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「人間一生、物見遊山」そんな生き方をしてみたい。

 

電車バスを使って天城山へ。地味だけど馬酔木と桜が咲く万二郎岳から万三郎岳へ縦走。

      2020/11/22

22日天城山へ行ってきました。天城山は日本百名山です。

天城山って山がある訳じゃなく、連山の総称で、天城連山や天城山脈とも言われます。全部登るのは大変なので、通常は伊豆半島最高峰の万三郎岳(1406m)と万二郎岳(1299m)を登ることが多いようです。八ヶ岳という山がないのと同じですね。

伊豆なのでそれほど遠くないのですが、登るのは初めて。

理由は3つあって、

・コースタイムが4時間ちょっとで短い
・登山口が既に1045mあるので、万三郎岳まででも単純標高差が400mもない(楽)
・展望がない

ないないづくしなので。笑。でもですねぇ、結果、今回登ってなかなかいい山だったなぁという感想です。

今日はようやく気が向いて登ってみることにしました。丹沢はそろそろヤマビルがでる季節になりますし、他の山は違う時期に登りたいという消去法だったりするんですけどね。

この土日は全国的に快晴予報。車の渋滞も予想されるので電車バスで行ってみることにしました。コースタイムも短いので楽に行けそうです。

山はほとんどが車で行くので電車バスの旅もちょっと楽しみです。

いろいろ調べて、伊東駅からバスが出てます。登山口まで片道1000円。

行き:伊東駅 10:10発、天城縦走登山口 11:05着
帰り:天城縦走登山口 15:15発、伊東駅 16:10着

これで、登山する時間を4時間10分確保できます。

コースタイムは4時間45分ですが、たぶん大丈夫でしょう。遅れたとしても天城縦走登山口のバスは16:10と17:40であと後に2便あります。

伊東駅に10:10なので家を出るのは7時過ぎ。なんてゆっくりなんだろう。笑。

普段、通勤以外では電車に乗らないので、熱海まで来ただけでちょっと旅行気分になります。そして熱海から伊東までは伊豆急行下田線。

この電車、途中絶景の海が見えたりしてなかなか良かったです。(海が見えるのは知ってましたが乗るのは初めてですね)でもほとんど寝てました。笑。

無事、伊東駅へ着いたら今度は3番線バス乗り場から登山口へ向かいます。バスはこれより1本早い便があるからかガラガラでした。天気のいい日曜日、しかも日本百名山の天城山なんですが、たぶん10名位かな。

バスは峠道をグイグイ進んでいきます。ざっと約1時間で天城縦走登山口へ到着です。

トイレは登山者用の駐車場にあります。登山口の道路挟んで反対側。(ルート上でココしかありせん)

登山口。スタートします。今日は万三郎岳と万二郎岳を登って同じ登山口に戻ってくる一番メジャーな周回ルートなんですが、縦走路ってなってる通り、縦走もできます。

今回は周回コースを歩きましたが、縦走ルートでも展望はあまりないみたいです。なのでちょっと歩き足りないって感じの人の場合には縦走の方がイイのかもしれませんがほとんどの方が周回されてるようです。

しかし今日は暑い!家からずっとTシャツです。天城山は終始樹林帯の中を歩くのでちょうどいいかもしれません。これ以上暑くなると低山は厳しいなぁ。

途中ツツジ。

なんてツツジだろ?ツツジも種類がいっぱいあってよく分からないんです。ミツバツツジかなぁ?

樹林帯の中ですが、ずっと平坦というか登りも少ないので登山というよりハイキングっぽく気持ちよく歩けます。

そしてすぐに四辻に着きます。ここから左で万二郎、右で万三郎です。どちらから行ってもいいのですが、ガイドブックに沿って万二郎から登ります。この時点であと1.6kmですからもうすぐです。

日が当たるところはアセビがよく咲いてました。まだまだきれいですね。

で途中から満開だったのがマメザクラ。

ここでは満開でした。

全部下向いて咲くんですよね。なんでだろう?

