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唐松岳、五竜岳をピストン縦走(その1)高山植物咲き誇る八方からガスガス唐松岳まで。

      2020/12/11

7月31日、唐松岳~五竜岳へピストン縦走チャレンジしてきました。

梅雨明けしても梅雨ですよね?梅雨前線が停滞して、都内は晴れ間も多いですが、山方面はさっぱりです。よっぽど梅雨時期の方が雨、晴れの日がきっぱり分かれてて登りやすいです。

計画ではさすがに7月末は梅雨明けしているだろうという事で、夏休み北アルプス縦走の予定だったのですが・・・。予定は折立~黒部五郎岳を登って、新穂高へ下山するルート。7月31日~8月2日まで。バスも富山、折立までと、新穂高からの帰宅便までバッチリ予約してました・・が、初日と最終日は雨予想。中日(黒部五郎岳登る日)も曇りor小雨みたい?。ずいぶん悩んだんですが、またチャンスはあるだろうという事でキャンセル。

もんもんとスゴているなか31日は少し晴れ間も出そう!?ヤマテンの地域を探して、唯一天気がよさそうだったのが北アルプス北部。どうしよう。それ以外は関東から日帰りで行ける範囲では全滅でした。

でも3日の山行予定だったので1日位は登りたいなぁと考えて、一度歩いてみたかった八方から五竜岳への日帰りピストン縦走へチャレンジしてきました。

いやいや、こんなルート、こんな日くらいしかチャレンジしないです。笑。

チャレンジと言うのは、このルート、コースタイムで14時間20分です。通常は八方から登って、唐松山荘か、五竜山荘で1泊して遠見尾根で下山というのがお決まりコース。私も20年くらい前にそのルートで登ってます。

テント泊も考えたのですが、そもそも翌日は天気悪いので、日帰りにしてしまおうという事ですね。17.3kmで14時間20分ってなってました。まぁ、遠見尾根下ってもいいのですが、そうするとタクシーで移動になるのも面倒なので、八方へ下山しようと思います。で、チャレンジなのはリストの時間が決まってるんですねぇ。その日は最終16時30分なのでなんとしてもそれまでに下山しないといけません。笑。

※一応、唐松山荘、五竜山荘もそうですし、八方池山荘もあるのでどっかにビパークってことはないと思います。

黒菱ライン

本当は前泊か2時位に出る方がいいのですが、当日はなぜかゆっくり目の3時頃出発です。笑。ほんとちゃんと考えてるのかどうか怪しいですよねぇ。

黒菱駐車場はきれいなトイレもありますし、自動販売機もあります。黒菱駐車場を起点とする理由はいくつかあるのですが、

メリット
・リフト代が安い。往復1120円。(アダム~は往復2900円)
・時間が早い。この時期は5時45分から営業。(アダムは7時~)

デメリット
・麓から10kmちょいの狭めの林道

って感じでしょうか。

本当は5時45分のスタートに乗れればいいのですが、今回は3時に家を出ているので麓に着いたのが6時過ぎ。でアダムは7時スタートなので黒菱駐車場へ向かいます。結局6時30分過ぎに黒菱駐車場に到着、そこから準備するとリストへ乗ったのは7時チョイ前くらい。

まぁ、そうするとリフト代が安かったねって事ですね。

駐車場から見上げるとこんな感じ。雨が降ることはたぶんないけど、ちょっと天気不安。笑。

さすがですね。黒菱駐車場でもいろいろお花が咲いてます。

さて、まずは、黒菱第3ペアリフト。真っ白。う~ん、大丈夫、天気は回復ってなってたので。

そして、アダムからのラインと合流してグラートクワッドリフトへ。よしよし、いい感じ。

と言っても本当はリスト乗ってる時から、これから登る八方尾根がバーンって見えるはずなんですが、まだ7時台。仕方ないですねぇ。

でも我慢してるとうっすら少しだけ見える瞬間がありました。天気がよくなりますように!

リストを降りると目の前は八方池山荘です。どっかの学校登山?と一緒になってしまって、虫がいる~とか、トイレ汚い~とかの大合唱の中を出発です。将来山登りが好きになってくれたらいいのですが。このルートは観光地なので。笑。

八方尾根から唐松岳へ

リスト降りてスタートした時間覚えていないのですが、7時に黒菱出発しているので7時30分くらい?だと思います。7時30分とすると、最終リフトの16時30分まで9時間!。9時間もあるのか、9時間しかないのか、まぁ要は9時間でコースタイム14時間20分のルートを歩かないといけません。いつもは時間はそれほぞ気にしないのですが、今日ばかりはペース考えて歩きます。

まぁ、このルートはコースタイム甘めですから。。。って感じかな?

