな?と。

といいつつ、候補として少し前から挙げていたのが、伊豆の松崎町にある長九郎山です。

こちらも(失礼ですが)地味な山なので今まで登ったことがありません。山頂まで短い、展望なしの山です。

ただ、5月だけは別で、シャクナゲがきれいということなので、行くなら今!って感じですね。

正直この時期、シャクナゲはどこの山にも咲いていると思います。で、シャクナゲもいろいろあって覚えきれないのですが・・・。

ここにはアマギシャクナゲという種類が咲いてます。天城山でも長九郎山はアマギシャクナゲが咲く南限ということらしいです。

愛鷹山のアシタカツツジに続いて、長九郎山でアマギシャクナゲを見る!っていう事になんだか惹かれて翌日も天気だったので朝から出かけたって感じです。

ただ、まぁ遠い。距離にして200km切るくらいなんですが、高速インター降りてから伊豆の峠を越えて松崎町まで行かないといけないので3時間以上かかってしまいます。

朝3時半にでて、駐車場に到着したのは7時過ぎ。最近朝早くから登山に出かけてなかったので、ちょっとお疲れ気味です。笑。

長九郎山に登るルートは3つあるのですが、大沢温泉からのルートは途中崩壊ヶ所があるらしく通行止めとなってます。

池代には駐車場があるらしいのですが、5台程度とのことで、必然的にみんな宝蔵院からの登山になるんじゃないかと思います。

長九郎山に登るルート

1)池代から山頂(歩程片道約2時間35分)
2)富貴野山・宝蔵院から頂上(歩程片道約2時間)
3)大沢温泉から頂上(歩程片道約2時間45分)

宝蔵院の駐車場は33台(なんか中途半端?)止められるらしい。でも行ってみると私が2台目でした。笑。

あれ?土曜日の晴れ予報なのに、なんか少ないなぁ。これは後でなんとなく理由が分かります。

駐車場は富貴野山になっていて駐車場の裏からはこんな展望が望めます。

見ての通り晴れとうか薄曇りで展望は真っ白ですね。

先行者一人?という感じで駐車場から出発するのですが、すぐ下にきれいなトイレがあります。

これはありがたいですね。

駐車場は林道の最奥になってます。その先が宝蔵院になっているので、まずは林道をそのまま少し進みます。

階段を登ってスタートです。

苔むしてる感じが雰囲気あってよさそうに見えますが、人気がないので、暗いとちょっと怖い?

ここ登ると、宝蔵院の石仏群があって、ざっと120体の石仏があるらしいです。村人たちが背負って運び上げたとか。

裏てから登ります。長九郎遊歩道って、「遊歩道」というのがちょっとひっかかりつつ、登山モードで!

ちょっと暗い。人の気配がしない。

まっすぐの参道みたいな林を進みます。

蜘蛛の巣発見。(写真撮るところがあんまない・・)

さすが遊歩道というだけあってほとんど平行移動?って感じで進んでいきます。

展望ないといいつつ、最近はそんな山を登ってますが、ここも展望はありません。花もほとんど見ませんね。

これはなんて花だろ?

って感じでほぼ登りもなくハイキングな感じで進みます。まぁやっぱり「遊歩道」ですね。

途中、1ヶ所だけツツジが咲いてました。

ほとんど変わり映えしないまま、出合へ到着。左記へ進みます。

で、ようやく登りっぽいところが出てきて日も差しているので展望期待できるのか?

って、写真撮るほどでもなくさらに進みます。

書いているとおりほとんどテンション上がらずなんですね。誰一人として合わないですし、暗いですし、展望は全くないですし。

先に書いておくと、山頂まで全く展望ありません。日が差すところもほとんどないので、山登りとしてはちょっとイマイチですね。せめて空でも見えれば…と思いながら。

カンバンの通り貴重なアマギシャクナゲ。

事前の情報では山頂付近は結構満開らしいのですが。昨日の愛鷹山のようにそうは言っても麓から少しは咲いてたらいいなぁという期待は見事に裏切られます。(事前の情報通りです)

歩いてると、山頂までもう少しというところで、駐車場に1台止まってた方だと思いますが下山されてきたので、シャクナゲの開花を聞いてみると、中腹はもう終わってるけど、山頂はきれいに咲いてるよ!ってことでした。

で中腹の群生地。

左側にずらっとシャクナゲが見えます。

進んでいくと、咲いてました!きれなピンク。

つぼみも。

上を見るとドウダンツツジですね。

少し花が小さいような気もしますが、こんな感じだったかな?

アマギシャクナゲは他のシャクナゲとの違いはイマイチ分かりませんが、これ目指してきたので。ちょうど咲いてて満足です。

シャクナゲの群生地を超えると、また同じような景色が続きます。

原生林ですからね。

石にへばりついた根の感じがすごい。

どれくらいかかったらこんな感じになるんだろう。

そしてほぼ山頂付近まできたところでまたシャクナゲが見えてきました。

ちょうど開花時期なんでしょうね。山頂付近が一番きれいでした。

アマギに咲くからアマギシャクナゲなのか。どう違うんだろう?

せっかくなのでちょっと調べてみても分からず。まぁきれいだからいいか。

無事に、長九郎山の山頂。995m。

シャクナゲはきれいですが、ここまで展望もなく、日の光を浴びることもほぼない登山道(遊歩道)を歩いてきて、ちょっとテンション低め。

山頂にはでっかい鉄塔がありますので、登ります。

山頂の鉄塔からは360度の絶景が広がります。鉄塔というのがちょっとイマイチですが、仕方ありません。

富士山も。

もちろん、天城山(万三郎岳、万次郎岳)方面も見えます。

右が天城山で左が箱根。

そしてシャクナゲが咲く、長九郎山。

後はシャクナゲの写真を撮って下山です。

シャクナゲはきれいでしたね。

下山は早かったです。すれ違い含めると、今日長九郎山に登ったのは5組。アマギシャクナゲが満開の時期としてはやっぱり少ないですね。

めずらしく鳥の写真撮れました。

眺望はないですし、原生林(密林)の中を歩いて山頂まで行くので日焼け止めも要らないです。山頂付近に咲く石楠花を見に行ったので目的は達成されました。

でもちょっと物足りないなぁ。というのが正直なところ。片道3時間以上、往復7時間を超える運転をして登るにはちょっと足りないので近隣の観光名所と合わせていく方がいいと思います。

シャクナゲが咲いてなかったら・・・、登らないでしょう。笑。

長九郎山も百名山の天城山の中に入るらしいのですが、やっぱり登るなら万三郎岳、万二郎岳でしょうね。

伊豆の山は数字が付く山がいくつかあるのですが、理由なんかを調べてみましたが、分かりませんでした。謎です。

万二郎岳(2)
万三郎岳(3)
長九郎山(9)
十郎左ェ門(10)

って思いましたが、この4つだけなので特に理由なんてなさそうです。笑。

なんだか「展望」、「絶景」、がすごく恋しくなりました。アルプス行こう!

2018-05-12(伊豆)長九郎山 995m
宝蔵院~長九郎山
時間 3:42(休憩も含む活動時間) 
距離 11.40km 
獲得標高 594m
※参考CT 4:20

カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1
レンズ:ED 14-150mm F4.0-5.6 II
靴  :THE NORTH FACE Endurus Hike Mid



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