やりたいことをぜんぶやろう!気ままな人生

「人間一生、物見遊山」そんな生き方をしてみたい。

 

こんなに威風堂々として凛々しい、積雪期の会津磐梯山へ。快晴に恵まれ最高の登山でした。

      2021/09/21

3月3日に会津磐梯山へ登ってきました。

磐梯山(ばんだいさん)が正式名称ですが、会津富士(あいづふじ)、会津磐梯山(あいづばんだいさん)とも呼ばれている山です。福島県を代表する山ですね。日本百名山にも選定されています。

会津に行ってみてみるとよくわかりますが、どこから見てもすぐに磐梯山とわかる、独立峰は、とっても印象的です。

ちなみに、独立峰って正式な定義は存在せず、いかなる山地にも属していない比較的高い山だけを独立峰と見なす考え方や、山地に属していても他の峰々と離れている比較的高い山は独立峰と見なす考え方などがある。

by wiki

ってっことなんですが、以外と少ないみたいです。wikiに挙がっている山を見ると、21山。その中の一つが磐梯山ですね。身近なところで行くと富士山、男体山、浅間山、燧ケ岳ってところでしょうか。

細かいことは置いておいても、とにかく目立つんですよね。そして登山欲をそそられる山、要は見て登りたい!って感じる山です。

今年に入って福島に行くのは既に3回目。遠いんです、家から330km。でも好きなんですね。初回は安達太良山、2回目は西吾妻山です。2回目の時には泊まりだったので、翌日は磐梯山へ登る予定だったのですが、体調が最悪で(下痢が超~ひどくて)翌日はそのまま帰宅という事態になってしまってました。

で、今回はリベンジです。そうです、前回登れなかった磐梯山へ行くことに。

ちなみに、今回も宿泊です。家から通常4時間、休憩とか入れると5時間の道のりです。日帰りだと山に登って往復10時間(渋滞なしの場合)を一人で運転するのはとてもしんどいので。

この土日は両日とも快晴の予報!ほんとこころ踊ります。

磐梯山は、裏磐梯スキー場から登ります。リフトのスタートは8:30。なので家を3:30にでて、8時過ぎにスキー場へ無事到着です。

裏磐梯スキー場はとっても小さいスキー場です。金曜から土日を挟んで月曜までしか営業していないみたいなのでご注意を

裏磐梯スキー場は、言葉の通り裏磐梯にあるので、高速インター降りてからぐるっと磐梯山を回る感じになります。

高速下りてすぐに道路は雪が残ってる状態で、すぐにこんな道になります。

パジェロはスタッドレスを履いてるので、安心だーって瞬間ですね。でもちゃんと圧雪されているので2輪駆動でも問題ないと思います。

スキー場に近づくにつれて、徐々に雪も深くなってます。しかし天気はばっちりですね。

で、バーンと目の前に既に磐梯山が見えてます。というか高速走ってる時から見えてるんですけどね。笑

スキー場の駐車場からの写真。

やっぱりかっこいいですね~。

駐車場は無料です。申し訳ないですね。8時30のスタート前に来ている車で言えば、かなり登山客が多いなって印象です。それだけスキー場はガラガラって事です。

はやる気持ちを抑えつつ、準備をして出発です。リフトを使えるのですが、下りも使えます。往復券があって1500円(登り2本、下り2本)。お勧めされたのでそれを買います。

リフトは2本乗り継ぎます。1本目が8:30スタートなんですが、2本目は9:00~になります。なので、8:30にリフト乗ってもその先で待つことになるので、9時前スタートでいいと思います。

チケット買う時にゲレンデの歩行は禁止されていると言われました。(9時って聞いたので歩いてどれくらいかかるか聞いたところの返事です)

たぶん正式なんだと思いますが、下山の時にリフトの係のおじさんに聞いたところ、かなりの人数の方が登りも下りもゲレンデ(の端っこ)を歩いてるそうです。ざっと5,60人って言ってました。(数えてないと思いますが)

ご自身の判断でお願いします。

まぁ私はできれば楽したいと思いつつ、駐車場もタダですのでリフト使いました。(というか禁止と言われたので)

