今年の八ヶ岳の締めくくりは、編笠山~権現岳~三ッ頭を縦走で。絶好の登山日和でした!
2020/12/11
11月21日(土曜)に八ヶ岳の権現岳へ行ってきました。
11月というのにとっても暖かい日が続いています。エルニーニョの影響とか?よくわかりませんが、気合を入れてスタッドレスタイヤに先週変えましたが、しばらく活躍するかどうか分かりません。通常だと、八ヶ岳はもう冠雪、凍結ですし、スタッドレスに変えてて良かったって感じなんですけどね~。
この11月の3連休は土曜が天気がいいようで、しばらく家族やかみさんと歩いていたのですが、今日は久しぶりのソロです。
行きたい山ってどうやって決まるんでしょう。私は「!?」ってひらめく感じですかね。ちょこちょこ他の人のブログとか見て、行きたいなぁと思う山が印象に残ってちょこちょこ天気とか見つつ、今週だ!って感じです。
で、今週は権現岳!。八ヶ岳の端っこです。天女山口からのコースと悩んだんですが、折角なので、ちょっときついですが、編笠山を経由して行ってみようかと。編笠山は何度も登っていますが、権現岳は確か1回だけなはず。だいぶ前で、ガスがすごかったので記憶があいまいです。でもこれで、今年はほぼ八ヶ岳制覇できそうです。笑
今年の八ヶ岳はこんな感じ!
硫黄岳:硫黄岳にお兄ちゃんと行きましたがガスでした
阿弥陀岳、赤岳:ガスガスの日に阿弥陀岳、八ヶ岳へ
天狗岳:かみさんと西天狗~東天狗へ
赤岳、横岳、硫黄岳:赤岳~横岳~硫黄岳の縦走
って感じです。蓼科山は今年は登ってませんが、これで編笠山~権現岳を登れば、まぁほぼ行ったことになるんだと思います。笑。
仕事とか、家庭もあるのでなかなか今年はテント泊縦走できませんでした。難しいですね。日帰りばっかりになりましたが、でもそれでもいい山に登っていい経験したのでとても楽しく過ごしています。
登山口まで自宅からは150km位でそれほど遠くないので、3時すぎ起き、3:30出発です。小淵沢ICを降りて、すぐに観音平です。6時前に着きましたが、車は結構ありましたね。20台位でしょうか。いや~気合入りますね!
2015-11-21(土曜)
編笠山(2524m)、権現岳(2715m)、三ッ頭(2580m)観音平~押手川~編笠山~青年小屋~権現岳~三ッ頭~木戸口公園~観音平
編笠山、三ッ頭付近の登山道はよく整備されています。ノロシバから権現岳のギボシ付近は鎖場が連続します。
観音平から登ります。ちょうど次の金曜日で閉鎖になるのでこの土日が最後になります。ギリギリです。でも「今年は」全然雪もないですけどね~。
駐車場に着いて準備をしていると、空が少し明るくなってきました。これは今日は快晴です!
観音平に来る途中に車が数台停まっていましたが、どうも写真を撮っている様子でした。富士山がすごく奇麗に見えてました。私も見たかったのですが、通り過ぎてしまったのでちょっと残念でしたが、駐車場の奥に展望が開けているようなので、行ってみました。モルゲンロートの奇麗な富士山です。見とれます・・・。
早速準備して、ちょうど6:10に出発です。準備中にもうヘッデンなしで歩けるくらい明るくなりました。駐車場には仮設トイレがあります。とっても奇麗で、紙もきちんと整備されています。助かりますね。この時期はトイレが冬季閉鎖されている場合が多いのでほんと助かりますよね。
トイレ脇から登山道が始まります。
奇麗な朝焼けで色付いた樹林帯です。徐々に赤くそまっていく中で、木々の黒色が映えてきれいです。
しばらくはこんな感じですね。他の山とも変わらない登りです。でも最初から結構登っていきます。バカ尾根ってほどでもないですが、ずっと樹林帯を登り続ける感じです。
御来光近いです。登山道が赤く染まって、きれいです。この時間帯はほんと歩いているだけで気持ちいい!
