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南アルプスの女王、仙丈ケ岳へハイキング。天気予報は外れてガスガスでした。

      2020/12/11

2016-07-29
ちょっと足慣らしに歩きたいけど、できればお手軽でアルプスの絶景を堪能したいって時には、ピッタリだと思います。南アルプスの仙丈ケ岳へ行ってきました。先週の北アルプスで美しいカールに魅了されてしまったので、カールと言えば仙丈ケ岳かもって流れです。笑。

関東もようやく梅雨明けしましたが、今年は梅雨が明けても天気が不安定みたいです。梅雨明けの仕方?にいくつかパターンがあって、どうも今年は不安定な明け方のパターンみたいですね。

とは言いつつ、天気予報を見ていると、南アルプスは天気がよさそう。天気予報も、頼りにしているヤマテンも晴れとでてます。新潟方面にも行きたいなぁと考えてましたが、今回は仙丈ケ岳へ行ってみることにしました。

登山口は「北沢峠」になります。芦安から広河原を経由して入るルートと、仙流荘から入るルートの2つがあります。平日は、芦安からの乗り入れは時間があまりよくないので、仙流荘から入ることにしました。

後で失敗となるのですが・・・、7月29日はバスの時間が変則になってます。バスの出発時刻は5:15の次は8:05です。仙流荘まで自宅からだいたい3時間なので5:15に乗ろうとすると2時前には家を出るか、前泊しないといけません。でもちょっと予定が合わず、少し寝てたかったので、4時に出て、7時過ぎに到着、準備して8:05のバスで出ることにしました。

北沢峠からの最終便は16:00なので7時間あります。コースタイムで歩くとオーバーですが、日帰りなので身軽ですしコースタイムよりだいぶ短縮できるので大丈夫です。

駐車場は上の段は満車だったので下の段へ入りましたが、ガラガラでした。梅雨明け間もない平日からですかね。

しかし!空はどんより曇ってます。気になってバス停でバスを待っている時にヤマテンを再度確認すると、朝はガスで午後は、晴れ曇り雨って何でもありの予報に代わってました。夕方からはにわか雨の可能性も・・・。

う~ん、正直仕方ないですね。山の天気はいくら予報しても直前までわかりません。頂上で雲の上にでて景色が見えるってパターンを期待してバスに乗ります。

バスでは運転手さんがいろいろ説明してもらえます。鋸岳も雲に隠れて見えませんねぇ。となりました。

予定通り仙流荘から約1時間で9時に北沢峠に到着です。

トイレ(きれいな水洗トイレがあります)に寄って、さっそく登り始め。9時っていつもなら登頂する頃の時間ですが、ま、たまには。(登山は早出が基本です)

仙丈ケ岳は3033mですが、北沢峠で既に2030mありますので、標高差は約1000mです。気軽な日帰りハイキングとしてはちょうどいい感じ。

運転手さんが言ってましたが、南アルプスは2800m付近まで原生林が広がっているってことみたいです。(森林限界の標高が高いってことですね)

2030mの北沢峠をでて、歩き始めこそこんなにいい天気でしたが、

1合目付近ですでに怪しい状態に。

さすが人気の100名山なので、登山道もとてもきれいに整備されています。

セリバシオガマ

一合目、二合目と順に看板もあります。

ほんの少し稜線が見えます。晴れてるけど山はガスってパターンです。

歩き始めから斜度はそんなにないので歩きやすいかなぁと思います。ここは人それぞれだと思いますが。

最近花の写真が多くなってますが、「黄色」の花は難しいです。明るいと、抜けてしまってよくわからない写真になってしまうので。セオリー通りに暗くして撮ろうとしますが、結構暗くしないと行けません。

ちょっとピンク色。

4合目付近だったかな。マルバタケブキが斜面に群生してました。マルバタケブキは群生が似合いますね。

トリカブトじゃなくて、キタザワブシ。正直わからん。笑。

イワオトギリ。先週の北アでも会いました。

ソバナ

てくてく歩いて、五合目の大滝頭まで。ここまではそれほどつらくないですが、5合目からはいよいよ本格的な登りになります。

馬の背ヒュッテ方面と分岐しますが、まずは小仙丈ケ岳からカールをみようとまっすぐに行きます。馬の背の方へ行けば先にお花畑が見えるはずです。(晴れてれば)

