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これじゃ厳冬期だぜ!安達太良山を狙うも猛吹雪。ホワイトアウト寸前で撤退。

      2021/09/21

2017年4月13日、安達太良山へ登ってきました(撤退)。

前回からの続きです。中ノ沢温泉に泊まって、翌日狙ったのは日本100名山でもある安達太良山です。何度か登ってますし、残雪期の経験もあります。それほど難しくはない山だと思います。

しかし前日までの寒気でまだ冬型気圧配置が残っているとの予報でした。磐梯山も考えましたがまぁ同じでしょうね~。なので朝の天気を見ながら、行けるところまで行ってみようと思います。

安達太良山は登山シーズンであればあだたら山ロープウェイを使えばとても簡単に山頂に立てる100名山なので登った方も多いかもしれません。今はまだロープウェイは動いていないので登山口からになります。

登山ルートはいろいろありますね。個人的には家族と登った野地温泉から鬼面山、箕輪山経由がいいのですが、一番メジャーな奥岳登山口からくろがね小屋経由にしました。

実は宿泊している中ノ沢温泉から少し行ったところに沼尻登山口があって、そこから登ると沼ノ平を周回できます。これはこれで変化があって面白いルートみたいなのですが、天気が怪しいですし、まだまだ冬山なので初めてのコールはやはり止めましょう。奥岳登山口からであれば、何かあっても営業しているくろがね小屋がありますし。

登山口は宿泊地から山の反対側になるので朝早々に移動です。二本松側はこんな天気ですよ。いやいやちょっと期待しちゃいますよねぇ。

途中で安達太良連峰を見ると天気は悪くないですが、山頂は雲に隠れてます。こりゃ厳しいかなぁ。

奥岳登山口の駐車場はロープウェイのすぐ下。今回は冬山装備で行きます。冬は谷川岳以来です。

スキー場は既に営業終了しているので、平日ってこともあり静かな登山口です。車が1,2台ですね。

スキーの準備しているパーティーもいました。担いで滑るんでしょうか。すごいなぁ。

登山道はこんな感じ。まだまだ雪多いです。

アイゼンは付けずにツボ足で登ります。結構ビミョーなのが踏み抜きもありますが、これ、下は凍ってます。前日の雪でうっすらと積もってはいますが、下はツルツルなので慎重に歩かないと滑ってしまいますね。アイゼンすればいいんですが、アイゼンも重いので滑落とかの心配なければ私は結構ぎりぎりまでツボ足で登ってしまいます。

しかし汗が温泉臭い・・・。笑。あまりにいいお湯だったので朝からばっちり露天風呂に入ってますし。

と順調に進んでると雲行きが怪しくなってきました。さっき麓から見た感じで稜線に近づいたかな。おー雪です。

しかも結構降り始めました。う~ん、面倒だけどハードシェル着て進みます。

このルートはよく分かってますし、この状態であればまだ大丈夫でしょう。

峰の辻分岐。

う~ん、鉄山方面でこんな感じです。ここら辺で撤退モード。くろがね小屋まで行って一旦待機して考えるか。

くろがね小屋が見えてきました。この状態ですからねぇ、風もむちゃくちゃ強いです。この状態だと沼ノ平は立てないですね。

地熱か相変わらずここだけは雪が積もらないです。

うひょー。すんごい吹雪。

しばらく待つもどんどん風も強くなります。猛吹雪ですね。沼ノ平方面はこの通り。これは戻れなくなる可能性もあるので待機も止めて撤退です。

バラクラバ(目出し帽)付けて帰ります。でもゴーグルは車に置いてきてしまいました。なのでサングラス+バラクラバ。風と雪はすごいですが、体感的にそれほど寒くはありません。でも氷点下26℃まで対応のグローブですけどね。笑。

極寒だとサングラスとバラクラバのわずかな隙間で凍傷になるらしいので気を付けましょう。

ホワイトアウトまではいかないものの危険ですね。まぁほんとにホワイトアウトになると全く前見えないので一歩も歩けませんよね。ほんと怖いです。こんな斜面だと簡単に滑落しちゃいます。慎重に戻ります。

しかし久しぶりの山は吹雪でも楽しい。

ずっと一人でしたが、ふもとから登ってくるパーティーも。すごいねぇ。

天気はどんどん悪くなってました。この手の場合登山口まで戻ると快晴!ってパターンなんですが、この通り。

スキー場もこんなになってました。

山は豹変するってのもこんな感じです。

前日の天気予報ではこれが今季最後の寒気では?なんて言ってましたが、なにもチョー久しぶりの山登りの日に当ててこなくても・・・。予報だと金曜日は快晴ですね。

いやいや、久しぶりの山登りは楽しかった。一回行くとまたすぐに行きたくなるんですよねぇ。



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