ニッコウキスゲ咲き乱れる霧降高原から女峰山へ。予想外の猛暑でバテバテ。
2020/12/11
7月9日に日光の女峰山へ行ってきました。
女峰山は、日光三山(男体山、女峰山、太郎山)の1つで200名山です。山岳信仰の山ですね。wikiによると、修験道の修行である「日光三山掛け」の一番山だそうです。
男体山は登ってますが、女峰山と太郎山はまだ未踏の山。で今回は女峰山です。
まだ梅雨明けしている訳ではないのですが、この週末の土日は前日になってみればどちらも快晴の予報でした。
最初から分かってればテント泊も考えたのですが、梅雨ですし土日どっちかが晴れればいいというか、事前の天気予報で土曜日は晴、日曜はイマイチと考えていたので、油断してました。笑。
直前で日曜の方が晴れっぽかったので土曜から予定を変更して日曜に登ることに。候補はいろいろあったのですが、久しぶりの日光方面の女峰山へ行ってみることにしました。
理由は2つあって、1つはタイトル通り今ニッコウキスゲが満開らしいのでそれを見たいなぁと言うこと。
2つ目は、女峰山は以前から登りたいと思っていたのですが、霧降高原からのピストンだとコースタイムが約10時間になってます。まぁ日帰りで長い方なので悩んでたところですが、最近は調子がいいのでこのタイミングでチャレンジしてみたいと思ったとこですね。
で、ルートを見てみると、ちょっとおもしろい。9時間58分のコースタイムなのですが、距離が12.6km。要は時間長いわりに距離が短いです。
あれ?10時間コースであれば20kmはあってもおかしくないので半分とは言わないですが、かなり短め。
う~ん、そうすると、標高差?でも霧降高原が1350m。女峰山が2483mなので、標高差は1000mちょい。これも大したことないというか、どっちかというと楽。
う~ん、じゃ、1)アップダウンが激しくて累積標高差がすごい!か、2)コースタイムが激しく甘い。
でしょう。
前置き長くなりましたが、さてさて。
コースタイムは長いですが、明るくなると同時に歩くって程でもないので、当日に家を出発しました。2時過ぎに出発して霧降高原の駐車場に到着したのが5時過ぎ。今日は予報通り快晴!
駐車場からは名物の天空回廊が見えます。木の階段ですが、ずっと上まで続ていますね。
観光地なので駐車場は広め。昼は満車になりますが、登山開始する時間に来れば満車はないでしょう。P3にはきれいなトイレもあります。
前回書きましたが、どうも老眼の影響でカメラのピントを合わせるのが辛いので。サングラスを外しやすいようにです。笑。こんな人あんまり見ませんけどねぇ。
ニッコウキスゲは噂通りベストシーズン。朝早いですが、カメラマンがシャッターチャンスを伺ってます。朝早い方が人も少ないので撮りやすいでしょうね。
ヨツバヒヨドリも咲いてましたが、ここではわき役でしょうかね。
被写体は申し分ないですが、この単純な構図をうまく活かすのって難しい気がします。
天空回廊は長い階段なんですが、最初はこんな感じで歩きやすくなってます。
でも途中からこんな感じで一直線!何段あるんだろう。あんま気にしてないけど。
ニッコウキスゲはほんとすごいいっぱい咲いてます。この黄色はすべてニッコウキスゲですから。
階段は1445段でした。ゆっくり写真撮りながら登ればそれほどきつくもないと思います。一般の方も多いというかほとんど登山者いませんし。
上から見るとこんな感じ。駐車場のところがスタートです。これはこれで迫力ありますね。
登り切ったところにちょっとした展望台があって、そこからの景色は抜群!
マイペースで登ったのでそんなに疲れてないですが、なんだかもう登り終えたかのような達成感です。笑。
ようやく登山道に入って、いよいよ本格的に歩き始め。この先に小丸山があります。
ハナニガナ。花は小さいですが、ニッコウキスゲと同色ながら負けじといっぱい咲いてました。
すぐに小丸山。1601m。ということは階段で250m稼いだってことですね。
ここは少し広くなってて、展望もいいです。私が歩いている時間は誰もいませんでしたが、下山時には階段上った後、小丸山まで来て弁当食べてるかたいっぱいいらっしゃいました。ちょっとしたハイキングはここまで歩くのはちょうどいい距離感ですね。
先へすすみますが、この辺、土がとっても滑りやすいので注意しましょう。
このケルンの一番上の石は抜群のバランスでおいてました。最近でしょうね。たぶん風が吹けば落ちると思います。
で、暑い!もうむちゃくちゃ暑い。最初の階段から直射日光ずっと浴び続けてるので汗がすごいです。滝のようにというと大げさですが、ボタボタ落ちてきますね。しっかり水分取らないと大変です。
まぁ、でも気持ちいい。振り返るとこんな稜線です。いやいや気持ちいいですよ。
次に目指しているのは赤薙山(あかなぎさん)。巻道もあるのですが、せっかくなので三角点行きましょう!まっすぐ進みます。
でもですねえ、歩き始めて1時間も経ってないくらいですが、もうバテて来てます。なんでだろう?久しぶりの2時起きだったから?猛暑だから?
