神々の棲む国ネパール。まだまだ地震の爪痕が残るカトマンズ周辺を散策しました。
2020/11/23
1日目)羽田~タイ経由してネパールへ。到着後カトマンズ観光 ← ここの話
2日目)カトマンズからチトワンへ移動。チトワン国立公園で観光
3日目)チトワン国立公園で観光
4日目)チトワンからカトマンズへ。
5日目)カトマンズ観光
6日目)カトマンズでお買い物して帰国(機中泊)
7日目)成田に帰国
いよいよネパールへの旅行です。
ネパールへはタイのバンコク経由で行くのですが、トランスファーに5時間程度かかる便で合計ではざっくり15時間くらいかかります。でも、行きも帰りも夜間便にしたので日程的にはかなり節約できたと思います。
なんだかんだ5泊7日で、初日と最終日を0.5日と換算すると5日分まるまる遊べますからね。
なので初日は正確には前日の夜に家をでて、日付が変わってすぐのスタートです。
面白いんですよね。正直、前日くらいまでちょっと緊張ですよ。
ミャンマーの時はかなり事前に調べて結構安心できるところまでいって出発しましたが、今回はそこまで細かく分かりません。
そうです、調べても分からないんですね、あんまり。なので難易度はちょっと上がってると思います。
バックパッカーのように現地でいろいろやってってのは、一週間と言っても短期なので難しいですし。
で、ちょっとドキドキしてたんですが、当日になるとそれがちょっと変わって、ドキドキはそうなんですが、いまから旅にでるんだ!っていうワクワクですね。
そんな内面心理の変化を楽しみながら出発です。
フライトチケット
フライトはバンコクまでとカトマンズまでは両方タイエアなのでスルーでチケットが発行されます。羽田でもらったのはこの2枚。
なのでバンコクのスワンナプーム国際空港の中で移動できるます。(バンコクで入出国する必要はありません)
12時間くらいあれば一回出国して、バンコク観光して戻ってくるって案もありかもしれませんね。
いざ、カトマンズへ
朝、5時過ぎにスワンナプーム国際空港に到着します。まだ空港内暗いですね。
ほとんど寝れなかったのでちょっとだるい・・・。興奮しすぎたのか。笑
10:30のカトマンズ行TG319便です。時間が早いとまだゲートが決まっていない可能性があるのでその場合は係の人に聞きましょう!スワンナプーム国際空港はでかいので、違うところにいると移動が大変ですので。
※ちなみに羽田発の時はゲートが未定なのでチケットにはXとか表示されてるかも知れません。(または空)
また3階でセキュリティチェックを受ければ、搭乗ゲートまで進めるようになります。
ただ、今回は5時間もあるのでラウンジで休憩することにします。(ラウンジ入室には資格が必要です)
しかし旅の高揚感もあって5時間って長い時間もそれほど気になりません。地球の歩き方を読んで予習を頑張ります!
ラウンジ使えるのもとても楽です。まぁ、豪華な食事はないものの、酒類含めて食べ放題飲み放題ですしね。
私は仕事で1年だけ結構出張しまくってた時期があったのでその年にスターアライアンスのGOLDの資格を取得しました。これはほんと助かる。
スワンナプーム国際空港行ったことがある方は知ってると思いますがこんな人形もあります。
タイはたぶん10回くらい行ってますが、観光地回ったことがあるものの、ほとんどゴルフばっかりだったので、あたらめて一人で行ってみたいと思ってます。
いよいよカトマンズへ行きます。そしてここからほぼ日本人とは会う事がありません。笑。
カトマンズはバックパッカーの聖地の1つと言われているのですが、たぶん私が日本人が集まるようなゲストハウスや場所なんかは全く無視してプラン作ってるからだと思います。
会ったのは今回で言えば空港除外して2人のみ。日本語での会話は0ですね。笑。
カトマンズ、トリブバン国際空港
バンコクからカトマンズまでの飛行機の中での出来事
> 私の隣にネパール人っぽい親子が座ってます。
> おじさんが「そこは俺の席だぜ」って言ってます。
> 親子はちょっと寂しそうな顔。
> おじさんは「じゃ、いいよ、俺別の席に座るからそこ座ってな」。
> で、次に来たのは女の子
> 親子の席は私の席だってチケットを見せました。
> 親子は別の席へ。う~ん、親子もおじさんも適当だなぁ。笑
日本から長いフライト、前日の夜にでて、お昼過ぎに、無事、カトマンズのトリブバン国際空港に到着しました!
