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「人間一生、物見遊山」そんな生き方をしてみたい。

 

岩殿山城にお城見学を兼ねて登山。低山ですけど、鎖あり絶景ありで楽しい山歩きでした。

   

3月17日に岩殿山へ登ってきました。

シーズン前の軽い運動を兼ねて、ということで低山を選んで登ってみました。あと、岩殿山は城でもあるので、お城見学も兼ねてます。

スタートとゴールは大月駅。電車で行ってもよかったのですが、やっぱり車が便利です。朝早いですし、お昼過ぎには戻るので渋滞にも合わないですしね。

駅周辺には便利で安いコインパーキングがたくさんあるので便利です。私が停めたところは終日500円なんですが、PASMOなど交通系ICカードで払うと400円になりました。時間も気にしなくていいですし、安いです。

大月駅は中央線が走るのですが、富士急行線も走ります。

富士急行。

富士急行線は何と言っても新倉山浅間公園です。新幹線と桜と五重塔の忠霊塔がいっしょに見えるとあって、特にインバウンド観光客に人気の駅ですね。以前行った時もたくさんでしたが、この日も電車に乗ってるのはほぼ海外の人だったような感じでした。

このブログを書いてる今日は桜が満開なので多分富士急行もすごいことになってるんじゃないかなと思います。

さて、岩殿山への登山ですが、現在大月駅から一番近い登山口が閉鎖されてます。

少し面倒ですが、道路沿いを20分くらい歩いて畑倉登山口まで行く必要があります。

観光名所を集めまくったようなマンホールのふた。

駅を出るとすぐに岩殿山が見えます。見ての通り山頂付近まで見えてまして、なるほど低山ですね。

登りごたえがある山ではないので、これまで全く興味がなかったのですが、50歳を過ぎると、以前のようにバキバキに登山する体力もなくなってしまい、これくらいの山からシーズンスタートが身の丈に合ってます。

コースタイムも全く気にせずのんびり歩いて行きます。

これが閉鎖されている登山口。ちょっとわかりづらいです。

そしてこれが、今の登山口。

ここから登ると鬼の岩屋というスポットを通るので、少し登山口が遠回りになってもいいかなと思います。大月と言えば桃太郎?って事で大月桃太郎伝説の立ち寄りスポットになってるようでした。

その桃太郎の退治する鬼が棲んでいたとされる洞窟。

ベタな場所ではあるんですけど、山登りの途中で立ち寄るのはありかなと思いますね。

そして決して運動をさぼってたわけではなく、ジムに行ってコンスタントに走っていたんですが、なんとも重い体を引きずるように登っていきます。

これは鬼の洞窟の上の岩に注がれる滝の道。面白いです。

景色はそれほど高い山ではないのですが、大月市街が見渡せてなかなかの景色が見れます。

そして、笠をかぶってますが、富士山もばっちり見えます。ここからの景色、花の時期であればさらに絶景になるようです。3月中旬はまだ少し寒くて、花には早かったです。

岩殿山山頂からの富士山。

岩殿山は武田家滅亡の地ということで、なかなか感慨深いお城ではあります。先日真田の城だった沼田城と名胡桃城を見てきましたが、もともと武田の家臣だった真田が小田に追われる武田勝頼を自身の城に誘うのですが、結局家臣の岩殿山へ向かい、寝返られて滅亡するという歴史です。

なぜ、真田を頼らなかったのか?って思ってましたが、今思うと、もう最初から死ぬ覚悟だったんじゃないでしょうかね。家臣の城でどう生き延びても仕方ないですし。

低山なのですぐに山頂に着くのですが、このまま下山するのではなく、ちょっとだけ縦走します。

岩殿山と言うだけあって巨大な岩だらけです。浅利の方へ抜けていきます。ゴールというか見ごたえのある超巨大な岸壁という「稚児落し」を通って下山するルートです。

鎖場もあるようです。

で、鎖場がありました。ほぼ垂直で急ですが、足場がしっかりしているのでそれほど恐怖はありません。

2段になってました。低山ですけど、こういったアトラクション的な鎖とかあると楽しいですよね。

馬酔木

ただ、その先の鎖場(この写真のところ)は崩落してるとういことで通行止めになってました。少し下りますが巻道があるのでそちらへ迂回して進みます。

横は行けそうですが、そのさき真上にルートがあるのでちょっと危険ですかね。

岩なんですが、どこもこんな感じです。石が丸いので河口か海だったんでしょうかね。その小さい石をくるんで大きな岩になってる感じでした。

で、調べるとやっぱりそうで、「約500万年前の大月は海だった」そうです。

そして、楽しみにしていた稚児落しが見えてきました。

これ。すごいなぁ。

登山ルートはこの稚児落しの真上を歩きます。

ちなみに、この稚児落し、名前の由来は、ほんとうに子供を落としたらしいです。でも、「浅利郷の名家の子として成人した」とあるので、死ぬことはなかったようです。絶景ですが、恐ろしい岸壁です。

稚児落しを見てからは少し下ると、道路に出ます。

どちらも大月駅になってる面白い標識。

この時はまだ梅。

低山ではあるんですが、なかなか良かったです。

このルートは、発売されている「山と渓谷」という雑誌で紹介されてました。登ってみると確かによかったです。

時間はまだ11時過ぎた頃。

大月駅付近に戻ってきて食事です。

ふらっと入った街の中華屋さんというか食堂みたいなお店。ちょうど開店したタイミングでした。なので運良く座れましたが次から次へと地元の方が入ってきて、ついには並んでました。

味がまぁ美味しい!

排骨麺(ぱーこーめん)。肉の万世の秋葉原店が閉店になるという事で最後食べたかったんですが、100人くらい並んでたのでギブアップしてからずっと食べたかった排骨麺です。すごく美味しかった。

登山の後の美味しい食事でした。

富士急行。子供の描いた絵?が飾ってあってかわいい車両になってました。



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