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北海道、大雪山を歩く!富良野岳~上ホロカメットク山を縦走。青い池も散策。

      2021/01/28

昨日は十勝岳へ登りましたが、中腹からガス&暴風でなんとか登頂したものの、できれば美瑛岳まで縦走したいと思っていたのでちょっと消化不良です。

よし、じゃ今日は歩くぞ!ってことで隣にきれいに見えていた富良野岳を登ることにしました。

富良野岳は十勝岳連峰の南西部で、大雪山国立公園内になります。

昨日の十勝岳は日本百名山&花の百名山でした。富良野岳は花の百名山に指定されています。まぁでももう9月なので花は終わってるとは思いますが、何はともあれ山容がかっこいいのでちょっと楽しみ。

登山口はこれまた、宿泊中の日の出公園オートキャンプ場から車で30分位の十勝岳温泉が起点になります。おー、昨日の十勝岳と同じく温泉スタートです!下山したらそのまま温泉入ろう!と考えつつ出発です。

気になる天気ですが、午前中はよさげ。でも午後に従ってガスがでそうです。富良野岳はそれほど登るのに時間はかからないので、まずは富良野岳へ登って、その後の天気に応じて縦走範囲を決めようと考えます。天気よければ昨日イマイチだった十勝岳まで縦走することもできそうです。

でこれ。いや~、いいっすねぇ。

無事十勝岳温泉の駐車場に到着です。トイレあります。紙もあります。駐車場は平日の5時台ってこともあって5台程度。

既に朝日を浴びる富良野岳が見えます。

十勝岳方面を見ると、まだ雲がかかってますねぇ。

昨日、十勝岳避難小屋で話をした方のいう通り十勝岳は標高が高い分、なかなか晴天に恵まれないようです。昨日と同じ感じかな?でも今日は比較的天気のいい富良野岳なので期待しつつ準備です。

登山口は駐車場横からです。

十勝岳には雲がかかりつつも上空は晴れてきました!見えてるのは地図で言う八ツ手岩ってのかな?化物岩かな?

しばらくはこんな感じの歩きやすい林道を歩きます。

注意しないといけないのは、途中の三段山分岐から三段山へ抜けるルート。地図を見ると2016年12月通行止めってなってます。実際はこんな感じで通行止めの看板が・・・。倒れてますが。

神秘的。

林道からはすぐに安政火口に向かう下りのルートに入ります。

リンドウ多いですねぇ。

ほんと今回登ってる山は同じ景色がなくて楽しませてくれます。

ルートからちょっと外れて安政火口って地図にあるので行ってみましたが、寄れるのはここまで。かすかに噴煙見えますよね・・・?ちょっとイマイチですね。ほとんどの方はスルーしてました。笑。知ってるんだろうなぁ。

そしてすぐに憧れの富良野岳が見えてきます。

でも十勝岳方面、縦走予定の三峰山方面はまだガスが残ってます。

上ホロ分岐で右に進んで富良野岳を目指します。

でもこのEってマークが何のことかわかってません。

久しぶりの青空!富良野岳。

三峰山。

中腹を刻むようにトレイルが続いてます。こういうの見るとワクワクしてしまいます。

おっと、花の百名山でした。上ホロ分岐を超えてから花が多くなってきます!

階段もきれいに整備されているので登山道の荒廃も少ない気がします。階段苦手なんですが割と歩きやすい。

ウメバチソウ。

オトギリソウ。

リンドウ&ウサギギク。

秋です。紅葉きれいなんでしょうねぇ。

このアザミ、薄紫で色がきれいだったんですが、カメラだとフツーに写ってます。腕が…足りない。

それほど勾配も急じゃないので楽しく歩けるのですが、途中まで数人いた人たちはどうも上ホロの方へ行ったらしく、分岐手前からずっと一人です。

地図にはヒグマ注意ってあるので、鈴をしっかり鳴らして歩きます。ちょっと草や笹が深いと心配ですねぇ。北海道では熊撃退スプレーとか持ってた方がイイのかもしれません。当然使わないこしたことはないのですけどね。

もうすっかり綿毛になってますが、チングルマの群生。

キキョウ。朝日を浴びてる花って、雰囲気が大好きなんですよねぇ。

だいぶ近づいてきました。

でちょっと気になってる十勝岳方面。まだガスだなぁ・・・。いや、噴煙か!?