ヤマハハコ。ちょっとピンボケ。

八方池山荘から登るルートは2つあってどちらも同じコースタイムになってますが、リスト降りてすぐ左へ折れる方が花がいっぱいです。私も登りはこちらから。

タテヤマウツボグサ

ミヤマアズマギク。

ここは、花の近くに解説の看板があるので名前を特定しやすいです。だいたいわかってても、半分はあまり自身ないですからねぇ。

オニアザミ。

クルマユリ。まぁ、ユリだけでもいろいろありますから。

ヤマブキショウマ

シモツケソウ

登っていくとどんどんガスになってきました。まぁ、仕方ないか。

ワレモコウ

ヤマボタルフクロ。

タカネナデシコ。これだけ密集するときれいですね。

ミヤマコゴメグサ。絵具を落としたような斑点が面白いです。

ニッコウキスゲが咲いてます。3つとも咲くときってあるんですね。順番に咲くのかと思ってました。

タカネウツボグサ。さっきタテヤマウツボグサと書いたのですが、こちらが正解?

ワタスゲ。

こんな感じで咲いていくみたいデス。

振り返って。圧巻ってまではないですが、ワタスゲが両側に結構咲いてました。

ガスってはいますが進みましょう

ここから先も両側にいろいろ咲いてます。見ての通り天気悪いので誰もいません。気兼ねなくゆっくり写真撮り放題。

ユキワリソウ。

イワイチョウ。

チングルマもまだ咲いてました。

ミヤマダイモンジソウ。いつも思うのですが、なんでぴょんって伸びちゃったんだろう。

ハクサンチドリ。

タテヤマリンドウ。

八方山ケルン、第2ケルン。ここから散策モードではなくちゃんと歩きます。気づいたかもしれませんが、しっかり歩かないと行けないのに写真ばっかり撮ってて進みません。笑。

まぁ、行けるところまで行って引き返せばいいだけですから。気にせず。

カライトソウ

お、見上げると白馬三山。大迫力ですが、頭のガスが取れないですね。

第2ケルン超えたあたりからまた、徐々に植生が変わってきます。

ツリガネニンジン。真っ白できれいですよねぇ。

ミヤマオトギリ。オトギリソウって覚えてますが、ミヤマを付ける基準はよくわかりません。(しらべてミヤマつけて載せてます)

イブキジャコウソウかな。結構群生していて、色鮮やかで目を引きます。

ようやく第3ケルン付近まで。コースタイムで1時間になってますが、45分です。写真撮りながらでいいタイムですが、今日はロングコースなのでこのペースだと間に合いません。しっかり歩かないと!

なんて。丸山方面。結構最近はずっと雨降ってたのでなかなかガス取れないですねぇ。

ハッポウウスユキソウ?先日はハヤチネウスユキソウを見てきましたが、これはハッポウウスユキソウでしょうか。既にミネウスユキソウとの違いもよく分かりません。

たまに見るこの花。

ほんと地表から水蒸気が湧き出てる感じです。まだこれだけガス出てると山頂付近は厳しいかもしれません。

サンカヨウ。まだ咲いてましたね。

扇雪渓。今年はほんとに雪が多いです。ここは歩きません。ちょっと見るだけです。

ようやく丸山まできましたね。

ゴゼンタチバナをアップで。

そして丸山から続く稜線ではお花畑がいたるところに広がってます。

チングルマとイワカガミ。鉄板の組み合わせですね。

上を見上げればガスガスですが、歩いてる前は快晴そのものなので、それはそれで気持ちいですし、やっぱり来てよかったです。

最後山頂に向けての稜線をしっかりと歩きます。

またこの辺から植生が少し変わりますね。

エゾシオガマ。

そしてとうとう、唐松岳頂上山荘の裏まで来ました。真っ白。

歩き始めてちょうど2時間でした。コースタイムは3時間30分なので最初、お花の写真ばっかり撮っててあまりペース上がっていませんでしたが、そこから通常のペースに戻ってだいぶ巻きましたね。

いや~、あまりの真っ白さに、どうしよう。とりあえず放心状態ですが、山頂写真だけは撮りました。唐松岳、2696m、三百名山に無事登頂です!

ゆっくり山頂から戻って、唐松岳頂上山荘のチョーきれいなトイレ(300円)を借りて、ちょっとこの先どうするか。2時間40分経ちました。これから下山するとたぶん時間で11時30分くらい(合計4時間)になると思います。

トイレの300円はちょっとお高めですが、とってもきれいなので使ってみてください!デパート並みですね。

で、これからどうするか!?

で、このタイミングでだいたい10時位なのでリフトの最終16時30分までに八方池山荘まで下山するためには残り6時間30分。唐松岳頂上山荘からの下りを(登り2時間だったので)1.5時間を想定してみます。(ちなみにコースタイムは3時間)

で計算すると5時間で五竜岳を往復すればOKってことになります。コースタイムは6時間40分です。まぁ、そうやって考えてみれば、5時間あれば歩けるかなぁ。何かトラブルあるとダメなのでできれば往路2時間、復路2時間で計画して歩けるところまで歩いてみることに。往復4時間。あれ?なんか変な計算してるかな?

だんだん訳が分からなくなりつつ、要は2時間で行けるところまで行って考えようという事にしました。五竜岳は20年くらい前に1回登って以来です。その時も実はガスガスだったんですけどね。

いいニュースとしては、ガスで真っ白なんですが、その中でも太陽の暖かさを感じます。たぶんガス薄いよ!なんて自分に言い聞かせながら、唐松岳頂上山荘の脇から牛首へ向かいます。

本当は1ページに収めたいのですが、長~くなるのがあまり好きじゃないので、今回もその2へ。



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