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「人間一生、物見遊山」そんな生き方をしてみたい。

 

塩原温泉発祥の秘境温泉に泊まって会津駒ケ岳に登る。中門岳へ続く高層湿原は絶景

      2021/01/30

9月10日会津駒ケ岳へ登った記録です。

またもや山へ登ってきました。この週末の9日10日は、天気予報によるとおおよそ2ヶ月ぶりとなる全国的な快晴みたいです。2ヶ月ぶりってそうすると梅雨明け前からですよね。夏で一度もなかった文句なしの快晴の週末ってことになります。

これはかなりワクワクするのですが、事前の準備では白馬方面へテント泊登山に行こうかと考えてました。今年一度もテント泊で来ていませんので。

ただですねぇ、少し遊び過ぎなんですね。一人で。笑。

先週北海道へキャンプ登山に行ったばかりで、その穴は家族で焼肉へ行くことで埋めたはずなんですが、かみさんがどうも登山熱が復活してきたみたいで、「私を連れて行きなさい」って事になりました。笑。

と言っても先日は二人で至仏山へ登ったものの、かみさんは普段それほど歩いている訳ではないです。

どこの山に登ろうかと考えて、2人で行くんだったら運転は交代できるので少し遠い山を目指して、今回は憧れの会津駒ケ岳へ。

会津駒ケ岳へ登るのは初めてです。周辺の燧ケ岳、平ヶ岳は登ってますが、なかなか遠いので行くタイミングがなかった感じです。

日帰りは厳しいので前泊で、前泊ならやっぱり温泉がいい旅館でって流れです。

なんと当日ですが、旅館を探し始めたのですが、ありました!秘境の温泉が。しかも安いです。1泊2食です。探してみるもんですねぇ。

塩原温泉郷元湯温泉です。ではでは昼に出発です。

竜化の滝

高速をおりて一般道で塩原温泉へ向かっていると、いくつか遊歩道とか滝とかの看板が見えてます。渓谷なので見どころがたくさんあるんでしょうね。特に寄るつもりもなかったのですが、途中で「竜化の滝」の大きな看板があったのでちょっと寄ってみることに。

帰宅後調べると、塩原の名瀑の中でも、もっとも代表的な滝みたいです。

駐車場に車を停めて歩いていきます。私はサンダルだったのですが、ちょっと山道を歩くので靴の方がおすすめですね。

途中に「布滝」国道の反対側になるのでちょっと見づらいです。

そこからしばらく森林浴ですね。

今日は暑いんですが、山の中に入ると冷たい空気で気持ちいいです。

少し歩くと「風挙の滝(ふうきょのたき)」があります。滝ってイマイチ写真とってもどれもイマイチになってしまう気がします。腕がないのはそうなんですが、構図も難しいなぁ。

またしばらく歩かないといけません。森林浴をしばらく楽しみます。でも全体で片道10分くらいかな?途中アジサイですよね?

で着いた「竜化の滝」なんですが、おおって思ってると

少し奥まで入ると、3段でした。なるほど、これが竜ってことなんですねぇ。水量がすごいので結構見ごたえは十分ですね。

上を見ればこんな感じで気持ちいいです。ちょっと立ち寄るにはおすすめです。

塩原温泉郷元湯温泉

名瀑を見た後、少し進めば元湯温泉です。国道から外れて3kmくらい。何件か宿があるのですが、この日泊まったのは「元泉館」なんともそのものずばりです。

駐車場に着いて車から降りるなりかなりの硫黄臭です。私もかみさんも温泉は大好きなのでちょっと期待できそうですねぇ。休前日の土曜日当日予約なんですがどうでしょうか!?

結果はかなり良かったです。最初は当日だしあまり期待できないかなぁって思ってましたが、温泉はすべて源泉が異なる3つのお風呂(3本の硫黄泉)があって、どれもとても清潔ですし、お湯もとってもいいです。お風呂場が清潔って大切ですよね。

なにせ開湯は1200年程前ですからねぇ、ちょっと国道から離れてますがいい宿でした。

ヒノキ風呂。

内湯の大浴場。貸切状態でした!

