満開のアシタカツツジを見に愛鷹山へ。富士山とツツジを見ながら越前岳から呼子岳へ縦走。
2021/09/21
2018年5月11日に愛鷹山(あしたかやま)へ登ってきました。
愛鷹山と書いて、「あしたかやま」です。静岡の富士山の隣にある山で、日本二百名山です。
比較的近くにある山なんですが、登るのは今回が初めてです。
ゴールデンウィークに奥秩父の主脈縦走をしてから、近くの山でちょっとよくて、でもまだ登ってない山を登ってみたいって思うようになりました。
昔なのでブログの記録はないのですが、登山はかれこれ20年くらいになるので近隣の山はだいたい登ってたりします。
まぁでも全部登ってるわけじゃないですし、秩父のように縦走して魅力を再発見するってこともありますしね。
愛鷹山を選んだのは、どうもこの山にはアシタカツツジというツツジが咲いているらしいからですね。
標高800メートル以上の地域では、ピンク色のアシタカツツジに代表される特有の植物が生育している他、他、環境省の特定植物群落調査にも選定されたブナの原生林が見られる。
by wiki
でこの愛鷹山は愛鷹山って山がある訳ではなく、愛鷹山塊や愛鷹連峰と言われるように全体を指す言葉みたいです。狭義には1,187mの愛鷹山峰らしいのです。
ただ、皆さんは最高峰の標高1504.2mの越前岳を登ってることが多いみたい。
で今回は、一番メジャーなコースで、黒岳 1,086m、越前岳 1,504m、呼子岳 1,310mを縦走して周回するコースにしてみました。
山神社はけっこう広い駐車場になってます。今日は平日ってこともあって私が到着した8時前にはまだ数台でした。
しばらくバスで登山に行っていたので久しぶりにパジェロで来ました。
仮設トイレが1つあります。紙は一応ありましたが、念のため持って行った方がいいと思います。
ルートは黒岳~越前岳~呼子岳と歩くのですが、黒岳は植林ではなく、数十本の自然杉が残されているみたいデス。
そして、そう。今日は先日買った、ノースフェイスのトレッキングシューズで歩いてます。
まぁ、これくらいの山では、今回のトレッキングシューズでいいんでしょうね。
日差しは強くなりそうですが、まだ樹林帯の中なので気持ちよくあるけます。
ここら辺は、先ほどの看板にあったように植林の杉なんでしょうね。
無人、無料の避難小屋ですね。登山口から近いので利用する人はどれくらいいるのかな?
名前が分からない花。地味ですが。ツクバネソウという花だそうです。
で登山道脇に黒岳展望広場があります。そうですね。お隣さんの富士山がきれいに見えます。いやいや雄大です。
山頂付近まで近づいてくると、看板にあった黒岳の自然杉がありました。天然記念物に指定されているようです。
すいません、違いがよく分かりませんが、ちょっと太目かな?
登山口の山神社が746mで、黒岳が1086mなのでここまでは足慣らしみたいな感じ。
で山頂は樹林帯の中で展望はあまりないのですが、一部開けたところからやはり富士山が見えます。お隣さんですからね。
今日はのんびり登山です。黒岳を後にして、これから愛鷹山の最高峰の越前岳へ向かいます。
今日はツツジ目当てなのですが、先ほどの富士見峠を超えてから少し歩くとチラホラと見えてきます。
登山道は残念ですがこんな感じでけっこうえぐられてて、歩くのが大変です。
なので、その周りにかなり明瞭に歩かれた道があります。そちらを歩かないとちょっと大変かな。
正確には一番高いところが位牌岳になるんだと思います。
今日はその手前を沢沿いに下山して行きます。
ちょっとうれしくてここでバシャバシャ写真撮ってましたが。笑。
そんなに焦らなくてもいいよってくらい、ここからずっとすんごい咲いてました。笑。
ツツジは桜のように一斉に咲くって訳じゃないみたいで、こんな感じでつぼみもあれば咲いてる花もあるって感じでしょうかね。
若いころは花なんて1mmも興味なかったんですけどね。なんて。
鋸岳の展望は、展望台から先でもしばらく見えてます。鋸ってほどギザギザしていないようですけど。
ちょっと色が変わってきてるような、これがアシタカツツジかな?
ちょっとアップにすると、宝永山もきれいに見えます。こうやって見ると鋭くえぐられているのが分かりますね。
ここ富士見台からの富士山が五十銭紙幣のモデルになったそうです。先ほどの日の丸写真ですね。
富士見台までくれば、越前岳まではそれほどかかりません。続いて新緑とツツジの中を歩いていきます。
山頂が見えてきました。(左のトンネルみたいなところをくぐったところ)
で、地図をみると、越前岳の山頂から馬の背方面へ10分下ったところらへんがアシタカツツジが群生してるらしいです。
この時期に登るのであれば、ほんと5分くらいなのでこっち見てみるのはお勧めですね。
ではでは、呼子岳へ縦走です。
呼子岳への縦走でも基本樹林帯の中を歩くのですが、何か所か展望が開けているところがあります。
ちなみに、ツツジは呼子岳までずっと咲いてます。
それほどひろい範囲じゃないですけどね。いい感じに咲いてました。
呼子岳。山頂は展望なく、それほど広くないので写真を撮ってすぐに進みます。
下山途中、前を歩いていたおじさんが写真撮ってました。地図見ると割石峠。
割石峠から鋸岳のルートがありますが、こちらは危険なので行けません。
ここからの下山ですが、沢を何度もわたりつつ進むんですが、ちょっと分かり辛い。ケルンがありますし、短い間隔で赤いテープがあるのでそれを見ながら進みます。
ぼ~としてると間違えるので(私は何度か間違えました)ご注意を。
アナグマでした。黒岳の山頂付近にあった穴はこいつの仕業かな?
ちょっとカメラの露出を暗くしたまま慌てて撮ったのですごく暗い写真で分かり辛いです。
最初は私に気づいていなかったみたいですが、鈴を鳴らすと慌てて逃げていきました。笑。
無事下山しました。
今日のルート。山神社から黒岳、越前岳と呼子岳を周回しています。
獲得標高は900mなのでそこそこの登りもあるのですが、ゆっくりの傾斜なのでそれほど疲れなかったと思います。
それにしてもツツジはすごかった。やっぱりその山の見ごろのタイミングで登れればほんと最高ですよね。
そして今日デビューしたノースフェイスのトレッキングシューズも快調でした。いや~、やっぱり近場でもまだ歩いてない、いい山あるなぁ。
ちなみにツツジって書いているようにどれがアシタカツツジでどれがミツバツツジかは意識せず歩いてます。
アシタカツツジは花が小柄で、葉が五枚。ミツバツツジは枝先に三枚の葉が付くようです。
写真の中にはミツバツツジもかなり入っているようなのでご了承下さい。
2018-05-11 (愛鷹山)越前岳 1,504m、呼子岳 1,310m
山神社~黒岳~越前岳~呼子岳~割石峠~東沢~山神社
時間 5:10(休憩も含む活動時間)
距離 11.90km
獲得標高 913m
※参考CT 6:10
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1
レンズ:ED 14-150mm F4.0-5.6 II
靴 :THE NORTH FACE Endurus Hike Mid