上野。湯島天神から上野東照宮までを散策。上野恩賜公園は気持ちいい観光地でした。
2021/01/30
10月24日、上野へ行ってきました。
都内(と言ってもはずれの町田市)に住んでかれこれ20年近くになります。その間あちこちに遊びに行っているのですが、こと東京となるとほとんど行っていないんですよね。
なにせ自然が好きだってこともありますが、まぁ、九州の田舎育ちなので混んでる人混みがあまり好きではないってことが理由です。
ただ、最近遊びすぎてるせいか、ちょっとしたお出かけでネタがなくなってきているので、新規開拓をしてみようとして上野へ行ってみました。
上野は遠いかなと思ってましたが、小田急線が千代田線に乗り入れてて、湯島まで一本で行けるので案外近いってことが分かったのがいい収穫です。
先にルートを書いておくとこんな感じです。メジャーなところなのでご存知の方の方が多いかとは思いますが、初めての私は結構新鮮でした。ざっと1時間程度でなんだかずいぶん遠くまで観光に来たような感じがお得感ありありです。
・学問成就の湯島天神
・西洋木造建築が美しい旧岩崎邸庭園
・不忍池散策(不忍池弁天堂)
・清水観音堂
・花園稲荷神社
・これ以上落ちない上野大佛
・でかいだけか?お化け灯籠
・上野東照宮と五重塔
・五條天神社
結構てんこ盛りで行っているように見えますが、それぞれの移動距離は短いのでかなり効率的に回れます。
学問成就の湯島天神
湯島天神は学問の神様として知られる菅原道真公を祀っています。地下鉄の湯島駅をでてすぐです。
この日は快晴。神社はいろいろと準備が忙しそうでしたが、11月1日から始まる菊祭りがあるようなのでその準備でしょうか。
菅原道真と言えば「牛」。なのでここ湯島天神にも牛が居ました。
自分の体調の悪いところと同じ部分を撫でるとよいと言われているようなので、私も足を撫でればよかったのですが、これを書いててそれを知ったので、写真だけ撮っただけでした。笑。
まぁ都会のど真ん中にあるので、ビルがたくさん見えているってのが面白いかなと思います。
この橋のコケも見事ですね。ちなみに庭には入れませんので、この橋も渡れません。
庭園も中に入れれば気持ちいいんでしょうけどね。とてもきれいに手入れされてるなぁって感じます。
駅から近いですし、手軽によれるのがいいかなと思います。都内ではほとんど神社、お寺は回っていないのでちょっと新鮮です。(ちなみにこの湯島天神のすぐ近くには、商売繁盛の神田明神があるようです)
西洋木造建築が美しい旧岩崎邸庭園
湯島天神の後は旧岩崎邸庭園へ向かいます。近いです。歩いて5分くらいかな?私はまだリハビリ中で歩くのが遅いのでもう少しかかりますが、それでも10分はかからないですね。
旧岩崎邸庭園ってのは岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として造てられましたものです。岩崎彌太郎は説明の必要はないかと思います。
ジョサイア・コンドルさんと言う人が設計したらしいのですが、近代日本住宅を代表する西洋木造建築という事でちょっと見ごたえはあるかと思います。
ここは見学料が400円。
玄関。すごいですね。ちなみに、この日はペンキ塗りたてって事でした。笑。
ずいぶんでかいなぁとみてると、推定樹齢400年だそうです。まだ紅葉してませんが、12月には玄関のステンドグラスを黄金色に染めるというのでその景色も見てみたいもんです。
平日でしたが、結構な人数の方が見学に来てました。入場料は払っているものの、ボランティアのガイドさんが丁寧に説明してくれるので分かりやすいと思います。って私は人と一緒に聞くのが苦手なので一人で回ってましたけど。(ガイドのビデオが10分見れるのでそれを見てました)
そして2階にも上がれます。その頃の歴史の要人が同じ階段を登ってたのかと思うとなんだか感慨深いものがあります。
ちなみに、こうやってばしゃばしゃ写真撮ってますが、平日だけだそうです。あと階段での撮影はNGって言われました。
2階のテラス。このテラスは1階と2階で同じように作ってるのが、ジョサイア・コンドルさんのこだわりだったそうですよ。
梁で見える模様は、家紋です。随所で家紋だらけです。