大浴場となりの露天風呂。少し浅めになってるので寝湯できます。

1泊2食なんですが翌日は登山なので事前に連絡して早朝に出発させてもらうことにします。食事は食べきれないほどの量でした。大満足で(わたしだけ)21時に就寝。明日は快晴なのでとっても楽しみです。

日本百名山、会津駒ケ岳へ

翌日は3時起床で、3時半出発です。なにせ旅館から登山口までナビで1時間50分の予定。朝空いているって考えても5時過ぎには登山口へ着いてたいので早めにでます。

会津駒ケ岳は人気の百名山です。駐車場を調べると、何か所もありますね。登山口直下は10台ちょっとです。ただ、そこから国道沿いまでは道幅の広いところは路駐できますし、合計では10ヶ所くらい駐車するスペースが取られてますのでかなり余裕だと思います。そこもムリであれば近くのテニスコードや道の駅がありますので。

まぁでも少しでも登山口近くに停めたいってのが心情ですよねぇ。

当日はですねぇ、道間違えてしまいました。「アルザ尾瀬の郷」を目指して行ったのですが、現地はでっかく「道の駅」となっていたので、まだ先か?って進んじゃったんですねぇ。まぁそんなトラブルも2人いれば地図見たりして冷静になれます。笑。

到着したのは5時過ぎ。既に一番上の駐車場は当然一杯で、その下に路駐の車が続いてましたので、徒歩5分くらいのところへ駐車できました。トイレは滝沢登山口(どこを登山口って言うかってのもありますが)にはないので、国道から入ったすぐのトイレが最終になります。手前の道の駅で済ませておくのもよいと思います。

5時過ぎ私たちが準備している間も続々と車が到着してました。

準備が済んだら少し車道を歩いて登山口まで。ここが一応起点になりますね。駒の小屋は山小屋にしては珍しく完全予約制ってことです。その代り一人一つの布団を保証してるみたい。食事の提供もないのでご注意を。日帰りの山なのでそんな感じでもいいんでしょうね。

登り始めは結構急で、ずっと樹林帯の中を進みます。かみさんはなぜかそのまま猛スピードで登って行って終盤まで会うことはありませんでした。ソロ登山か?。まぁかみさんはたまにスイッチはいるとそんなもんなんで、私は気にせずソロ気分で登ります。

快晴ですよ。6時過ぎ、朝日が降り注ぎます。

もう秋ですよねぇ。さくらんぼみたい。

気持ちいい中を歩く予定なのですが、どうも私の体の調子が悪いです。締め付けるタイプのタイツを履いているからか、あとお腹が痛い・・・。トレイ行ってるんですが、こればっかりはどうしようもないです。

う~ん、どうしよ。トイレは山小屋までありません。山小屋まではコースタイムで3時間。あと体調もイマイチでかるいめまい吐き気がします。体調の方は歩いてればたぶんなんとかなるのですが、トイレはちょっとまずい・・。

ちらっと見える尾瀬方面の山を見ながら、みなさん快適に歩いてるのですが、私は後続の人に道を譲りつつ、たぶん結構かわいそうな顔で登ってたんじゃないかと思います。

一瞬、下山するか?ってことも頭をよぎりながら、ゆっくり進んでいきます。水場を超えたあたりだったかな?もうこの頃の記憶があいまいなんですが、チラッと稜線が見えてきました。

アホですねぇ。2時間くらい歩いて来てようやく体調は復活しつつ、お腹の危機も通り過ぎたみたいです。最悪時のために携帯トイレもってますが、なにせ人が多いですから使わないに限ります。

天気がいいので珍しくリンドウも咲いてます。

リンドウ咲くんですね。全くやる気のない花だとばかり思ってました。かみさんの情報によると最近は園芸種で「咲くリンドウ」ってのが売られているらしい。笑。でもこうやって小さいですが咲いている花みると結構かわいいもんです。

体調が回復しつつ、森林限界も近づいてきました。さすが奥会津、高速ICから約100kmかかる秘境の地です。ずっと山が続いてます。

そしていよいよです。空は青い!今年はほとんど見れなかった景色です。

アキノキリンソウ。夏の花です。

最後は少し階段が続きますが、超えれば稜線へ出れますね。

出た!いや~、さすがだ。とってもきれいな稜線です。

と、ここでかみさんと2時間ぶりに再会。笑。いや~山頂まで一人かと思ったよ。

イワショウブ。いっぱい咲いてます。

そして小屋が見えました。

そして、池塘も。この稜線で山小屋~山頂まで進めるみたいです。

風もないです。ほんと最高の天気!そらの青が水面に映りますね。

イワショウブとワタスゲの花畑。トップシーズンではないもののほんときれいです。

そして向こうに見えるのは中門岳方面ですね。今日は中門岳まで登ります。と言うか、会津駒ケ岳と中門岳はセットみたいなもんなので、行かない人はほとんどいないと思います。

左上が小屋で、右が会津駒ケ岳の山頂ですね。ここからはず~とピクニック気分です。

そうすると、左に見えました。「平ヶ岳」です。

20代の頃、テント泊で登りました。懐かしい、雪上キャンプでしたね。

そして、燧ヶ岳。

いや、絶景に酔いしれて写真ばっかり撮ってて足が進みません。でも登らないといけないんで。

右に会津駒ケ岳、そこから中門岳へ伸びる稜線。

左に燧ヶ岳を見ながら、ゆっくりと登ります。先日登った至仏山も見えますね。

イワイチョウ。ずっと咲いてました。

そして小屋の前からみる会津駒ケ岳のベストショット!ちょっとだけ風がでてきたので水面に逆さ会津駒ケ岳は出ませんでしたが、いやいや絶景です。これが見れただけでも登ってよかった~。

ようやくたどり着いたトイレへ。笑。100円/回です。紙あります。むちゃくちゃきれいです。皆さん100円払いましょうね!

