花の北アルプス!蓮華温泉からまずは白馬大池まで登ってテント泊。暑さでバテバテ。
2020/11/22
前のトピックで書いている通り、7月20日、21日、22日で雪倉岳、朝日岳を縦走してきました。(と言っても途中までですが、涙)
このルート、数年前からずっと登りたいと思っていたんですが、予定や天気が合わずになかなか登れていなかったんですね。
今年は快晴の予報が続いているので、アルプスに登りまくってやる!っていう意気込みで、先週に引き続き北アルプスへ挑みます。
なんで数年前から登りたかったかと言うと、ふもとに白馬岳蓮華温泉っていう秘境の温泉ロッジがありつつ、ロッジ周辺に有名な野天風呂があるってのもありつつ、花がすごいという噂。そして紅葉も。
花も紅葉も捨てがたいのですが、まずは夏山シーズンの開幕とともに花の北アルプスを堪能してきました。
計画はこんな感じ。
(1日目)
蓮華温泉~白馬大池山荘(テント泊)
※参考CT 3:00(2日目)
白馬大池山荘~小蓮華山~三国境~雪倉岳~水平道分岐~朝日小屋(テント泊)
※参考CT 8:35(3日目)
朝日小屋~朝日岳~蓮華温泉
※参考CT 7:15
通常は(ちょっと長めですが)1泊2日で歩けるルートですが、今回は金曜日に予定が調整できたので、初日は白馬大池まで歩いておくということができました。2泊できれば初日に白馬岳まで歩くという案もありますね。
スタート地点の蓮華温泉ですが、なにせ遠いです。国道から折れて道幅の狭い林道に入って30km以上あります。秘境感がありますね。
林道の途中で展望台があったりします。でその展望台で既にこの景色が見れます。
正面にでっかく見えてるのが、雪倉岳、赤男山、朝日岳です。
雪倉岳は日本二百名山になってます。朝日岳は日本三百名山ですね。
平日金曜日の午前9時前、蓮華温泉に到着。泊まりの方だと思いますがこのタイミングでも駐車場は7割位は埋まってました。すごい人気ですね。
折角なので、蓮華温泉の看板と一緒に先ほどの三山を写真に収めて出発です。
今日も天気ですね~。ほんと今年はどうしちゃったんだろうってくらい快晴続きです。
蓮華温泉ロッジには内湯があります。で、それ以外に少し歩けば野天風呂に入ることができます。
こういう登山口にある温泉にはいつも泊まりたいと思いつつなかなか泊まれません。年を取ってからのお楽しみってところでしょうかね。
蓮華温泉ロッジの内湯も入りたいと思いつつ、周辺にはこんな感じで野天風呂があります。
三国一ノ湯、仙気ノ湯、薬師湯、黄金湯の4つですね。
温泉入るのは下山後のお楽しみとしつつ、ちょっと寄り道して温泉見てから登りたいと思います。
早速出てきたのが、三国一ノ湯というちょっと壮大な名前の温泉です。
写真で伝わるかどうか、小さいです。まさに登山道の脇にある感じでお湯は少しぬるめ。
サイズがですねぇ、家庭の風呂と同じくらいなのでちょっとここに入るのはかなり勇気が要りますね。
温泉地帯のほぼ真ん中にあるのが仙気ノ湯。この通り朝日岳を見ながら温泉に入れそうです。
ここはいいですね。サイズ的にも大人が5,6人は余裕で入れそうです。野天風呂で周りから丸見えですが、登山道の脇でもないですし、十分満喫できそう。
おっとここはおじさん2人が入ってました。笑。なので眺めだけ撮っておきます。2人入ってギリギリくらいでした。
薬師の湯は一番高いところで少し隠れるようになってるので下からは見えません。なので女性の方でも入れるんでしょう。一応、こういう看板があったので入りたい方はご参考までに。
4つの野天風呂がありますが、入るなら人が居なければ薬師湯、先客が居れば仙気ノ湯かなと思います。もちろん両方はいれれば最高ですね。
三国一ノ湯と黄金湯は登山道の脇なので人通り気にするとちょっと入り辛いですし、三国一ノ湯は小さすぎて(一人用)ちょっと躊躇してしまいます。
下山した時に入ろうかなと楽しみにしつつ野天風呂の下見を終えて、さっそく白馬大池を目指します。
蓮華温泉ロッジから白馬大池山荘まではコースタイムで3時間。ちょっと温泉下見で寄り道しましたが、9時出発なので12時過ぎには到着するでしょう。
しかし今日は暑いです。むちゃくちゃ。
歩き始めからガンガン体力が削がれていく感じがします。まだ1時間も歩いていないんですが・・・。全身から汗が噴き出してきてます。
この日は薄手の長ズボンです。既にずぶ濡れのような汗です。