まぁ豪邸ですね。これでも一部らしいですから。
和館をでれば、すんごい気持ちいい庭園です。左に見えるのが和館ですね。
見どころとしては、この庭園と、洋館、和館、撞球室(ビリヤード場)です。
ちょうど人が歩いてきたのでモデルになってもらいました。デカさが分かると思います。
そしてこの洋館、正面はさっき写真載せましたが、どこから見てもかっこいいというか美しいですよね。私に美的センスがあるかどうかは怪しいですが、とにかくきれい。この正面に見えてる1Fの部分はサンルームです。
載せすぎなんですが・・・、きれいなので。サンルーム側からの写真。
これは見ごたえがありました。お勧めです。
最後になりますが、明治29年です。当時1万5000坪あって、20棟の建物が並んで立っていたとうのですからスケールはこれよりはるかに大きかったって事ですね。
不忍池散策(不忍池弁天堂)
さて、次に向かったのが、不忍池。旧岩崎邸庭園から歩いて5分くらい。笑。行って分かりましたがほんと近い。見どころが密集してます。
ここは蓮がきれいなはずなんですが、秋なのでこんな感じになってしまってました。笑。
常連さんなんだと思いますが、ハトと雀に餌をやってました。たまにワッってハトが飛んでは戻っての繰り返し。(一応餌はダメって書いてましたが)
清水観音堂
花園稲荷神社
つづいてその先にあるのが花園稲荷神社。ほんとここだけで神様どれだけいるのか?ってくらいですよ。
ここは鳥居が並んでいて、ちょっと写真映えするのか、(ほんとうはダメらしいのですが)撮影スポットになってるらしく、通るのに気を使ってしまいます。
ちなみにこの隣が五条天神社です。そちらは帰りに寄りました。
これ以上落ちない上野大佛
この大佛さんはちょっと有名ですよね。テレビで見たことありました。
もともと上野大佛は1631年に建立されたらしいんですが、その後の重なる震災で顔だけが残ったそうです。で、「これ以上落ちない」ということから、「合格大佛」となったようです。
かなり衝撃ですよね。これ以上落ちないってことで娘の受験合格を祈願してきました。
でかいだけか?お化け灯籠
一応写真だけ載せるって感じですが、お化け灯籠です。たぶんデカいだけじゃないかと。誰も見てません。笑。
で調べてみると、たしかにデカいって事でした。日本三大灯篭のひとつだそうです。
おばけというのは、おばけのように大きく、高さが6.06mもあるからそのような名前がついた。また、笹石の周囲は3.36mで非常に大きい。
by wiki
で、気になる残り2つですが、南禅寺と熱田神宮らしい。南禅寺は行きましたがあまり記憶にありません。
上野東照宮
初めて知りました。
中はお化け灯篭ほどじゃないですが、かなりの数の灯篭があります。
東照宮と言えば、日光東照宮だと思いますが、こちらはご覧の通り、ちょっとこじんまりです。
で、東照宮ってそもそもなんだっけ?ってなるのですが、「東照宮とは徳川家康公(東照大権現)を神様としてお祀りする神社」なんですね。
まぁ徳川家康って人でしょ?って思っちゃいますが、なんでも神様にするのが日本人ですからね。なんでも、遠く日光までお参りに行くことができない江戸の人々のために日光東照宮に準じた豪華な社殿を建立したと言われているので、出張所みたいなもんでしょうか。
中を見学するのは500円なんですが、ちょっと高いような。なので、表にはいっぱい人(海外の観光客)が居ましたが、入る人はほとんどいませんでした。
入るとこれ(社殿)が見れます。1651年造営だそうですから、300年以上前ですね。
塀越しか~って思ってると、なんと、これ、動物園内に立ってるそうです。寛永8年の建設だそう。動物園に行く機会があれば正面から見てみたいですね。
五條天神社
五條天神社は少し前に通った花園稲荷神社のすぐ隣です。
いや~、てんこ盛りですね。でもどれもそれほど大きくないので、散策しながら観光するって感じでちょうどよいかなと思います。これでもまとめて3~4時間あれば十分回れると思います。
元気がよければ、その隣には上野動物園がありますし、その先には東京国立博物館、国立西洋美術館、国立科学博物館があります。そっちは別の日にまた来てみようかと思います。
ではでは。最後まで読んで頂いてありがとうございます。