富良野市街

トリカブト。

見えました!十勝岳は山頂だけちょっと雲がかかってます。

で、富良野岳分岐に到着。分岐から三峰山方面。ちなみにこの一帯はヒグマの生息地・・・。三峰山は山頂チラッと、その先はかみふらの岳、上ホロカメットク山と続きます。

ではでは、さっそく、分岐から富良野岳取りつき。

この分岐から富良野岳山頂までがほんとに素晴らしい景色でした。原子ヶ原と呼ばれる南富良野方面が見渡せます。

山頂か!?なにやら左から怪しげな影が・・・。

振り返ります。ちょっとガスが出てきました。

出歩いていくと左斜面のお花畑がすごいです。だいぶ終わりだとは思いますがそれでも見ごたえ十分。

見えた!あそこが山頂ですね。

富良野岳、無事登頂です!十勝岳温泉から2時間30分!

山頂でおにぎり食べてると、ものの1,2分でさっきのガスに飲み込まれました。いやいやタッチの差でした。良かった山頂はまだ晴れてて!

ちょっとガスが嫌ですが、一旦戻って、三峰山を目指します。

名残惜しいですが、お花畑をもう一度しっかり見て進みましょう。

いや、この稜線歩けるのってやっぱり最高です。

ヒグマいないかどうかキョロキョロしながら、鈴鳴らしながら

なにせ、分岐で2人とすれ違いましたが、歩いてる前後は私一人です。

左にちょろっと見えてるのが山頂。

富良野岳方面振り返ると、ガスに飲み込まれそう。天気予報は日中は霧、曇りなのでちょっと時間が早まったか?

三峰山の山頂です。鞍部に人が見えます。どうもほぼ同じ頃に出発して上ホロ分岐で上ホロカメットク山登ってきてここですれ違いみたいです。階段下るの嫌だったから反対方向から回ったけど何にも見えないよ・・・って話しました。なるほど、やっぱり富良野岳側から登ったのが正解でした。

三峰山(さんぽうさん)1866m。

この先はガスですねぇ。すんごいきれいな稜線なのでちょっと残念ですが、進みます。

それほどアップダウンもないので快適です!かみふらの岳が見えてきました。

あそこだな。

かみふらの岳。1893m。なんで富良野岳は漢字なのにかみふらの岳はひらがななのかはよく分かりません。笑

ここから十勝岳温泉へ下山するのですが、往復30分くらいで上ホロカメットク山1920mまで歩いてみます。語源はアイヌ語らしいのですがユニークというか舌かみそうな名前です。

山頂からみると安達太良山みたいですね。迫力がすごいです。かみふらの岳からすぐなのでおすすめですねぇ。

しかし、十勝岳方面みると雲に覆われてました。今回は縦走諦めてここで下山することにします。

これが登山口から見えてた岩ですね。

かみふらの岳へ登り返します。

終盤はガスになってしまったのは残念ですが、富良野岳を十分満喫したので大満足です!

下りは鬼の階段づくめ。300段って書いてますが、いやいや500段くらいあるかな?

途中、リスちゃん。露出イマイチですが、なんとかシャッター間に合いました。

時間 6:04(休憩含む活動時間) 
距離 14.07km 
獲得標高 1,010m
※参考CT 8:30(安政火口往復を10分で計算)

確かに十勝岳をピストンで登るのも大絶景でいいのですが、富良野岳から今日の稜線を縦走して十勝岳へ登れれば、大迫力です。今回は途中で下りましたが、次回機会があればぜひ十勝岳まで縦走したいですねぇ。

十勝岳温泉

さてさて無事下山してのお楽しみは十勝岳温泉。一応、近いところに白銀荘があって温泉の割引券持っているのですが、・・・、いやいや、目の前にある十勝岳温泉、かなりいいお湯みたいなのでそのまま温泉へ入ります。日帰り800円。

凌雲閣さんのお風呂です。ここ、標高1280mで北海道ではもっとも高所にある温泉らしいです。冬の景色とか絶景でしょうねぇ。温泉も期待できます。

これですよ。ほんとすごいいい湯。

2段になってて、上はちょっと熱め、下は少しぬるめ。なので熱いお湯が苦手な人も長く入れます。

そして絶景を堪能できました。なにせ温泉から歩いてきた稜線が見えるんですから、これはもう最高です!

青い池

さてさてテントサイトへ戻ってきて、まだ1時過ぎ。ちょっとまだ時間があるので青い池を見に行ってきました。前回冬に行った時には白い池だったので。笑。

はい、まさに息をのむような青でした。一見の価値はありますね。

湖面も穏やかです。

充実だ!

ちなみに今日もジンギスカンです!昨日は少し様子見で200gでしたが、今日は400g頂きました。うまい!

日の出公園オートキャンプ場の裏はラベンダー畑になってました。

十勝岳方面はやっぱりガスですね。

さて、明日はいよいよ帰る日です。樽前山、十勝岳、富良野岳と山歩きを満喫できました。でもですねぇ、天気予報みると明日はイマイチの天気だったのが、どうも曇りちょっと晴れ?みたいに少し良くなってます!

いや~、じゃ、最終日も登って帰るか!



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