よくわかりませんが、ゆっくり行きましょう。積極的に水分と塩分取ります。
サラサドウダン。もう終わりかけですが、これはまだ咲いてます。すっごくかわいい花です。
こっちは、ベニサラサドウダンですね。ツツジ科です。ほぼ同じところにサラサドウダンとベニサラサドウダン咲いてました。
しかし巻道の分岐から、結構きつかったです。やっぱりバテ気味だなぁ。登ってる途中から巻いてもよかったかなぁと弱気なことを考えつつ、山頂。赤薙山、2010m。
因みにここからようやく樹林帯の中に入ったり出たりです。最初の1時間はバッチリ直射日光浴びてやっぱりちょっとお疲れ気味。ちょうど日陰がありがたかったです。
シャクナゲ。あまり咲いてませんでしたが、これはきれいでした。ちょうど花のところに朝日が当たってます。
そして、見えましたねぇ。たぶん女峰山の山頂です。まだまだ遠い。右からぐるっと回って登ります。
そしてなんだかんだ歩いて、一里ヶ曽根。ここまで2:40。登りのコースタイムすら覚えてないのですが、たぶんタイムは悪くないはず。というか前後で歩いてる人たちが結構な達人でなんだか自分がやたら遅く感じてしまいます。
ところどころ暑い中にちょっとしたオアシスのような空間もありました。写真だと単なる草むらですけどね!
でもですねぇ、ここら辺から何か、う~ん、強烈なアップダウンを想像してましたが、それほどでもないなぁと気づきました。じゃ、やっぱりコースタイムが甘いのか?
どんどん近づいてますね。かなり先だなぁって思ってたのですが、歩いてると以外に近そう。GPSで確認するとあ、もうすぐ!?なんだ、案外近いな。笑。
1ヶ所だけ鎖じゃないですが、ロープが必要な個所があります。地図には危険マークがありますが、ロープしっかり使えば大丈夫だと思います。ちょっと前後はザレてるので気を付けた方がいいですね。
3:40でした。コースタイムが5:40ですから、結果はコースタイムが甘めってことですね。帰宅して他の地図みてみると4:20とコースタイムがなってたので私の使ってる地図のタイムが長いんですねぇ。
山頂からは絶景です。奥が男体山で、手前が大真子山(おおまなごさん)
そして手前の帝釈山、奥が太郎山。ちょい左の小真子さん(こまなこさん)の奥に、薄~く日光白根山。
いやー絶景。
歩いてきた稜線みると日光側からかなりガスが上がってきてます。確かに歩いてるとあったかい風と冷たい風が交互にふいてたので、まぁ雲できるわなぁって感覚ですね。
おにぎり食べて、ちょっとのんびり。虫がすごいですが、まぁそんなにあまり気になりません。周りにそれほど高い山がないのでアルプスのような絶景感はないですが、きもちのいい山頂です。
山頂は私入れて、4人。そんなに広い山頂ではないのでちょうどいいですね。
さてさて、名残惜しいですが、下山しましょう。しかし何度見ても男体山はいい山ですね~。
下山もザレ箇所は慎重に歩きましょう。
少し歩いて、振り返るともう山頂はガスが襲ってきてました。夏山ですねぇ。雨は降らないと思いますが、朝晴れててもにわか雨はいつ降るか分かりません。
そしてまた少しするとこんな。真っ白。ほんと山の天気はこんな。
ちょうどいいタイミングで登れました。あと30分遅かったら展望イマイチでした。やっぱり夏山は朝早くに登るに限ります。
土がすべりやすいです。
で案の定こけてしまいました。で、ショックなことに、BlackDiamondのトレッキングポールがバキッておれちゃいました。ガーン、4,5年使ったかなぁ。いい相棒でした。4シーズン用なのでちょっと高かったんですけど・・・、新しいの買わないと。
これから本格的な夏山です。ちょっと猛暑対策は考えないといけません。というかまだ体が暑さに慣れてないんでしょうね。
水分をしっかりとらないといけませんが、疲れてくると少しぬるい水を飲むのがきつくなってきます。スポーツドリンクにするか、半分凍らせて冷たい水にするか、なんか考えてみます。
最近見るようになったアームカバーとかもありなのかなぁ?
時間:6時間45分(休憩時間を含む活動時間)
コースタイム:9時間58分
距離:14:00km
獲得標高:1,203m
歩いてみれば、獲得標高も1200mなのでそれほどでもなかったです。歩きづらい箇所が多いので時間多めになってるのかもしれませんね。男体山と同じように登山道の土が削れてるところが多いです。
しかし、ニッコウキスゲ最高でした!山に咲いている花の季節に合わせて登るのはなかなかいい感じでした。