丹沢主脈縦走の予定が、天気が悪くて大倉から丹沢山までの縦走に。樹氷はきれいでした。
2021/09/21
3月18日に丹沢に行ってきました。
丹沢はまぁ、町田に住んでいる私としてはとても近いので登山を始めた20年前からなども登ってる山になります。そういえばロードバイクでも何度も。
で、このブログで出てくるこんな感じで最近で言えばヤビツ峠から塔ノ岳に登るルートがお気に入りです。
でも一番メジャーなのは大倉から塔ノ岳へ登るコースになるんだと思います。でもこのコース、ちょっときついんですよね。なにせ標高差が1200mもあるので、そこそこの北アルプスの山よりハードなんですよね。しかもバカ尾根って言われてて、展望がイマイチなところをひたすら登るって言うルート。
このコースを最初に登ると登山嫌いになっちゃうんじゃないだろうか?って。
ヤビツ峠から登れば、尾根の稜線もきれいですし、天気よければ塔ノ岳の隣に富士山が見えます。
というう前置きをしつつ、今回は大倉から挑戦。で、ずっと歩きたかった大倉~塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳~焼山登山口という丹沢主脈の縦走日帰りです。
前回の白毛門で雪山はひと段落かなぁって考えてて、久しぶりにロングコースにチャレンジしようということで選んだルートです。
体力は今一番自信があるんですよね。4月の人生初のフルマラソン調整に向けて、ほぼ毎日10km走ってます。2月は合計で190km、3月ももう合計100km超えてます。なのでこの体力絶好調の時に挑戦してみることに。
ちなみに、このルートの注意点として、焼山登山口からのバスの本数が少ないってことですね。調べるとなんと、焼山登山口バス停からは16:38の三ヶ木行の1本のみ!
1本です!
なのでフツーは焼山登山口から登って大倉に降りるというのがメジャーです(大倉の方はバスは多いので)。でも私は久しぶりに大倉からのバカ尾根を登りたいって思いつつ、反対から登ります。
渋沢駅から大倉行きのバスは始発で6:48です。私はその次の7:02に乗って大倉へ。トイレとかいろいと準備して7:30には出発できました。焼山登山口の最終バスが16:38なので、登山時間のリミットはざっと9時間です。まぁ余裕でしょ?なんて。
ヤマプラで検索すると、距離が22.6km、標準コースタイムが12時間5分です。休憩込で70%のタイムで登れば十分です。
まず目指すのは塔ノ岳1490m。バス停からは距離7kmです。
ちなみにこの日のために、前日の17日土曜のランニングはいつもの10kmじゃなくて5kmに抑えてます!
なので疲れもほぼなく、快調に進みます。
この大倉尾根、最初でこそこんな感じの歩きやすい登山道なんですが、
でも昔からするとかなり登山道は整備されてますね。今日はまだ春前なのでそれほど登山者多くないですが、季節がよくなればすんごい人数が登りますので。
久しぶりに歩く大倉尾根は体力的にもそれほど負担を感じないので割といい尾根だなぁなんて思い始めました。新緑の頃にまた歩きたいなぁって。
でも終盤にさしかかって、この階段を登った先にある花立山荘までくれば、渋沢方面の街並みをみることができます。
ちなみに、どの土日はどこも快晴予報でした。でも私は丹沢主脈縦走を狙っていたので、それで言えば天気は土曜が△で日曜が〇。なのでこの日曜に歩いてたりするのですが。こういうのをガス男って言うんだろうか。
花立山荘を超えてようやく塔ノ岳が見えてきます。でもよく見ると左斜面、樹氷ですね?
そうなんです。金冷シを超えてから一気に雲というかガスの中で寒い寒い。
無事、塔ノ岳、1491m。コースタイムで3時間30分のところ、2時間20分で着きました。ちょうど70%切るくらいですね。予想タイム通り。
ただ、天気が最悪。猛烈な風ですし、気温は(温度計持ってないのですが)体感で0度前後かな。グローブは厳冬期用持ってきていないのですが、スリーシーズン用だと厳しいくらいです。
極寒の中、塔ノ岳の山頂でパンをかじりながら・・・。どうしよ。でも天気予報は晴れなので(雲が少し残るかもとは書いてましたが・・)丹沢山まで歩いてそこで決めることにしました。
なんでかって、この塔ノ岳から蛭ヶ岳までの稜線が一番のハイライトなので、塔ノ岳で帰るともったいなさすぎますね。
しかし、この時期、雪解け、雨後なんかでドロドロです。スパッツはあった方がいいと思います。あとこの日は風がものすごくて、樹氷が風で飛ばされて、顔に当たって痛かったです。さすがに(というか油断して)バラクラバも持ってきてないので、フリースのフードをかぶってしのぎました。(ほんと痛かったです)
人は塔ノ岳を超えると、ほとんどいなくなりますね。大倉から登ってきた登山者の9割位は塔ノ岳までなので、丹沢山までのルートは静かな山歩きが楽しめます。
丹沢山、1567m。大倉から3時間30分。ちょうどいい感じ。
でもこれから進む予定だった蛭ヶ岳方面。なんにも見えません。真っ白。
だめだな。1時間たっても全然変わらない。帰ろう・・。ソロだと景色がないと黙々と歩くだけなのでつまらないんです。
丹沢山から戻ると3時間ちょっとのコースタイム。このまま進んで蛭ヶ岳超えて焼山登山口までは約7時間。
次回またこよう。
結果、塔ノ岳、丹沢山のピストンになってしまいました。コースタイムは8時間50分でしたが、6時間で歩いたので70%切るペースです。このペースだとあこがれの丹沢主脈日帰り縦走は問題なさそうです。体力的にもそれほどきついわけでもないですし。
天気は残念でしたけど、距離で約20km 獲得標高は1,949mでした。超久しぶりのロング&標高差でしたね。充実です。
アルプス最難関って言われる甲斐駒ヶ岳へ登る黒戸尾根で言うと距離21.50km 獲得標高2,351mなので今日とそれほど変わらないですね。
恐るべし丹沢の大倉尾根!
2018-03-18 塔ノ岳 1,490m、丹沢山 1,567m
大倉~塔ノ岳~丹沢山(往復)
時間 6:08(休憩も含む活動時間)
距離 20.55km
獲得標高 1,949m
※参考CT 8:50