ちょっとだけ明るい開けたところに出てきました。文句なしのド快晴です。

マメザクラ

一息つく上りで平坦になって、山頂です。

万二郎岳、1299m。高尾山より楽だと思います。

展望はほとんどないのですが、山頂のちょっとした隙間から天城連山を見ることができます。

右に見えるのがこれから向かう万三郎岳方面。

まだ歩き始めて50分。疲れてもないので山頂での休憩は万三郎岳へ残しておいて次へ進みます。

万二郎岳山頂から少しのところからさらに桜が咲いてます。

サクラは期待していなかったのでちょっと満足。

そして万二郎岳山頂から万三郎岳方面へ少しだけ歩いたところに、たぶんこのルートで唯一の展望が見える所があります。

そうこの展望があるので、万二郎岳~万三郎岳の周回がおすすめです。(逆でも振り向けば見れますけどね)

手前の奥にちょこっとだけ見えるのが万三郎岳。

遠くに見える風力発電所

そして右を見ると、あ、富士山です。

ここからの富士山は気づかない人多いんじゃないかな?今日はよく見える。

さてさて、ここからも桜ロードが続きます。

いや~。きれいです。そしてまたもやハイキング的な気持ちいいトレイル。

これ、天城山がなんでちょっと雰囲気合って気持ちいいのかなぁって、見てみるとどうもブナの原生林みたいなんです。

『ブナの原生林』というと、世界遺産である『白神山地』が有名ですが、実は伊豆市にも『ブナの原生林』があるんです。
伊豆市の天城山にあるブナの原生林は、国指定の『特別保護地区』に指定されています。
天城山のブナの原生林は、おそらく1,000年以上の年月をかけて、現在のような形にたどり着いたのだと思われます。

伊豆市のHPより抜粋

そう、そして万三郎岳~万二郎岳までの地域もそうで、国立公園の特別保護地区になっているそうです。展望とか頑張って標高差の大きい山を登るのも楽しいですが、こういった自然本来の山の中を歩くのもとっても気持ちいい!

途中、ちょっと開けたところから、振り返って万二郎岳。山頂まで木に覆われてます。

そして伊豆の山々。

そして途中にアセビのトンネルがあります。

こんな感じかな。

アセビのトンネルって言うと花が咲き乱れている感じを想像してましたたが、確かにアセビの木のトンネルでした。花は上の方で咲いてます。

そして最後ちょっとだけ登って、無事に万三郎岳へ登頂。伊豆半島の最高峰で1406mです。

展望はありません。ちょっとお昼休憩とります。

ちょっとだけ富士山が見えるところもありますね。

たまにはのんびり登山も悪くないです。

それほど広い山頂ではないのでおにぎりを食べてから下ることにします。

ここまで1時間50分。バスまであと2時間の余裕があります。コースタイムではここからざっと2時間くらいかな。ゆっくり下山することにします。

万三郎岳からの下山は一気に高度を落として下ります。

こっちもたぶん1ヶ所だけきれいに富士山見えるところがありました。

一気に下った後はほぼ平行移動です。

雑誌で見た岩のところ。同じように写真撮ってみましたが、特にフツーの岩になってしまいます。写真の腕か。笑。

最後はツツジでしめくくり。

無事下山しました。3時間40分の気持ちいい山歩き。15時15分のバスまでまだ30分位あります。

事前の確認のとおり展望はありませんが、なかなか変化に富んでいい山歩きだったと思います。

高尾山も楽々の山ですが、いろんな登り方あって多くの方が登ってますし、ここも標高差と展望はないですが、今回は満開の桜とアセビが咲いてて気持ちいい山歩きでした。

シャクナゲも咲くようなのでできればまた来たい山になりました。

今日は車じゃないのでビール飲んで帰れます。伊東駅前のしらす料理屋さんで。

釜揚げシラスと生シラスの2色丼を頂きました。店員さんのお勧めだったので。笑。これで950円。

生シラスって苦くて苦手だったのですが、ここのは鮮度抜群だそうですごく美味しかったです。卵の黄身と合わせて頂きます。

なんでもとれたてを特殊な方法で瞬間冷凍するそうです。そうしないとどんどん鮮度が落ちてしまって、朝どれでも午後には苦みがでて食べられないとか。

車だと(渋滞無しで)2時間ちょっとですが、電車バスだとお風呂+食事でも5時間でした。最後はちょっとお疲れ気味です。笑。

でも電車バスの旅はちょっとお気に入りになりました。

2018-04-22 万二郎岳 1,299m、万三郎岳 1,405m
天城縦走路登山口~万二郎岳~万三郎岳~涸沢分岐~天城縦走路登山口
時間 3:40(休憩も含む活動時間) 
距離 9.82km 
獲得標高 603m
※参考CT 4:45

カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1
レンズ:ED 14-150mm F4.0-5.6 II
靴  :ラ・スポルティバ トランゴタワー GTX



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