まだリフトスタート前のスキー場出口からの磐梯山。

そして振り返れば、前回登った西吾妻山(と西大巓)。

個人的な印象ですが、会津ってなかなか天気いい日に巡り合ってないので、今日はなんだかものすごく得した気分です。

そして結構暖かい!春ですかねぇ。

テンションが上がりきったところでリフトへ乗って出発します。

ちなみにこの日の装備、スノーシューはもちろんですが、12本アイゼン、ピッケルも持ちつつ、スキー場があまりにも暖かかったので、ゴーグルとかもしかしての時のダウンとかは車において行きました。

山頂付近は風強いし寒いので油断しない方がよかったと思います・・・。

2本目のリフト。

夏は当然リフトは動いていないので、この辺を歩いて登るのですが冬はラクチンですね。

リフトトップからの吾妻連峰。

そしてこれから登る磐梯山。標高上げたので山頂がギリギリ見えてるかな?。左が「櫛ヶ峰」、右に「天狗岩」が見えます。

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さて、1番にリフトを降りましたが、冬季の磐梯山は初めてです。さてさてどこから取り付くか?BCスキーの方が先陣切って歩いたのでその後を追います。

というか、最初つぼ足で歩けるかな?って考えてましたが、100%甘い考えで、スノーシュー(またはワカン)がないとダメですね。そこで時間使ってしまいました。

ルートは、樹林帯にそのまま入っていきましたが、左の方に圧雪されているルートもあったのでどちらでもいいと思います。最終的には縦横無尽にルートが付いてました。

いや~、ほんとこれ、最初から絶景の磐梯山を見ながらスノーシューでお散歩ですから、楽しいですよ。

ルートは銅沼(どう沼と書いてあか沼と読みます)が凍っているのでこの通りその上を歩くことができます。

そうして歩いていくと、夏には銅沼ごしに見えている噴火口がまじかに見えてきます。

ちょっと分かり辛いですが、煙は少しでてました。

朝早いので、まだ雪は締まってて、スノーシューがよくひっかかります。ザクッ、ザクッ、ってかなりいい感じ。

冬でこその絶景ですね。

朝いちばん。先陣きって歩いてます。振り返って、西吾妻山。この辺はこの後スノーシュートレッキングの人たちでトレースがいっぱい付いてきます。

天気よくても、風はそこそこで、風が吹けば雪が舞うシーンをチラチラ見ながら進みます。

山頂は隠れてしまいましたが、正面が大迫力の天狗岩。

なかなかの迫力ですね~。

そして目的の一つ目のイエローフォールへ。

前のブログで書いた通り、今まで見たことがなかったので、これも目的だったのですが、それほど迫力はないです。スノーシューツアーだとこのイエローフォールを見て帰るってパターンなのですが、ちょっとがっかりするかもしれませんね。

一応裏磐梯スキー場ではこんな感じで宣伝されてます。

これは磐梯山の厳寒期にしか現れない神秘の氷瀑(氷の滝)です。雪解けした水が地中の硫黄分や鉄分を含んでしみ出し、幾重にもなり凍っています。高さは10メートルほど、幅8メートルほどと巨大で、黄金に輝く造形美は圧巻!見頃は2月上旬から中旬ごろ。これを目当てに磐梯山を訪れる観光客も珍しくありません。

さてさて、先へ進みましょう!

と言いつつ、何を考えたのか!?前回の奥白根山のラッセルがとっても楽しかったのか、私はバリエーションルートへ進んでラッセルを始めました。

目の前の壁のような斜面。これスノーシューでもがんがんラッセルしながら登れるんですよねぇ。笑。

GPS確認して、ルート間違えてる事には気づいたのですが、リカバリできるかな?って甘い気持ちで腰下ラッセルを楽しんで進んでみました。

後からおじさんが付いてきたので、一緒に楽しむ?という感じ。

テラスまで登って来て、さて、どうしよう?まさに私の性格を表してますね。みんな見てたら、なんでそんなとこ登ってるの?って言われそう。まぁ私の人生とおんなじですな。笑。

目指すはこの先、正規ルートは左の尾根沿いです。ちょっと難易度が高いので、一回撤退ですかね。

スノーシューから12本アイゼンとピッケルへチェンジ。

きれい!飯豊連峰。

テラスから右左と直登とルート見てみましたが、どれも手に負えない難易度です。おじさん諦められないのか、登れるルートがないか探してます。見えるかな?

