東北旅行(その1)快晴!蔵王山、熊野岳へなんちゃって登山の後、土砂降りの山寺へ
2021/01/31
2014-8-24 夏休みで、家族で東北旅行へ行きました。いつも夏休みは一週間取って旅行に行きますが、海外も大変なので、今回はまだ詳しく行ったことのない東北にすることにしました。
しかし…東北と言っても広いです。当たり前なんですが、全県まわるなんてできないので山形、秋田、青森、岩手、福島という流れにしてみました。
日本百名山 蔵王山へ
初日の日は、百名山でもある蔵王山の御釜を見に行くことに。蔵王山って通常、蔵王連峰の熊野岳だと思っていましたが、wikipediaを見ると、正確には蔵王権現を山に勧請したことに因む山ってことで日本に5山あるらしいです。まぁ、ただ、百名山でもある蔵王連峰の熊野岳が一番メジャーなので蔵王山というとここになります。
蔵王エコーラインの入り口にはこんな鳥居があります。これは、刈田山頂にある
刈田嶺神社の参道の入り口ってことらしいです。エコーライン自体が参道なんですね。ここからエコーラインを登って行きます。
しばらく進むといくつか滝がありますが、これが不動滝です。蔵王山中の瀑布のうち最も規模の大きな滝で、高さ53.5m、幅16m、滝つぼ32mあります。もう少し寄りたいんですがちょっと遠いですね。
不動滝の横には「蔵王不動尊」を模刻した大石碑が建てられています。
さらにエコーラインを登って行くと、展望台があります。
蔵王山(御釜)
エコーラインの最高点・刈田峠からちょろっと分岐して、蔵王ハイラインへ入ります。ここだけ有料山岳道路です・・・。終点には300台くらいの規模のでかい駐車場と、レストハウスがあります。
蔵王ハイラインの県営蔵王レストハウス前駐車場から歩くとすぐに御釜が見えてきます。結構でかいです。
御釜は蔵王刈田岳・熊野岳・五色岳の3峰に抱かれた円型の火口湖です。エメラルドグリーンがすばらしく、神秘的な雰囲気です。
火山湖なので当然噴火していて、今まで26回の噴火を繰返し、最近では明治28年2月15日に噴火したってことです。
少しアップ。下まで降りて、御釜の淵を歩いている人がいました。ちょっと下りてみたい気もしますが、子供たちもいるので、今回は上から眺めるだけで。湖水は強酸性のため生物は生息できません。水温は表面から10数mの深度で摂氏2度まで下がり、それより深度を増すと温度が高くなる特殊双温水層で、世界でも例がない湖みたいです。太陽光線の当たり方で様々に色を変えるため、「五色湖」とも呼ばれているんですが、確かに角度で多少色がちがって見えた気がします。笑
Tシャツにスニーカーって格好だったので、御釜をみて移動と思っていましたが、どうも少し歩けば熊野岳らしいということで、ちょっと歩いてみることに。30分くらいでしょうか。御釜を右に見ながら馬の背を登り込みます。いきなりの登山ですが、子供たちも小走りに登って行きます。
蔵王連峰の最高峰で、1840.5mの熊野岳頂上です。日本百名山です。ちゃんとした装備で登ってきている人が多い中、家族全員超ラフな格好なので少し浮いてたかもしれません。まぁ、この晴天の中30分くらいですから、しかたないですね。
記念写真を撮って、しばらく景色を眺めた後、戻って、今度は刈田岳へ登り返してみました。ここもレストハウスから歩いて10分くらいです。御釜と馬の背、先ほどのぼった熊野岳が見えます。
確かに素晴らしい景観です。さすが百名山ですね!
山寺
十分堪能した後、次の山寺へ向かいます。山寺入口で腹ごしらえ! これ、山寺前のみとやさんの「だしそば」っていうんですが、すんごいおいしかったです。
山寺は、正しくは宝珠山立石寺といい、貞観2年(860)清和天皇の勅願のよって慈覚大師が開いた、天台宗のお山です。「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という松尾芭蕉の句でも知られています。なので奥の細道って書いてますね~。
登山口ってなってます。少しですが、山を登りながらお寺を回ります。山全体がお寺なんですね。
国指定重要文化財の根本中堂です。根本中堂は立石寺という御山全体の寺院の本堂に当たる御堂です。ブナ材が全体の6割程用いられブナ材の建築物では日本最古といわれます。
松尾芭蕉の像がありました。この山寺で有名な俳句を詠んだといわれています。
入口です。ここで拝観料払って入ります。
岩を削りだした様がすごいですね。
百丈岩の上に立つ開山堂は立石寺を開かれた慈覚大師の御堂で、この御堂が建つ崖下にある自然窟に大師の御遺骸が金棺に入れられ埋葬されています。岩の上の赤い小さな堂は写経を納める納経堂で、山内で最も古い建物です。ここに奥之院で四年をかけ写経された法華経が納められます。
奥之院は通称で、正しくは「如法堂」といいます。
ものすごいどしゃぶりになりました。1時間くらいは待っていたと思います。雨の中の山寺も風情があります。
雨もしばらくすると落ち着いてきて、霧がすごい勢いではれていきます。ほんと神秘的でした!いい経験ですね~
今日の宿である山形の銀山温泉へ向かいます。奮発した宿なので、楽しみ。