神々の棲む国ネパール。古都のパタンとヒンズー教の聖地パシュパティナート。
2024/02/13
続き。
今日はカトマンズ周辺の行き残したところを回る日です。
カトマンズ周辺では、準備編で書いたように7つの世界遺産があります。で、だいたい距離感とか必要な時間が分かってきたので、今日と明日AMの1.5日で回る予定を考えます。
で、この通り。ムリしないでじっくり回れるようなスケジュール。
1)ダルバール広場 → 初日に行った
2)スワヤンブナート → 今日
3)パシュパティナート → 今日
4)ボダナート → 明日
5)パタン → 今日
6)バクタブル
7)チャング・ナラヤン今日3ヶ所、明日1ヶ所で合計4ヶ所に行きます。
6)のバクタブルは予定してましたが、チトワンのバス遅れもあってちょっと時間が取れず少し離れているので今回は除外。7)は予定外です。
カトマンドゥ盆地 パタン
感動のマウンテンフライトからホテルへ戻って朝食後に観光へ出かけます。
まず向かったのはカトマンズ盆地にあるパタン。ダルバール広場が有名なんですが、ここもタメルと同じように周辺を散策しながら回ります。ルートは地球の歩き方に書いてあるおすすめ散策ルートに従ってみます。
町の最も重要な記念物はパタン・ダルバール広場である。これはユネスコの世界遺産「カトマンズ盆地」の一部として登録されている
by wiki
パタンはマッラ3王国というのがあった時代に首都として栄えた古都です。で、仏教徒の町ですね。ネパールは仏教とヒンズー教の人がいますが80%がヒンズー教で、仏教は10%みたいです。
タメルのホテルからタクシーで500Rs。パタン入場料は1000Rs。
パタンドカで降ろしてもらって散策スタート。タクシーの運転手さんも、ここはドカ(入口)だけどいいの?って言いますが、OKです。
すいません、よくみるとちょっとマヌケな顔に見えてしまいます。みんな通りすがりに鐘を鳴らしていきます。
どれも観光地って言うほどのスケールでもないので周りにはだれも観光客はいません。それも静かでいいかなぁって感じです。
やっぱりみんな回してます。私も回してみたので、たぶんここだけで10回以上はお経読んだことになってますよ。
パタンも地震の爪痕がすごく残ってます。なかなか難しいですね。
これはなんだろう?今思えばシヴァ寺院かな?途中で散策ルート間違えてまして・・・。
で突然広いところへ出てしまいました。そうなんです、ここがダルバール広場の入り口横でした。なんだすぐ着いちゃった。
ここはツーリスト向けの案内所。なんだか古都っていうくらいあって結構オシャレな感じですね。
では広場の方へ。
かなり痛々しい感じですね。
でも日本の支援のプレートがありました。From the People of japan
残念ながらどんな支援をしているのかは書いてなかったですね。
こちらも復興中で痛々しい感じ。手前のクリシュナの化身と言われる鳥人ガルーダの像が建ってます。確かに後からみたら鳥ですね!ハトも一緒にいます。
前からみたらこんな感じ。ミャンマーで私の守護神はガルーダって言われたのでこんな感じなんでしょうか?笑
ここが有名なナラヤンチョーク。パタンと言えばこの景色になりますね。
今日はお休みの日なのでネパール現地の人も大勢いました。
博物館になっている門の前では国旗をもって記念撮影してました。
門から博物館の中に入れます。ここでは入場料の半券チケットの提示を求められます。
パタンは職人の町と言われるそうなんですが、この窓枠も素晴らしい彫刻です。
でこの博物館は実際は2階に上がることができてそこにいろいろ展示があります。
登ります。奥の入り口の先に階段があってそこから登れるそうです。しかしこの門の装飾も息を飲みますね。
この博物館の前の井戸端会議はおなじみの風景ですね。今日は暖かくて天気もよく気持ちいい休日です。
表の装飾も素晴らしかったのでちょっと記録に残しておきたいと思います。
前にはタレジュの鐘。ちょっと下の落書きとライトがなければいいと思いますね。
そしてクリシュナ寺院。先ほどと同じ名前ですが建物は違います。
お休みの日なんですが、観光というか遊びに来てる現地の人と混じって、こうやっておかあさんといっしょに頑張って働いてる子供達もいっぱいいました。とっても印象的です。
まだまだ学校に行けずに働いている子は多いという印象です。
日本に居ると信じられませんが、ネパールの識字率は66%(外務省)実際にはそれ以上であるはずで、1/3以上の国民が字を読めません。要は3人に一人。田舎に行けば行くほどその比率は高いはずで、そうすると街をきれいにしましょうとかゴミを捨てちゃダメとか説明も難しいんですよねぇ。
ダルバール広場を後にして、ルートミスして見落としていた寺院へ行きます。
予習の通りパタンはアーティストの街という感じでいたるところに作品を売るお店が並んでました。
かわいい男の子が遊んでいたので写真撮らせてもらいます。お父さんに話したのですが英語がNGでした。
パタンを歩いているとさすが古都というだけあってこういった小さい寺院はいたるところにあります。