でも森林限界が近づいてくると、すでにこんな感じ。モチベーションは超ダウン。

降りてくる方に、山頂の様子を聞くと、やっぱり朝一番はすばらしい景色でしたって。

そうなんですよねぇ。山はやっぱり朝いちばんじゃないとだめなんですよねぇ。なんで8時のバスで9時スタートなんて計画立ててる時点でダメですねぇ。いつものように気合入れて2時に出ればよかった。

ウサギギク

ハクサンフウロ

ミソカワソウ

クルマユリも一輪だけ見つけました。もう終わりですねぇ。

登山道の脇にトウヤクリンドウ。

真っ白でなんにも見えない小仙丈ケ岳。写真撮って進みます。

しかし私は南アルプスと相性が悪いです。今年に入って北アは全勝!ですが、南アはほぼ全敗です。なんでしょう・・。相性かなぁ。

小仙丈ケ岳からの楽しい稜線歩きのはず

もくもくと歩きます。仲間と来てると話で盛り上がるってのがあるかもしれませんが、ソロだと全くもって寂しいもんです。

チングルマ

カール

稜線から山頂までチシマギキョウがいっぱい咲いてました。

タカネツメクサ

いよいよ山頂です。

クロトウヒレンの蕾だと思いましたが、いつもみるのとちょっと違うような。調べてみるとタカネヒゴダイ。(頭花の数が多いものがミヤマヒゴダイ)
結構好きな花です。

タカネヒゴダイ

北アルプスではクロトウヒレンが多く咲いていて、南アルプスではタカネヒゴダイが多いみたいです。山頂直下に多く咲いてました。

北沢峠から2:30。無事に、仙丈ケ岳3033mに登頂です。

だいぶやっつけなブログになってきましたが、笑。おにぎりを食べて下山します。こんな天気ですが、山頂は賑わっていて、20名位の方がいらっしゃったでしょうか。快晴で休日だとすんごいんでしょうねぇ。

仙丈小屋

ミヤマカラマツソウ

途中鹿から保護するために、ネットがずっと張ってありました。どこも変わりませんね。

マルバタケブキは本当はきれいなんですが、すぐに花がヨレヨレになってしまいます。

馬の背ヒュッテ近辺はマルバタケブキが咲き乱れてました。

私の中ではパラボラアンテナって呼んでます。

歩いてると、真っ白なガスの中の山歩きもまぁいいかと。独特のにおいがしますよね。土のにおいというかなんというか。

こちらのコースはなんどか川を渡ります。暑い日だと涼しくていいかもしれません。

多分キバナノコマノツメ。コマノツメもいろいろあって悩みます。

ハクサンオミナエシ

淡々と歩いて、無事北沢峠に到着です。しかし!帰りのバスを全くチェックしてませんでした。1:20に着きましたが、すでに13:10のバスは当然出発後です。次のバスがなんと16:00。あと約3時間あります。どうしよう。。

こもれび山荘でスープカレー

こもれび山荘の前に咲いてました。オダマキ。ほんときれいですよね。

時間があるので前回の北アルプスで体験した、山小屋のグルメにまた挑戦します。スープカレー1200円。カレーはスープじゃない方が好きですが(笑)、正直山小屋でこんなおいしい料理でるんだって感動です。

北沢峠のトイレの前には、靴を洗う洗い場とブラシがあります。せっかく時間があるので靴もピカピカにして、写真撮って遊びます。

そうしたら、なんと配車の都合?ってことで臨時便がでることに。結果ほとんど待ち時間なく、食事して少し休憩したら出発できました。10名位の方が待ってたので、みなさんラッキーの大合唱です。よかったよかった。

麓に降りると、カンカン照りのいい天気でした~



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