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「人間一生、物見遊山」そんな生き方をしてみたい。

 

今年最高の快晴なので、久しぶりのガチ登山で乾徳山!こんな景色みると登山が好きになってしまいます。

      2021/09/21

以前の八ヶ岳日帰り縦走してから膝の痛みが継続的にあったので、(山行をお休みすればよかったんですが)標高差の少ない、できれば500m~800mくらいの山を選んで登ってました。いろいろ調べて行くとどうも1ヶ月位かかるそうです。で、1ヶ月しても回復しない場合には医者に行った方がいいとありました。
徐々に痛みは引いてきていて、ほぼ完治となったので、今回は久しぶりに標高差1200mの乾徳山に行ってみることにしました。乾徳山は以前登っていますが、山頂直下の岩も含めてあんまり記憶がありません・・・。なので気持ちは初めてって感じです。

標高差1200mって言うと、すぐに丹沢の塔ノ岳を思い出します。1200mを登れれば、アルプス含めてかなりの範囲に行ける体力になるので1つの健脚バロメーターって感じでしょう。

しかも、今回はかみさんの大学の同期の夫婦とその3男と一緒で、5人での登山です。ちなみに、私は何年も山行っていますが、かみさん以外を連れて行くのはなんとはじめて!なのでどの山にするかはかなり悩ましいですね。「ちょっとがんばって、いい景色をみたいって要望で、でも日帰りで近場で・・・・」といろいろ要望はありましたが、近くの山はどれも行ったばかりだったりしたので、なんとか乾徳山頑張ってもらおうということに。3男は4年生です。サッカーやってるらしいので体力的には大丈夫でしょう!しかも毎年富士山登ってるっていう健脚な男の子です。

2015-10-25(日曜)
乾徳山(2031m)

徳和~乾徳山登山口~徳和峠~道満山~車道出合~扇平~乾徳山~水ノタル~高原ヒュッテ~錦晶水~徳和

登山道はよく整備されていますが、鎖場、梯子多数。危険個所もありますので、鎖、岩山に慣れていない方は要注意です。

我が家に5:00集合で、そのままセレナ1台で向かいました。高速も順調で、勝沼ICを降りて、フルーツラインへ向かい、無事7:00前に到着です。乾徳山はいくつか登山口があってもっとショートカットすることもできますが、今回は徳和から登ることにしました。

駐車場はだいだい30台位停められそうです。7:00時点で3,4割って感じでしょうか。比較的すいています。また山も全体を通して登山者は少なかったと思います。紅葉も終わってそろそろシーズンオフなんでしょうか。

駐車場の前に乾徳公園があって、そこの奇麗なトイレを使うことができます。途中、避難小屋1件しかないので、しっかり準備して出発です。

朝日が山を照らしています。なんと、今日は雲ひとつありません。私は今年一番の快晴です。いや~、天気の話になると、必ずみんな「私が晴れ男(女)」って主張します。でも私はガス男の汚名があるので少し控えめに。今日は3人の晴れ男、女がいたらしいです。笑。楽しみです。

道路脇のイチョウの木に朝日があたっています。キラキラ光って、なんだか今日の山行もわくわくしてきます。

徳和からは徳和峠まで車道を歩いて、そこからバカ尾根?の道満尾根へ行きます。途中で鹿よけの柵があるので、開けて入ります。でも他の登山口にはなかったんですけどね?

ここからいよいよ登山開始なんですが、・・・

いやー、いきなりきつい登りが続きます。

でもみなさんどんどん進んでいきます。いやいや、強いです。

紅葉は麓まで下りてきてますね。乾徳山は紅葉の山って訳ではないですが、それでも黄色、赤、緑と色とりどりで疲れを癒してくれます。

ガンガン進んで、尾根途中の道満山まで着きました。1314mなので、1時間位で一気に500mくらい標高を稼いでいます。きついわけですね。展望は全くありません。

そこからは比較的ながらかな尾根歩きになります。

歩きやすい道が続いていて、チラホラ紅葉しています。

景色はまだ見えない樹林帯の中で、5人だといつものペースじゃなくのんびりコールタイム通りなので、写真をパシャパシャ撮りながら進めます。これが結果として膝にもいいみたい。

ところどころに岩があって、いよいよか?と緊張も走ります。(岩山で、終盤は鎖場の連続なので)

進んでいくと、ほぼ葉っぱも落ちていて、冬到来って感じの景観になってきますね。

途中、車道を何度も横切りながら進みます。

で、時折、こんな見晴らしの所があります。木々の間からチラチラ見えていた富士山が、こんな感じで対面できます。雲ひとつない青空です。また、ススキがいい感じで風になびいています。いやーいいですねぇ。

