鎌倉の円覚寺、建長寺を散策。どちらも龍雲図がありますが爪の本数が!
2021/01/28
2015-2-11 かみさんと鎌倉散策へ。
梅見にはまだ早いんですが、時間があって、どっかに行こうってことで、鎌倉の神社をめぐることにしました。昔、私は戸塚に、かみさんは大船に住んでいたので、鎌倉はよく行っていたのですが、まぁ、まだ若かったので神社なんて行かずに通り過ぎるのみでした。
この年になれば、ちょっと見てみようかと。で気合入れてガイドブック買ったりしました。笑
ルートですが、車だととても混雑するのと、駐車面倒なので電車で行く事にしました。鎌倉は週末となれば駐車場探すのも一苦労ですし、とても渋滞がひどいので、車は無理ですねぇ。横須賀線で北鎌倉から神社巡りながら、鎌倉までって言う王道のルートです。
車だと、何十回と通っていますが、歩くのは今回が初めてです。 横須賀線も久しぶりでとっても懐かしかったです。
円覚寺
最初は降りてすぐの円覚寺です。
ここが総門です。総門くぐって入館料を払います。
梅はまだ早いですね~ 。0.5分咲きでしょうか。(笑)
少し歩くと三門があります。三門は三解脱(空・無相・無願)を象徴するといわれ、諸々の煩悩を取り払って涅槃・解脱の世界である仏殿に至る門とされているそうです。
煩悩だらけの私はこれをくぐると、どうなるんでしょうか。煩悩もいいもんです。
その先に仏殿があります。仏殿でたところの梅は少し咲いていました。
仏殿の隣には、選仏場(せんぶつじょう)があります。選仏場ってなんだろうと思うと、どうも仏を選び出す場所という意味で、修行僧の坐禅道場のことらしいです。
仏殿の天井にはこんな竜の絵が!!
ご存じの方もいると思いますが、日本の龍の爪は普通三本で描かれます。中国では、「五爪の龍」は天子の象徴とされてきたのですが、そのため属国であった朝鮮半島では「四爪の龍」しか許されず、さらに日本には「三爪の龍」が伝えられたといわれています。。。
ちなみに、ここ円覚寺の龍は三本爪です。書いたのは日本画家なんですね。文化勲章受章者前田青邨監修、守屋多々志揮毫の白雲の図ってことらしいです。
梅がすごいことになってました。これまだ枯れてないんです。すごいですよね?これは咲いたら見てみたいです。
これは、方丈(ほうじょう)の裏の庭園です。本来は住職が居住する建物を方丈というらしいです。いいところですねぇ。
ここは、妙香池(みょうこうち)です。御庭ですね。方丈の反対にあります。平成12年に再建されたそうです
正面の岩は向こう岸の露出した岩盤を虎の頭に見立てて、「 虎頭岩(ごとうがん)」というらしいです。
この頃は、少し夜だったので、しみじみと見てしまいました。(笑) 確かに朝はきます!
抹茶セットです。
関東で最も大きい洪鐘(おおがね)で、国宝らしいです。高さはなんと2Mを超えて259.5cm!。でかい。
東慶寺
建長寺
続いて建長寺。なんと、鎌倉時代の建長5年(1253年)の創建ってことです。
北条時頼です。すんごい歴史ですね。ちなみに、「けんちん汁」って建長寺が発祥の料理らしい。 総門をくぐって行きましょう!
建長寺の三門です。京都の般舟三昧院(はんじゅざんまいいん)から移築されたものらしいです。
天明3年(1783年)の建立!歴史もすごいですが、これを京都から移築するってのもすごいです。
三門の隣に大鐘がありました。
歩いて行くと法堂があります。これも重要文化財です。文化11年(1814年)の建立!
法堂の龍雲図です。創建750年記念事業の一環として描かれたらしいです。あれ、?円覚寺は3本爪だったのですが、なぜか建長寺は五本爪で描かれています。
半僧坊本殿があります。天狗の像がいっぱりありました。これが鼻高天狗ってことです。
そのまま10分くらい山を登っていくと、展望台がありました。海まで見えます。下のほうに小さく入ってきた建長寺が見えます。30分くらい登ったでしょうか。
鶴岡八幡宮
最後はおきまりの鶴岡八幡宮です。鎌倉初代将軍、源頼朝ゆかりの神社で、八幡社って全国にあるんですが、その中では有名で、なんと三大八幡宮にはいるそう。
大銀否は倒れちゃいました。平成22年なので5年前です。強風のためってことです。
横に移植されています。もとの大きさになるんはどれくらいかかるんでしょうか?
なんと、倒れた大銀否は、樹齢800年?1000年?ってことなので、移植された方が同じ大きさになるには、3015年ってことですね!
ではでは鎌倉駅から帰宅です。