蓮華温泉で標高が約1500mで、この先の天狗ノ庭で約2000m。ちょうど中間くらいかな、それでも涼しさもなくむちゃくちゃ暑くてひたすら耐えるのみです。
天気いいのはありがたいですが、こりゃ参りますわ。水分と塩分をしっかりとって進みましょう。
さすが花の名山だけあって標高が上がっていく毎に、徐々にいろんな花が出てきます。
ちらっと見える稜線は雪倉岳なはずなんですが、雲でちょっと見えませんね。
そんな花に癒されながら歩いてると開けたところに出てきます。もうすぐ天狗の庭ですかね。
まぁ実は、結構バテテまして、もうすぐってわかっていても下山してくる方に「天狗の庭はもうすぐですかね?」って聞いてたりして。ちょっとめずらしいくらいばててます。
朝は3時前起きて出発。確かにちょっと早い時間ですが、それほど疲れるものじゃないので、この疲れはやっぱり暑さでしょうね。
暑さでガスががんがんでてきてて、残念ながら雪倉方面の稜線は相変わらずこの通りです。
ようやく天狗の庭。ここでコースタイム的にはほぼ半分。ここから白馬大池山荘まで1時間20分あります。
山ではそれほど疲れないですし、性格的に座って休憩って取らない変な人なんですが、バテバテで座り込んでしまいます。
全身汗だく。バケツをひっくり返したような汗ですね。短パンにしてくれば少しはましだったかも・・・。
って言ってても仕方ないですし、気合を入れなおして歩きますよ。
で、なんだかんだ、多少ガスが出てきてくれたのもあってか、後半はそれほど時間を感じず、大池へ到着です。
お疲れ様~。って感じ。
明日歩く予定の白馬方面。7月なのでまだだいぶ雪は残ってますね。
時間は12時すぎ。金曜日って事もあってかまだテントは張られてないですね。
白馬大池山荘のテント場はかなり好きな方なんですが、山荘での昼食はないのでそこはちょっと残念ですね。
先週の新穂高から三俣のルートだとどの山小屋も昼食はかなり充実してたので、やっぱラーメンとか食べたいなぁって思っちゃいます。
ハクサンコザクラは日本海側の高山帯に分布し、雪渓周辺や湿地帯などの湿った場所に群生するらしいのでちょうど適地なんでしょうね。
山荘の前から今回の稜線ず~と咲いてました。特にここ、白馬大池山荘の前はすごかった。
白馬方面は今日はずっとガスっぽかったです。たまに小蓮華山までちらっと見える時もありましたが。
なにせ12時過ぎにテント場へ着いているので、まぁ時間持て余して写真いっぱい撮りました。
ちなみに、トランゴタワーを履くようになってちょっと通気性が悪いのかな?足の汗がイマイチ乾かず、靴擦れしそうになったので、それからファイントラックのレイヤー1(スキンメッシュソックス 5本指レギュラー)を導入してます。写真の黒い薄めの靴下です。
効果はよく分かりませんが、それいらい靴擦れの心配はしていないので効果は多少あるんだと思います。
汗だくの服ですが、上はすぐに乾いてしまいます。下(パンツと薄手の登山パンツ)は頑張ってなんとか夕方までに着たままで乾きました。着替えもありますが、使うのは明日にしたいところ。
似た花でミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ミヤマダイコンソウなんかいろいろあるんですよね。葉っぱとかちゃんと見ないと分からないのですが、覚えてません。なのでちょっと自信なし。
10cm丈くらいのハクサンコザクラの群生をなんとかうまく写真に撮ろうとするのですがなかなか難しい。
チングルマは群生しつつ、綿毛になってるものもチラホラあります。
この綿毛はそれぞれ味が合って好きです。写真もよく撮られてるので人気でしょう。
なんて時間をつぶしつつ、ビールもがっつり飲んでればもう夕方です。
あまりがっつり歩かずテント場でぶらぶら時間をつぶすのも悪くないです。
本当は誰か話し相手を見つけてビール飲みながら、山の話でもしたかったのですが、今日はちょっと見当たらず、テント前で一人で飲んでました。笑。
さてさて、明日はいよいよ憧れの雪倉岳へ登ります。
2018-07-20,21,22雪倉岳 2,611m、朝日岳 2,418m
(1日目)
蓮華温泉~白馬大池山荘(テント泊)
時間 3:06(休憩も含む活動時間)
距離 6.11km
獲得標高 995m
※参考CT 3:00
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1
レンズ:ED 12-40mm F2.8 PRO
靴 :ラ・スポルティバ トランゴタワー GTX