さすがに私がこのタイミングで一人で下るのもまずいので見守りながら、二人で相談して下ることにしました。山は自己責任で。

楽しいですね。ここ下っていきます。

遊んでたので小一時間ほどロスしながら正規ルートへ取り付きます。

スノーシュー脱いだので、そのままアイゼンで進みます。

先ほどの斜面ほどではないのですが、こんな感じ。

ピッケルは刺さらないので、スノーバスケット付けたストックの方が断然歩きやすい。でもまぁどうせ稜線でチェンジしないといけないのでそのままピッケルで進みます。

さっきのルート。

最後踏ん張って、櫛ヶ峰の分岐まで登ります。

そう、これが櫛ヶ峰。広義には、主峰の磐梯山のほかに赤埴山(1,430m)と櫛ヶ峰(1,636m)を含めて「磐梯山」ともするらしいです。

いや~ひと休みして絶景ですよ。正面が桧原湖(ひばらこ)ですかね。真っ白なので凍ってるみたいです。

ほとんど雲一つない快晴。こんな天気(しかも週末で)は何回あるんだろう?

櫛ヶ峰にはよく見るとトレース付いてますね。ルートないんですけどね。私はパス。さっきのラッセル寄り道でちょっとお疲れ気味です。

そして、バーン。これから進む磐梯山山頂。

そして下からみると大迫力だった天狗岩

では行きます。って、結構ですねぇ、こっからが本番なんですよね。

まじかに見る天狗岩。

結構登ってるみたいでトレースもあります。でもみなさん思い思いのルートで登ってるのでいっぱいルートができてます。笑

見えてる山頂ほどたどり着くまで遠い・・・。(山登りあるある)

斜面も急だ・・・。

そして見えて、ようやく射程圏内に入った山頂。

日が当たってあったかくなってきたのですこし溶け気味でキラキラ光ってます。これがまた美しい。正直、このキラキラ感は初めて見るかな?

こんなところを登れるなんて、なんて幸せなんでしょう!?

しかーーーし、大変です。雪が緩んでるので、結構、踏み抜いてしまいます。ピッケルもここでは無用の長物(滑落するような斜面でもない)。そして爆風。途中でたまらずバラクラバを装着。

ミニモンスターを鑑賞する余裕もあまりなく、ただひたすらつらい登りを進みます。

そしてとうとう、無事に磐梯山へ登頂です。いや~、寄り道したからなんですがきつかった。

そしてほぼ同じペースで登ってきたおじさん(一緒にバリエーションで遊んだおじさんです)とたまらずハイタッチ!

楽しいかった。

安達太良連峰。左が明日登ろうと思ってる箕輪山です。

そして蔵王かな?

私はまだ登ったことがない飯豊山。

もうなにもかもが絶景。

猪苗代湖。こっちは凍ってないんですねぇ。

爆風で寒いですが、ゆっくりくつろいでる強者の登山者もいますね。私はそうそうに下山します。

ミニモンスター達。

雪山の下りはすぐに終わってしまいます。

最後にもう一度、振り返って磐梯山を見て、下山します。

無事ゲレンデトップまで戻ってきました。今日は往復券を買ってるのでこのままリフトで下ります。

冬山を登ってる中で、ある意味憧れだった積雪期の磐梯山へ登ることができました。結構週末に近づくとずっと天気予報をチェックしてたのですが、こんな晴天に恵まれた日に登れてほんとよかったです。

天気が良かったから登れたといってもいいと思います。

冬は天気で山は豹変するので行かれるかたは慎重に行動しましょう。

さてさて、今日は最初に書いた通り会津市内に一泊します。という事は、そうなんです。明日も山に登れるんですね。明日も快晴予報!さすがに今季3回目の福島です。どこ登ろうかいろいろ考えましたが、明日は箕輪山へチャレンジ!

2018-03-03 磐梯山 1,819m
裏磐梯スキー場リフトトップ~磐梯山(往復)
※バリエーションルート含む
時間 5:47(休憩含む活動時間) 
距離 13.60km 
獲得標高 918m
※参考CT -:–



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