いや~、ちょっと感激!です。人生初、ネパールの地にたどり着きました。
ちなみに、ネパールの事は調べてもらえばすぐ分かるのですが、今回の旅行前に紹介するとこんな感じ。かなり手ごわいですよ~。
・カトマンズの空気汚染は世界3位。
これはシャレになりません。本当に息できないです。マスク必須です。あまりなめるといけませんね。・世界のワースト空港ランキングでトリブバン国際空港は世界3位。
行けば分かりますね~。でもこの国を知ったうえで見れば、仕方ないでしょうとおおらかな気持ちになります。・アジアで最も貧しい国1位、世界では30位くらい。
※ランキングは一人あたりのGDP(国民総生産)です。要はちゃんと背景を考えて見ないとなんて汚いんだ!とかになってしまうので。補足)一応公式な見解やニュースから拾ってますが、調査データの年代もあるのでご参考まで。
補足)ネパール地震は2015年です。死者は約9000人と言われいます。なので2年半経過してます。
どれくらいだろう、10分くらいは待ったかなぁ。まだこの頃はネパール初心者なので、どうしちゃったんだろう?バス早く来てくれよ~って思ってます。
で、このバスに乗り込んでARRIVALのゲートへ向かうんですが、バスで30秒くらい?みんな歩けるじゃん・・・て言ってましたわ。笑。まぁ空港内なので歩いちゃいけないんだと思いますけどね。
そしてビザのお金を払います。私は1週間の短期滞在なので25$です。滞在期間によって金額が異なります。カード払いでも払えますが、手持ちの米ドルで払いました。
そしてその後セキュリティチェックです。セキュリティチェックはいいのかどうか、全員ビービーなりますが、簡単なチェックで入れます。
いや~、予習の甲斐あって、問題なく無事入国できました。でも地球の歩き方に書いてたのと違う部分もあったのでご参考までにまとめておきます。
・ARRIVALビザが便利です。でも申請書が必要です。
空港内にも端末があって操作できるのですが、数台(確か私の時には4台位)しかないので超混みます。なので事前にオンラインで申請して、バーコード付きの申請書を持ってきた方が、絶対楽です。・入国カードはガイドブックと記載フォーマットが変わってました。
結構プアな紙で記載事項は減ってました。・税関申告書は要りませんでした。
ガイドブックには載ってましたが、配られなかったですしなんにも言われませんでした。笑ちなみに、出国カードもなかったです。
どうなってるんだろうって感じですが、まぁ、ネパールですから。笑。というほど私は成長しました!
※私の入国した2017年11月時点の情報ですので入国検討されている方は事前に確認をお願いします。
空港内はこんな感じでいたるところが壊れてます。中はトイレも含めてとても国際空港とは思えないほど汚いです。慣れましょう!
現実ですね。でも帰国時にはまぁそんなもんだと思います。成長しました。笑。
出口でたらすぐに両替所があります。レートは悪くないです。
町中含めてほぼ変わらないのでレート差の10円とか100円とかを気にしなければどこでもいいと思います。
私はここで予定額の10,000バーツ(約3万くらい)を両替しました。
そして両替所のすぐ先に、プリペイドタクシーの受付カウンターがあります。場所(ホテル)を聞かれます。タメル地区までは700RsでFIXです。これは楽ですね。
そしてなぜかタクシーにのると助手席に1人座ってて、3人で移動してました。なんで3人?笑。
先に言うと、助手席に座ってる人は、日本語が喋れる現地の旅行代理店の人でした(ネパール人)。柔らかく私を営業してました。全員がイイ人な訳ではないので気を付けてくださいね。
私は事前にレート等を調べていたので、大丈夫です。
明日のチトワンまでのバスチケット「だけ」が欲しいと言うと600Rsだと(適正価格です)言うので、後でオフィスに行くね!と言って名刺もらって別れました。
ただ、ネパールでは騙そうというかそういう人に出会うことはなかったですね~。これは私の海外旅行歴の中で初めての経験かもしれません。
しかしそれよりも衝撃なのは空港からタメルまでの道のりです。
空港を出たすぐの道でこそ舗装されてますが、タメルの中心地区(日本で言うと渋谷の交差点みたいなところ)舗装されてません。しかも道路はボコボコ。砂ぼこりで空気が茶色。笑。
マジか?近いんですが移動に時間がかかります。
タイやベトナム、ミャンマーでも見たことのない景色がありました。フィリピンのセブの田舎の現地の人が暮らしていた町並みを思い出したかな・・。
それもこれも、さっきの統計データから見れば、自然な事なんでしょうね。
聞いてはいたものの、実際に自分の足で来てみてみてみると衝撃は結構大きかったです。
ホテルはあそこだよ!って言われて通りで降ろされます。GooleMAP見てるので、歩いてすぐってわかるのでOKです。
HOTEL FRIENDS HOMEです。ホテルは山ほどあるけど、タクシーでホテル名言えばみんな知ってるのでやっぱり中級ホテルになるんでしょうかね?まさか全部のホテル名覚えてるとは思えないですし。笑
チトワンを挟んで3泊お世話になる予定です。
1ベッドルームだったんですが、ちょっと狭かったですかね。あと窓がないのがイマイチでしたが、外に出てることがほとんどなので気になりませんでした。
ダルバール広場
チェックインして早速観光へ出かけます。今日の予定はダルバール広場です。
まぁ、ザ・カトマンズみたいなところで、泊まっているタメル地区にあるので歩いてすぐ行けます!
