遺跡のカンボジア。アンコールワットへ。初めて見る美しいデバターと回廊のレリーフは圧巻。
2020/11/23
2017年の年末30日から翌年3日まで家族でカンボジアへ旅行に行ってきました。
観光初日はまずはメインの世界三大仏教遺跡のアンコールワットへ向かいます。
日本とカンボジアの時差は2時間。気にするまでもないのですが、6時起きって実質4時起きなので日中動き回ると、若干、体がだるい感じになりますので体調管理はしっかりしましょう。
バイキングじゃなかったです。5種類から選べてこれにデザート付きなので悪くはないのですが、このホテルの唯一のイマイチなところ、むちゃくちゃ時間がかかりました。笑。
だいたい席に座って食事終わるまで1時間くらい(食べるのは10分くらい)。バイキングだと20分位だと思うので結構長く待ってました。カンボジア時間ですかね。怒ってる人もいましたが、仕方ないので私たちは翌日から朝食開始の6:30には座ってるようにしてました。笑。
ホテルにはプールもあり。とても一人当たり1200円/泊(朝食付き)で泊まれるような感じではないですね。お得でした。
今日のプランはこんな感じ。
午前)アンコールワット観光
午後)アンコールトム観光
夕方)プノン・バケンで夕日鑑賞ホテルではアンコールトム周辺の大回り、小回りとかいろいろプランがありました。今回は夕日を付けてアレンジしてもらってトゥクトゥクの費用はUS$17(約2,000円)です。朝から夜までの貸切状態になるのでその値段は格安ですね。4人ですし。
※プノン・バケンの夕日鑑賞は結構メジャーなコースです。
朝は朝食に時間がとられましたが、急いで準備して8時過ぎ出発。
昨日空港まで迎えに来てくれたこのおじさんになりました。結果4日すべて同じおじさんにお願いしたのですがそうなるみたいですね。この通り4人乗れます。
最初に書いておくと、年末年始は(旧正月はあっても)世界共通。当然混みますよね?どこも人だらけでした。
まずはチケットを買わないといけません。チケットカウンターは1日券と3日券でカウンターが分かれてました。カード(なんとJCBも!)使えます。
チケットはほぼすべての入り口でチェックされるのでなくさないように
そして注意点というか、忘れてたのは、短パンとか膝が隠れるような長さのパンツじゃないとダメってことですね。娘はアウトだったので、チケットカウンターのそばのお店で購入しました。
US$5のパンツ。ちなみに観光途中のお土産屋さんで買えば$2~$3位です。
そして娘はトゥクトゥクから見えるアジアの景色がとっても気に入ったみたいで超ハイテンション!
早々にアンコールワットへ到着。ざっと2時間とみて11:30に戻ってくるとトゥクトゥクのおじさんに伝えて出かけていきます。
少し見えました。ず~と行きたかったアンコールワットなので、入口でちょっと感動。
でもこの人出です。ディズニーランド並みですかね?歩くのも一苦労。
一般的に、暑さを遮れないアンコールトムに午前中に行って、午後、逆光が収まったアンコールワットへ行くのがいいって書いてたので人混みを避けるべくその反対にして、アンコールワット午前に行って、アンコールトムは午後にしましたが、あまり意味ありませんでした。
ちなみに写真の通りアンコールワットは午前中は逆光なので朝日以外は午後がお勧めです。
正式な参道は封鎖されていて、その右側にあるこの橋(プラスチックの浮き輪で作られてるので揺れます)を渡って行きます。
西塔門の上の装飾。いきなりですが、すごく細かいですし、彫が深いですね。
そういった装飾が至るところにあって、それぞれ写真を撮ってると前に進めません。ちょっと欲張りの気持ちを収めていかないといけませんね。
デバター(女神)は女官や踊り子たちを描いたレリーフです。いたるところに彫られているのですが、これがアンコールワットの魅力の1つになっていると思います。
さっそく中心部へ進みます。途中、左右に経蔵があります。これは左。
経蔵と呼ばれている通り、お経を収めておくところなんだと思いますが、実際の用途は、今もってわからないそうです。でも歩いていど大きな遺跡にはほぼ経蔵がありましたのでシンボル的なものかもしれません。
経蔵の中はこんな感じ。ちなみにこの経蔵の復旧は日本が支援したみたいです(看板がありました)
また左右に聖池があります。左の方がお土産物屋さんに近くて賑わってます。
この池を使ってサンライズの時に逆さアンコールワットを撮るのが定番らしいです。でも昼間でこの人出なのでサンライズはもはやイモ洗い状態じゃないかと思います。
あまりにも有名なアンコールワットですが、遺跡としては12世紀初頭なので遺跡の中では中盤の頃になります。そういう意味ではある程度完成された建築物になるんでしょうね。
途中途中はそれぞれきれいなデバタ―がちょこちょこありますのできょろきょろして歩きます。
沐浴場前にはデバタ―の競演。触られたところだけが色が変わってるような。笑。
余裕があればガイドさんにお願いして説明してもらう方がいいと思います。それぞれの壁画には物語があるので聞けばより理解も深まりますよね。
まっすぐに中央塔(第三回廊)の方へ行くところは閉鎖されているので外にでて進みます。これが第三回廊の左の塔で上に見えているのが中央塔。
第三回廊へは急な階段を使って登って行けるのですが、むちゃくちゃ並んでたので残念ながら諦めました。アンコールワットで合計4時間くらい取ってれば、並んで第三回廊まで回れたとは思いますが、年末年始は厳しかったです。
上の彫刻もまったくの妥協がない精巧さがすごく感激してしまいます。
もちろん、一つとして同じものはなく、みなそれぞれ個性豊かに彫られてます。
第三回廊を背にして東側を見れば、またかなりきれいなデバタ―が彫られてます。
そう、そしてこれが登りたかったけど時間がなくギブアップした第三回廊への階段。
きれいに残っているところもあれば、薄利が激しいところもあります。
しかし時間が短かったです。2時間じゃ全然足りません。アンコールワットで1日じっくり見るくらいが落ち着いて鑑賞できますね。でもそうすると3日じゃ回れないので悩ましい。
もう少しゆっくり見たかったのですが、第三回廊の周りの鑑賞は終わり。
ここは多くの方がお祈りされてました。まだ現役の信仰対象という感じでとっても印象的です。
顔がなんとなく想像できてしまうつくり。800年前の女性です。
ようやく、第一回廊を回ります。アンコールワットでは美しいデバターの彫刻もそうですが、第一回廊の壮大なレリーフがもう一つの核心部になります。
有名な世界遺産なので行かれたことがある方多いとは思いますが、ほんとすごいですね。トゥクトゥクのおじちゃん待ってますし、午後はアンコールトムへ行かないといけないのでここで切り上げて戻ります。
いや~、すごかった、アンコールワット。
ちょっと炎天下の観光は疲れますが、次はアンコールトムへ移動です。
これだけの観光客です。そして2017年からの大幅な値上げ。何はともあれ、カンボジアはアンコールワットの観光客からの観光収入でかなり潤ってるますね。結果としてインフラ整備や治安の安定に役立てばほんといいことだと思います。
アンコールワットを作ったクメール王国はインドシナ半島、マレー半島の一部まで領土としたこともあるくらいの大帝国だったみたいです。その中心だったのがこのアンコールワット。500年にわたってシェムリアップ地域に王都が存在し続けたのは奇跡的なことのような気がします。
ちなみに、アンコールワットへ行く前に世界遺産のアンコールワットをレンタルして家族で見てから行きました。なのでなんとなく子供達も歴史を理解しつつ行ったはず!?