登りながら、そろそろ、大きな岩が増えてきます。鎖とかはまだありません。

大きな岩があったのですが、これはまだ月見岩ではありません。すごいですよね。枯れていますが、根で岩を押さえつけています。一心同体って感じです。

いやー、でかい。岩が。まだまだ横を通り過ぎるだけです。

そんなこんなでおしゃべりしながら歩いて行くと、ようやく月見岩がありました。面白い割れ方しています。

で、乾徳山も顔を出しました。

ここからの富士山~南アルプス方面はほんと絶景です。何もさえぎるものがありません。

月見岩は簡単に登れます。なので、上に登って写真撮ってみました。

月見岩の上は、扇平ですが、ここからも非常に奇麗な景色が見えます。

で、ここからがいよいよ本番です。ちなみに、小学校4年生の3男君は、全く疲れも見せず、らくらく登っていきます・・・。勝てないですね子供には。しかも嫌だとかきついとかなんらネガティブ発言なく、ほんとに頭が下がります。

いよいよ、手をついて岩を登り超えるところが多くなってきました。鎖場は結構あります。しっかり鎖を握って、3点支持でいけば問題ありません。(でも注意は必要です。本格的な岩山なので)

はい、こんなところもあります。大げさに書いても仕方ないのですが、ここの足場は狭くいですが、左は高くないので安心して進めます。

で、その先ですね。向こう側が完全に切れていて、断崖絶壁です。これを右に折れて行きます。危険と言えば危険です。足場は崖に向けて2m位あるのでそうそう落ちる心配はありませんが、強風の時なんかはバランス崩す可能性があるので要注意です。梯子も出てきます。

本格的な鎖場です。がんばれ~。

かみさんも登ります。ほぼ壁です。下は地面もありますが、そんなに広くありません。その下は切れてます・・・・。力量は個人それぞれなのでなんとも言えませんが、鎖で自分の体を支え切れない場合には止めた方がいいと思います。腕力もそうですし、慣れもやっぱり必要です。まぁ、かみさんは何の違和感もなく進んでいきますが・・・。

胎内って岩です。まあよくわかりませんが。

いよいよクライマックスの頂上直下まできました。一息ついて、富士山を眺めます。

迂回路あります。自信のない方はこちらへ。と思っていると、かみさんは順番待ってました。私は覚えていないんですが、以前もちゃんと登ったらしいです。お、しかもお友達の奥さんが一番先頭で並んでます・・・。大丈夫?と声をかけたくなりますが、まぁ自信あるみたいで。3男君とお父さんは巻いて行きました。その方が安全です。

ほぼ垂直ですね。20m位あるでしょうか。半分は鎖を使って、後半は岩登りです。死亡事故もあるところなので慎重に行きましょう。

足かけるところも少しありますが、鎖だけで登れる力は必要ですね。私が最後に登ります。

無事、乾徳山の山頂まで来ました。いや~、充実してるなぁ。頂上からは360°の絶景です。しかし山頂はそれほど広くなく、奥は絶壁なので、写真撮ってからは移動して食事することに。

今回は、ピストンではなく、水ノタルの方へ進んで、周回します。でも山頂直下で、いくつかこんな梯子もあります。大人はなんてことありませんが、3男君は背が足りないのでちょっと苦労してます。

水ノタルから山頂を見返します。右が絶壁になってて切れてますね。紅葉がいい感じで、秩父の山一面茶色に染まっています。

さぁ、ここからは下山です。水ノタルから、地図で言うところの迂回下山道を使って下ります。こちらは鎖場とかないフツーの登山道です。でも山頂直下はかなり急になっているので少し苦労します。

ところどころ、見上げると奇麗な紅葉がまだ残ってますねぇ。

しばらくすると高原ヒュッテに到着です。無人の避難小屋なんですが、すごくきれいです。トイレは靴を脱いで上がります。これは山小屋って感じではなく、民家並のきれいさです。すごいですね~。こんな避難小屋が増えてくれば助かります。

ヒュッテ周辺は白樺の木が奇麗で、しばらく休憩して最後の時間を楽しみました。

最後の登山道はマムシグサの実がいくつもありました。実が落ちると、イチゴみたいですね!

全体図はこんな感じです。(クリックすると拡大します)

お疲れさまでした~。7時間で1200m登り切りました!みんなと行くと話に花が咲いて、苦手な下山もすぐでした。

今回は、ちゃんとストックを使って下ったので、疲れは全くなく、膝の調子も問題ありません。ストックはストラップの下から手を通して、ストラップと一緒にグリップを握ります。そうして、歩くときにストラップに力がかかるようにするのがいいらしいです。(登山雑誌に載ってました)

最後は白龍閣という温泉へ。ストレッチして帰宅です~。



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