ここも復興中。遊びがてらきたような若い世代と熱心な信者さんとがいて中はとても賑やかです。
リアルな生活感なんだと思います。2011年とちょっと古いアジア開発銀行のデータですが、2ドル以下で暮らす層が国民の70%以上です。
なかなか。写真載せていない結構衝撃的な光景も見たりして。ほとんど観光客の来ない現地の人たちの生活を少し見れたような気がします。
子供達が大きな奇声を上げて、これでもかってくらいぐるぐる回します。元気ですね~。笑。
そのほかいくつかの寺院を回って、パタン・ドカまで戻りました。アーティストの街というだけあって見事な装飾の旧王宮をメインに寺院がいくつもあってここはカトマンズに来たなら外せない箇所じゃないかなと思います。
1点失敗したのは、マハボーダ寺院に行くのを忘れてた点ですね・・・。彫り込んだ9000もの仏像がある寺院ってことでちょっと見てみたいと思っていたのですが。また次回・・・。
パシュパティナート
朝、もう少し時間があるのでそのままパタンドカかあパシュパティナートへ向かいました。タクシーで500Rs。ここら辺になるとタクシーの交渉も雑になってきます。だいたい400Rsくらいで行けると思いますが、最初700Rsとかいうので500まで値切ると面倒なんですよね・・・。
最初に書いておくと、ここパシュパティナートは寺院であって火葬場です。そして結構、衝撃的です。
お休みの日なのでなにか会合みたいなのが開催されているっぽく、多くの人が来てました。
ゴミの多さにえ?って思うかもしれませんが、ご心配なくというか、至る所、こんなもんじゃないですから・・・。
ここが入口で、例のごとく海外のツーリストはここで1000Rsを払います。ちなみにもらったチケットは使い捨てのものでした。おじさんが一周して戻ってきたら今渡したチケット返してね!って言ってました。それって・・・。
でこの先ですね。何枚かの写真はちょっと掲載できないです。なんかダメな感じです。
チケット買ったところのおじさんが日本語上手で最初のいくつかを説明してくれました。
有名な火葬場です。ちょうど行った時、1人というのか、火葬の最中でした。ちかくまで行きましたが、においと複雑な思いで近づけませんでした。3時間かかるそうです。
パシュパティナートは行こうかどうか迷ったのですが、まぁまだ知らない文化や経験もしてみたいと思って行ったところです。なかなか。
おじさんは、10$でガイドするよって言ってくれたのですが、金額は妥当かなと(最初に値段提示してくれるのはありがたい)思いながら、若干あまり知らなくてもいいかなと思って断りました。
世界にはこれよりも衝撃的なところは山ほどありますので私はまだまだ気弱なんです。
火葬する場所は権力者がその上流らしいです。これは今もそうみたい。で、先ほどの下流は昔はカーストに従って焼かれる場所も決まっていたそう。最近はそれはないって言ってました。
観光客がチップをせがまれている?全員に渡してました。たぶん彼らは一応修行僧なんだと思いますが、チップの札をみて遠目からも分かるくらいニヤニヤしていたのがとっても印象的でした。
そして、すぐに気づくのは、寺院でもここだけは特別に汚い。ゴミがすごい。そして物乞いがすごく多いです。
なんでだろう。先ほどまでいたパタンの街は仏教なんですが、写真みて分かる通りゴミは少ないです。
こちらはヒンドゥー教です。しかも聖なる地。
シヴァが滞在したとの言い伝えのあるこの地は、はるか1500年以上も昔から巡礼の地となっており、インド大陸四大シヴァ寺院の一つにも数えられ、ヒンドゥー教が国教であるネパールでは最高の聖なる地である。
by wiki
日本人には分からない理屈があるんだと思います。
登って行った先にある2つの寺院にはヒンズー教の信者しか入れません。
その反対には寺院が2つあります。
これ、1つだけかと思えば、いっぱいあります。その周りをサルが飛び回ってます。
この後さらに衝撃的な。既に死んだ子ザルを抱えた母親のサルが私を威嚇してます。最初気づかなかったのですが・・・。ちょっとショッキングな光景でした。これは悩みましたが写真載せるのは止めました。
日本人の私にはちょときついところがあります。
パグマティ川まで戻ってきました。小さい子供達が全裸で遊んでます。ここは先ほどの火葬場のさらに少し上流になります。
そしてこの先に高台のカイラスコットというところがあって、展望がいいと書いていたのでちょっと立ち寄ってみることに・・・。ちょっと嫌な予感しましたが、ヒマラヤ山脈が望めるって書いてあるもんで。笑。
しかし途中からものすごい異臭でちょっと躊躇。なんてったってこのありさま
この後ろには牛が離されていて、ゴミはさらにすごいことになっていて、少しゴミを避けたところに物売りがいて、乞食が居て、若い男女がこうやってベンチに座ってます。すごい衝撃的なシーンでした。
異臭は半端なく、そこかしこでペットボトルとかごちゃまぜで焼いているのでケミカル臭がすごいです。
ちょっといることすらできず途中で下りました。
一刻も早くここから遠ざかりたいと思って、タメルへ戻ってきます。
すごい。衝撃的です。書いてるだけで、思い出してうぅってなったので。一旦ここでつづく。