やりたいことをぜんぶやろう!気ままな人生

「人間一生、物見遊山」そんな生き方をしてみたい。

 

福島。不思議なきのこ岩を見て、白虎隊の自刃の地と不思議な構造の会津さざえ堂。

      2021/04/09

久し振りに福島へ行ってきました。

今年は暖冬であったかかったですよね。もしかしてって思ってパジェロのスタッドレスタイヤを新調したんですが、全く雪が降らず、なんだかあと一年我慢すればよかったかもって思います。

ちなみに夏タイヤは去年交換しました。量販店やタイや専門店が高いんでネットで頼んで、交換専門の業者さんにお願いしたらもう半額近いですよ。15万が8万。笑。

ほんと。いかに量販店やタイや専門店が高いかって話ですよねぇ。タイヤの製造年もちょっと心配しましたが、すごく新しくて文句なし。

スタッドレスは、保管サービスとセットだったんで仕方なくタイや専門店で高いタイヤを買ったんですが、製造年月みると1年前のもので、ほんとガッカリ。もうダンロップ(タイヤセレクト)は止めます。笑。

少し愚痴っぽいスタートからですが、当時の福島はまだ雪。今季初めてのスタッドレス活躍です。

そして向かったのは浄土松公園です。

浄土松公園

松の緑が点在する風景が日本三景の松島に似ていることから「陸の松島」と呼ばれているのと、断層で分断された地層が風化突出した「きのこ岩」と呼ばれる白亜の奇岩があります。

このきのこ岩を見てみたいと思っていったんですが、この雪でした。笑。

登山で言えば全然平気なんですけど・・・、たまたま車に登山靴を積みっぱなしだったので履き替えて行ってみました。やっぱりいざという時の登山靴は助かります。

でも結構雪深くて大変でした。平日ど真ん中でトレースもないですし。

これが浄土松の松なんでしょうかね。これはこれできれいでしたね。雲がかなり厚かったですが青空だと空に映えてすごくきれいだと思います。途中から徐々に奇石が見え始めて、雰囲気がよくなってきます。

足の骨折の後遺症からずっと登山イマイチですが、冬山の雰囲気を少し感じました。誰もいない音もしない山に一人きりって感じです。

と、前置きはこれくらいで、きのこ岩とのご対面。

なるほど、と言えば、なるほどなんですけど、事前に見た岩とは少し違うような・・。って感じでした。トルコのカッパドキアみたいって言われてますが、それはさすがにむちゃくちゃな表現で、ひっそりと奇石が並んでます。それほど広くないです。

もともとはもっとキノコっぽかったらしいんですが、崩れちゃったみたい。

ま、それはそれで仕方ないので、ひたすらキノコっぽく見えるように写真撮ってみました。

いつか行こうって思ってたところなのでまずまず満足です。

そして目的地の会津若松へ向かいます。GoogleMAPで経路検索して行ったら峠をバンバン走らされてしまいましたが、きれいな景色が見れてよかったです。

白虎隊自刃の地

次に向かったのは、会津さざえ堂。さすが雪国ですね。こんな屋根付きのエスカレーター(有料)で登れます。

で、会津さざえ堂ですが、その隣が、白虎隊自刃の地なんです。

知ってる人もいると思いますが、悲劇中の悲劇の地です。白虎隊って、会津藩士を年齢別で4つに分けた部隊のうちの一つで、白虎隊(16~17歳)だそうです。ちょうど私の娘と同い年くらい。高校生で青春真っ只中って感じの年齢です。中には志願して15歳だった子とか、13歳の子もいたとか。

当時20人いたらしいんですが、会津戦争でこの地で自刃という地なんですよね。

知るたびに涙が浮かびます。これが会津若松城(地元では鶴ヶ城)が燃えてるのを見てる白虎隊の像。この後自刃したというんですよね。

正確には20人の内、一人が蘇生されて生き残った(生き返った?)ので死者は19人。その前後の歴史もほんと悲劇です。

ちなみに、「会津若松城が燃えているのを見て、自刃した」と私は今まで思ってて、実際、会津若松城を見る像もあるんですが、会津若松城は燃えてなかったんですよね。明治7年に取り壊されてます。なので、城が燃えたと勘違いした誤認説とか・・・もあるそうなんですが、一応、「入城か突撃か」で捕虜になって生き恥を晒すより自刃を選んだということらしいです。Wikiによりますと。初めて知りました。

1868年ですから。戦国時代とかの話じゃなく、約150年前。まぁ近いですよね。

それほど見栄えするような場所ではないんですが、この後、鶴ヶ城へ行く予定でして、やっぱり白虎隊の自刃の場所は見ておきたいかなと思ってました。

そのすぐ下に会津さざえ堂があります。

会津さざえ堂

これが会津さざえ堂。なんとも不思議な形です。

正式名称は円通寺三匝堂(えんつうさんそうどう)。なんだか、千社札(せんじゃふだ)だらけですが、入れます。靴のままです。

なるほど、いや、不思議。一方通行なんですよね。それほど大きい建物じゃないんですけど、「二重構造のらせん階段」らしく、「上りと下りが全く別の通路になっている一方通行の構造により、たくさんの参拝者がすれ違うこと無く安全にお参りできるという世界にも珍しい建築様式」ということ。世界的にも珍しいらしいんです。

実際に歩いてみると、不思議です。はい。

1796年に建立されたということなので、白虎隊の前ですね。重要文化財です。

戸ノ口堰洞穴。用水堰です。

約200年前に建立された不思議なさざえ堂と、歴史的にも類まれな悲惨な白虎隊の自刃の地でした。

お城行く前は必須の場所かなと感じます。



 - 2.東北 ,