よく分からないので、ガイドはなしで、地球の歩き方に乗っているおすすめ散策ルートにそって歩いてみました。
見て分かる通り、舗装されてません。しかもデコボコ。
人のサイズから道の幅分かると思いますが、ここをバイク、小型車から、バスまで入ります。笑。
どうです、この電線?これをみれば停電も仕方ないなぁと言う感じ。で、ここがスタート地点のタメルチョーク。
まぁ電線はタイも含めて同じですけどねぇ。
因みにこの狭さでバス通りますから。笑。
随所に数えきれないくらいある登山ショップ。ほとんどノースフェース売ってます。なのでノースフェイス着てる人が異常に多いです。
結構小さいですね。ミャンマーでかなり見ていたので、まぁここはすぐに次へと進みます。
さらに道幅が狭くなっていきます。日本人は全く見えません。というかアジア系は少ないです。
見えてきました。アサン・チョーク。ここもちょっと小さい街かどにあるお寺って感じです。
アサン・チョークのような人が多いところではこうやってロウソクが焚かれてます。
アサン・チョークの正面。人が多すぎて、写真撮るのも一苦労ってくらいです。
ところどころこんな感じで、鐘があったりします。ミャンマーとはかなり違いますね。まぁ汚いです。みなさん通り過ぎる時に鐘を鳴らして歩いてます。
さらに進んでいきます。セト・マチェンドラナート。既にお店になってます・・・。
そして進んで、アカシュ・バイラヴ寺院。ここも手前は露天になってます。
タメルでは結構みなさん熱心にロウソクに火を灯してたのが印象的でした。
ん?ここはどこだ?って感じ。
しばらく歩いてますが、まだ位置関係がうまく把握できていません。まぁ、これから徐々に場所が把握できてくるのがとても楽しいんですけどねぇ。GoogleMAPで確認すると右がダルバール広場の方面ですね。
右がチケットカウンター。外国人だけ、1000Rs払います(約1110円)
ミャンマーもそうですが、どこも海外観光客だけから徴収します。日本くらいじゃないでしょうか?日本人と海外の観光客が同額なの?まだほかにあるのかな?(それほど行ってる訳じゃないので自信は50%くらい)
で先に進んでいくと、こんな感じ。100%復旧中です。位置的にはマヘンドラ博物館かな?
ちなみにネパール地震の時は日本もそうですが、中国もかなりの救助隊とお金の支援をしてますね。
いっぱいお土産屋さんがあります。営業はほとんどされませんでした。
で、奥の白い建物見てもらえれば分かりますが、衝立があります。こんな感じで地震の影響は大きいですし、さっきの中国からの支援とかがないと再建できないんじゃないか?と感じます。地震は2.5年前ですからねぇ。まだまだなんですよ。
ニュージーランドのクライストチャーチも地震の影響は残っていましたが、ネパールの復興はさらに時間がかかるんじゃないかと感じます。
要は重機があまりないんです。人でで柱1本運ぶのもこうやって下にパイプを慣れて人ででやってます。これは大変です・・・。
倒壊しないように杖があるのが痛々しいです。しかし窓枠の見事な木彫りは一見の価値があります。
ナラヤン寺院の前で立ち読みするおじいさん。コンビニの奔りか?
アショク・ビナヤク?再建するんでしょうけど一階は駄菓子屋です。
シヴァ寺院。学生みあいな若い人からお年寄りまでくつろいでます。
世界遺産ですけど、これほど生活に根差してる建築ってあるんだろうか?自由ですねえ。
日本基準で言えば、すべて全壊?ってくらいのダメージで立ち入り禁止になってもいいくらいに見えますが、完全に生活に溶け込んでて、全く気にするそぶりもなく生活しているネパールの人たちをみているとちょっとずつ自分の意識の変化を感じるようになります。
もともと王制だったのでこんな感じの彫刻もあります。(2008年に王制廃止)
ここで女の子たちが写真撮ってました。中になにか見えるのですが・・・。
格子の目が小さくて中は撮影できませんでした。しかしこの装飾は素晴らしい!