来ました。太陽があったかいです。今日はそんなに寒くないですが、それでも太陽の熱でほんと天然の暖房ですね。いつもですが、この時はいったん停まってぼーっとしてしまいます。
富士山も奇麗です。さっきとまた少し色が変わりました。すれ違った人とも、「今日はきれいですねぇ。」と話がはずみます。日本人っぽいんですかね。御来光と富士山って鉄板ですよね。(でも、私は九州出身で就職で上京してきたので、それまでは富士山とはあまり縁がなく、なので見ても・・・って感じでした。若いころは)
しばらくすると「雲海」に着きます。1880mなので300mくらい登りました。少し展望が開けていて、ベンチなんかもあります。一応展望台になってます。
ここからもきつい登りが続きます。山頂を思わせるような石がゴロゴロとしています。雰囲気あります。
石は結構大きいのもありますが、よく気になるのが、こんな感じでパキッと割れているような石。瑞牆山のもも太郎岩みたいな。いつどうして割れたんだろうって。雷が落ちた?いやいや違うでしょ。じゃ、火山で飛んできたときに割れた?・・・。人間が生きている時間軸とは全然違うんだと思います。
ちなみに紅葉シーズン終わって、このオフシーズンに朝ヘッデンがいるかいらないかのタイミングで登り始める人達は結構、健脚な人が多いです。まわりのペースは速いですね。この先の押手川に居た先客の登山者には最後まで追いつけませんでした。(身軽なソロ登山だと結構速いペースになるのでパーティーに追いつけないことはあんまないんですけどね)笑。
押手川です。少し開けていて、ベンチもあります。
昔から看板変わらないです。でもよく見ると倒れて木に縛り付けてありますが・・・。
で、この押手川を超えると、さらに急登になります。けっこうきついです・・・・。そういえば、スタミナ切れでした。朝3時に起きてからサンドイッチしか食べてませんでした。かみさんが作ってくれたおにぎりが2個あるのでまずは1個をここで補給します!これでしばらく大丈夫。
少し登って振り返るとこの景色。南アルプスが一望できます。今日はガスもすくなく奇麗です。
さらに登ります。梯子まで登場しました。急登ですね。男体山のような。
梯子超えて少し歩いて、さらに振り返ってこの景観です。う~ん、カメラの画角がたりない。12-40mの標準レンズだったので、ここで7-14mの超広角へ変更してみます。
最近この7-14mの超広角の出番が減っています。なにせズーム域が狭いので、肝心の時に寄れないので悔しい思いをすることが多いです。いつも12-40mを付けておいて、山頂とか景観がいいところのみ、7-14mに付け替えて撮っています。ちょっと(だいぶ)めんどくさい。
おおお、ひろ~い(画角)。冬っぽく空気が澄んでいるのか遠くまで奇麗に見えます!
いよいよ山頂です。このハイマツ帯を超えればすぐです。この感じ、山登ったことのある人であれば分かると思いますが、一番ドキドキする瞬間ですね。
山頂が見えました!いやー快晴。編笠山2523mです。観音平から標高差、約950mただひたすら登ります。(ちょっと、「ザ山登り」って感じでちょっと苦手ですよねぇ。)
見渡す限りの絶景なので、どんな広角でも足りません。全部見てもらうためンはやっぱり動画!ということで。
富士山、南アルプス方面も、もうなにもさえぎるものがありません。雲海もこの時間はきれいです。8時すぎなのでちょうど観音平から2時間です。(コースタイムは3:30位)
山頂からは八ヶ岳オールスターが勢揃いです。赤岳に登るとそこからしか見えませんが、端っこの編笠山だと全部見えますね。赤岳~中岳~阿弥陀岳も壮観ですが、手前のギボシから権現岳もすばらしいです。
ちょっと入っていませんが、赤岳~蓼科山まで奇麗に見えます。天狗はちょっと見えませんが・・・。
南アルプスも絶景。手前は鳳凰三山から、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳まで。
編笠山の山頂はこんな感じでとても広いです。蓼科山ほどではないですが結構似ていると思います。山頂独り占めです。360°の大展望です。すごく充実です!
ここでおにぎりをもう1個補充します。多分これで歩けると思います。
さぁ、ここから反対の青年小屋方面へ進みます。権現岳が見えてますね。実は初めて権現岳登った時は、手前のギボシと勘違いして、「近いからいけるんじゃない?」みたいな勘違いしていたことを思い出しました。笑。足元はちょっとドロドロする感じなので少し歩き辛いかもしれません。
開けてきました。青年小屋も近づいています。
ギボシと権現岳がいい感じです。こうやってみるとギボシの方が高い感じに見えます・・・。
でも、ここから青年小屋までが、でか~い岩だらけで結構歩きづらい。なんとか岩を飛び越えながら進みます。登る前は、ここが凍結してたらいやだなぁと思っていましたが、全然ですね。今日は夏山か?ってくらいの気温でいい天気です。しかも無風!