会津駒ケ岳山頂へ

ではそのまま会津駒ケ岳の山頂へ行きます。山頂直下はちょっと登ります。

ワタスゲ。まわりにまだチングルマも咲いてました。

稜線に出てからはかみさんと仲良く登ります。笑。

生まれる前のアザミ。

燧ヶ岳。

山頂直下。直下だけ少しきつい登り。

会津駒ケ岳。2132m。日本百名山。無事登頂です。と言ってもここからの展望はそれほどでもないです。

なので記念写真だけとってすぐに中門岳へ向かいます。ここから2.2km。往復で約4kmの絶景の稜線を歩きます。

そうなんですよね、会津駒ケ岳は百名山なのですが、そこから中門岳へ続く稜線、これです。これが絶景トレイルです。そして見ての通りまだちょっと時間的に早いから?か、人も少な目。

ニッコウキスゲだと思いますが、まだ咲いてました。

稜線にはワタスゲがいっぱい咲いてます。

水草みたいに見えますね。イワイチョウがいっぱい咲いてます。

気持ちいい稜線歩きって結構あるものですが、さすが人気の山です。ほんと飽きさせません。

振り返って会津駒ケ岳の山頂方面。

登山道脇にさくワタスゲ。

かつらのような・・・。いえいえ、シルクのような。笑。

続きます。コバイケイソウはもう花は終わり。でも少し紅葉してるので稜線にいい色添えてくれます。

カラマツソウ。

コバイケイソウやシダの中でいいインパクトで咲いてました。

足元をみるとフウロソウ。

アキノキリンソウ。やっぱり花には朝日が似合いますね。

振り返ってだいぶ歩いてきました。左上が会津駒ケ岳の山頂です。

しかしまだまだお花畑と稜線は続きます。

見えてるところが山頂付近でしょうね。

で、着いたのが、中門岳の手前の中門大池。

中門岳の山頂標識がありますが、一応山頂はこの先みたいです。

絶景です。

折角なので山頂の2060mまで行ってみたいと思います。地図だと山頂地点を周回するようにルートが引かれてます。

ハートに見えなくもない?

ここでした。周回できます。右の方にベンチが一コありますが、先行者のカップルが座っていたので残念。ここで食事できるといいですねぇ。

池塘から会津駒ケ岳の山頂。

会津駒ケ岳からは少しのアップダウンはありますがほぼ平坦で、この稜線歩きが楽しめますので最高ですね。往復で4kmちょい。時間にして2時間くらいでしょうか。いや~もったいないですが、戻ります。

なにやらかみさんが見つけて写真を取れとの指示が。

チングルマの綿毛でした。

木道は結構崩れているところが多いです。一応2列あるのですが、片側は壊れている場合が多いので譲り合って進みましょう。でも今日はそれほど人は多くないのでストレスなく歩けました。

楽しかった~。こんな稜線歩けるのは何年かに一回くらいじゃないかな?

タケシマラン。

帰りに水場によります。登山道から少し外れてて、地図では5分ですが、2分位です。ちょっと急な下りなので気を付けて行きましょう。

まぁ、またこれがとっても冷たくてうまい!行き帰ります。最初は面倒で行かないつもりだったんですが、やっぱり飲むと美味しいです。

無事下山しました。かなりゆっくり歩いているのでコースタイムは甘めだと思います。日帰りでこんな絶景みれるなんて最高です。登山口までのアプローチが大変ですが、お勧めですね。

距離 14.49km
時間 6:54(休憩含む活動時間)
コースタイム 7:27
獲得標高 1,135m

※滝沢登山口を起点に計算

湯ノ花温泉

帰りも温泉へ行きます。せっかくなのでいい温泉に入りたいってことで探しながら、登山口から少し離れたところにある「湯ノ花温泉」です。

共同浴場ですね。管理人さんはいません。前に商店があるのでそこで入浴券(200円)を買って入ります。

いくつか温泉があって、同じ券ですべて回れるのですが、入ったのは弘法の湯(男女別内風呂)。

とってもいい湯ですし、雰囲気があって満足です。シャンプーとか石鹸とかはないので持参しましょう。

温泉に山に、こんなに気持ちいい山旅したんで次はどこ行こうか・・・、悩みます。



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