サルがお供えものを食べてます。それを結構な人数(私も含めて)の観光客が写真撮ってました。サルは要らないような気もしますが、私も撮ってましたので。
中庭に入ってみましょう。チケットの提示が必要で半券取られます。
まぁどうってことないですが、1000Rs払ってるので入って損はないと思います。
これが現実です。まだ形が残ってるだけ、全体を見れて、観光客が集まってくるので倒壊懸念でも仕方ないと感じます。
笛売りのおじさん。笛買えっていうんですが、要らないって言ってたら、勝手に吹き始めました。すごいね!写真撮らせてもらうと、ポーズバッチリです!
でもいろんなところで吹いてたので、それ売るの?って感じですけど。笑。
要は近所のいけてる公園なんでしょうね~。ここでは学生が模写してました。
ではでは、戻りましょう。おじいちゃんが写真撮れってしつこいのでカメラを構えたら、ちゃんとポーズをしてました。
で、この後ちゃっかりお金くれって言うのでNOとお返しです。
さてさて、せっかくなので「切手になった窓」があるので見に行きます!
ちょっと難易度高くて、気づきませんでした。
私がキョロキョロしてるとおじさんがお前が見たいのはあれだろ?と教えてくれました。
おー、駄菓子屋の上か!?これは気づかなかった。
それにしてもすばらしい彫刻ですね~。1978年にネパールの切手の図案になったそうです。
コインの木
さらに先にコインの木を探しに歩きます。網目のような道になっているのでまたしても迷ってしまって、近くのおじさんに聞いたら教えてくれました。
そうなんですよ、これがコインの木と言って歯痛を治す神様を祀ってます。
カテシン・ブー・ストゥーパ
学生が、「どん」と地面をけってハトを飛ばして遊んでました。それを撮ってる私。
ストゥーパから通りまでの途中で売ってた塩。ヒマラヤ岩塩って有名ですよね。すんごいうまみがあって。結構いろんなところで売ってました。
ほら?すごいでしょ?これさっき歩いてた通りです。でもこれ実はスクールバスでいっぱい子供達乗ってました。楽しいだろうなぁ。笑。大渋滞でしたが。(ちなみに一方通行じゃありませんから)
なるほど、ダルバール広場は確かに、広場だけじゃなくて回りも含めて散策した方が全体感が分かっていいと思います。
でもですねぇ、人(とバイクと車)が多すぎて私の場合、歩くのに結構時間がかかりました。
本当は到着した今日の午後に、ダルバール広場とスワヤンプナートへ行く予定でしたが、時間がなくなってしまったので、スワヤンプナートは後日に延期にします。
到着して半日なので仕方ないですが、現地の生活に密着したこの近辺の迫力に圧倒され続けてます。
排気ガスや未舗装の道路など空気も悪いですし、生活も大変そう?それほどの悲観的感情は見つけられませんでした。
とにもかくにも今日の観光はダルバール広場にしました。
いやいや、タメルってほんとすごいところだわ。
この後、例の旅行代理店さんのところへ行って来て、ツアーを組んでもらいました。詳細は別途。
彼が担当してくれました。ちなみに日本語はできません。手前はネパールティー(チャイ)
日本人ほとんど見ないのであまり需要ないのかもしれませんね。看板にも日本語で書かれたものはあまり見ないです。
※ちょっと調べると、昔は日本人はいっぱい居たらしいのですが、ここ最近(5,6年)で激減してるみたいです。たぶんアクセスの悪さなんでしょうね。15時間我慢すればヨーロッパ含めかなりのところへ行けますからね。
で、心配していた?翌日早朝のチトワンまでのバスチケットも無事ゲット!でも前日の夜ですから行かれる方は早めに手配しておいた方がイイかもしれません。たぶん取れるとは思いますけど。
今日は初日ですが結構疲れたなぁ。そうだ、ご飯食べよう!
なにせ、明日は早朝からバスで5時間以上の旅です。お腹が心配なので安心できるお店でカレーを食べます。
これはおなじみのエベレストビール。ちょっと高い・・・。そうなんです、ネパールはビールが高い!ミャンマーはそこが安いのでよかったんですけどね。
そして食べたカツカレー。美味しかったです。というか日本と同じだな。笑。
ビール 370Rs x 2 = 740Rs、カレー 400Rsで、合計1140Rs
今日使ったお金。
タクシー 700Rs
入場料 1,000Rs
夜ごはん 1,140Rs
合計 2,840Rs(3,155円)※別途ビザ25$、チトワンツアー費用100$、マウンテンフライト200$(合計325$)