青年小屋は営業終了してました。トイレも使えません。
権現岳はすぐ先の登山道入口から入ります。
昔来た時もここは覚えてます。切り株がチラホラあって
青空&雲で絶好の登山日和になりました。ここからは権現岳への登り返しになります。
すぐに稜線へでますので、景色を見ながら進めます。これは蓼科方面ですね。遠くに北アルプスまで見えています。
振り返って編笠山です。もう少し大きければ、○○富士って名前が付きそうな円錐形をしています。
のろし場2530mまできました。ここからはギボシの圧倒される山肌とその先の権現岳をみることができます。
切れたってて、その先の赤岳がかすむような山容です。でも名前はギボシです。
縞枯れみたいに見えるのはこれですね。枝ぶりを競うように並んで映えているようです。
これがギボシ直下の壁面です。
そしてこれが、ギボシ。でかい、でかい!かっこいい。
ギボシ登り途中、岩肌から編笠山と南アルプスです。
ギボシの登りですが、鎖場が連続します。難易度はそれほど高くありません。ちょとストックはしまって(私はそのままですが)慎重に進んだ方がいいと思います。ちょっとわくわくしますよね。
権現岳が近くに見えていたはずですが、ギボシの迫力で遠くに遠ざかった感覚になります。
写真ほど危険ではありません。鎖もしっかりついていますので手をつかんで進めば全く問題ありません。どうやったら怖く見えるんだろうって頑張って写真とりました(笑)が、そうまで見えないですね・・・。
ここら辺はちょっと真剣に登りましょう。
着きました!権現小屋と権現岳が間近に迫ります。
そして、オールスター。手前から阿弥陀岳、中岳、赤岳。その奥に横岳、硫黄岳。さらに蓼科山。硫黄の先の天狗岳は見えません。しかしこの時期に全く雪が付いてません。ほんとあったかいですし、ちょっと冷えた夏山みたいです。
ギボシから権現小屋、権現岳を望みます。ここからは、八ヶ岳の主峰、オールスターを見ることができます。
いやーなんどみてもいい。赤岳はまた冠雪の時に登るかもしれませんが、阿弥陀岳はちょっと私だとスキルが足りないと思いますのでソロでは止めています。でも阿弥陀の山容は八ヶ岳の中でも一番好きです。
権現小屋もこの時期なので営業は終了していました。
権現岳の山頂手前です。キレットから赤岳の縦走路が見えます。私はここを通ったことがないのでちょっとひかれます。
ここで御年配の方とお話していると、まだ9時台なのでこれからキレット通って赤岳から真教寺尾根を下るそうです。健脚ですねぇ。私も赤岳までコースタイムで3時間なので十分歩けるんですが、車が観音平なので・・・。八ヶ岳の話をあれやこれや話をして、お気を付けて~と別れます。
そして、今日の2座目の権現岳、2715m。
ノロシバから編笠山、アルプスを望みます。
赤岳方面も。
山肌がやっぱりいいです。
裏にありました。
さぁ、そのまま青年小屋まで戻って、編笠山をまいて帰るってルートもありますが、折角なので未踏の「三ッ頭」へ行くことに。この縦走路もいい感じです。
編笠山をぐるっとまわる周回コースですがずっと編笠山を見ながら、権現周辺は八ヶ岳主峰を見ながらの登山なのでいいコースだと思います。赤岳行くのが難しいのが難点ですが、今度は車じゃなく縦走したいです。
なんでこのハイマツは一本だけ立ってしまったんでしょう。他は低~くがんばってるんですけどね。私もこんな感じになりたいですね。風当たりは強いですけど・・・。
いろいろありますが、これなんか、根は半分はがれてますが、まだまだ現役?(元気)です。
すぐに三ッ頭2580mです。
ここからもギボシ、権現岳含めて奇麗に見えます。見おさめです。今日はこれで下ります。
三ッ頭からはかなり急坂を下りますが、途中は草原があって、結構きもちいい道が続きます。
まさに縞枯れの中に居る感じです。
またな編笠山!
木戸口ですが、標識はありますが、展望はありません。木戸口公園なんですね。
これがヘリポート跡かな?富士山、南アルプス。少しガスが出てきた感じです。今日はずっと富士山みてました。
水場がこの先にあるはずなんですが、枯れているのかどうか、見つけられませんでした。
天女山口の分岐まで下りてきました。ここから観音平へ。
ちょうど12時過ぎに戻ってきたので、休憩込みで6時間です。コースタイムが8:30なのでいいペースで歩けました。権現岳前後は八ヶ岳の展望がすばらしいので写真撮ってなかなか進めませんでしたが、来年はぜひキレット超えて赤岳へ縦走してみたいと思います。
(おまけ)
観音平から高速ICまではほんの15分くらいです。その間に唯一ある温泉が道の駅と一緒になっている「延命の湯」。大人820円でちょい高め。でも風呂も洗い場も広くて気持ちよかったです。源泉もチロチロっとですが流れてました。
先週、パジェロのタイヤをスタッドレスに変えましたが、乗り心地がとてもよくなりました。ほんとスーと走る感じです。で、燃費もちょっと向上!なんと12.1km/Lでした。いつも近所のスタンドで満タンにして行くんですが、今回は310km往復で走っても、ガソリンは1/4メータちょっとすぎたところ。おおお、感激です。