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北アルプス!三股から常念岳~蝶ヶ岳を周回。表銀座プチ縦走でアルプスを満喫。

      2020/12/11

6月24日北アルプス常念岳~蝶ヶ岳へ行ってきました。

梅雨ですねぇ。でも梅雨って言ってもずっと雨降ってる訳ではないのでその合間は遊びに行けるチャンスです。

最初は3週連続谷川岳へ行こうかと思っていたのですが、どうも谷川方面は土曜日でも天気が悪そう。う~ん、じゃ、土曜日天気のいい八ヶ岳、南アルプス、北アルプス南部が候補に。日曜は全般雨です。

土曜日日帰りであればということで北アルプスに行ってきました。最深部方面はまだ雪がたんまり残ってるみたいなので比較的雪が少ない南部です。

登る山ですが、北アルプス南部で言うと燕岳、蝶ヶ岳はちょっと前に登ったので、今回は常念岳へチャレンジしてきました。常念岳は表銀座縦走して以来です。超久しぶり。

常念岳へ登るには一ノ沢登山口からアプローチするのが最短ですね。でもそうすると常念岳しか登れない+ピストンになってしまいます。あと一ノ沢登山口は駐車場はありますが、トイレがないみたいなのでそうなると車中泊は厳しいです。(一ノ沢は行ったことないので確認してください)

ということで前回と同様に三股駐車場を起点にしました。こちらはきれいですしトイレもあるので問題ないですね。あと三股起点にすると、常念岳~蝶ヶ岳への縦走もできます。タイトル通りなのです、最初は常念ピストンの予定でした。笑。

いつものように夜駐車場に入って車中泊です。時間も21時過ぎになってしまったので今回はビールなしですぐに寝ます。(というかビール飲むと夜中にトイレで起きてしまい面倒なので。笑)でもですねぇ、今回は微妙に暑かったりとかであまり寝れず・・・、ちょっと寝不足気味で不安です。

いつもの通り3時過ぎに起床。準備して4時に出発です。駐車場から稜線まできれいに見えてますねぇ。天気はまずまずかな?車は4時の時点で6割くらい泊まってました。前回よりかなり多いのでもうシーズンなんですね。

でもヤマテンの予報だと晴曇りで、午後からガスってなってたのでできるだけ午前中で下山するようにしたいです。

ではゲートくぐってスタート。

10分ちょっとで登山口へ到着。ここまでは砂利道。昔はここまで車が入れたみたいデス。でもそうすると台数が多くないので今の駐車場で正解ですね。登山届を提出します(紙と鉛筆はあります)

ここにもトイレがあります。今日はここのトイレも使ったのですが、びっくり。かなりきれいでした。駐車場よりきれいかな?歩き始めてお腹が起きるってよくあるので、ここのトイレは重要ですね。笑笑。

さていよいよスタート。

歩いてすぐに分岐があります。左は前回進んだ蝶ヶ岳方面。右は常念です。蝶ヶ岳より+1km長いですね。しかし明るく映ってますが薄暗いのでむちゃくちゃぶれます。これも4,5枚頑張って撮ってます。

ちなみに、ここから登る場合のコースタイムはこんな感じ。

蝶ヶ岳ピストン:8:20(前回は蝶槍まで歩きました)
常念岳ピストン:13:20
常念~蝶ヶ岳周回:14:50

この時点で頭の中で常念岳ピストン70%、周回30%って感じですね。前回蝶ヶ岳~蝶槍まで歩いてるので今日はピストンで十分かなぁという気持ち。でも前回も周回しようと思いつつ、折り返したので今日はチャレンジしたいって気持ちも。

でもこの14:50ってコースタイムなのでこれで昼には下山の目標です。歩きながら時間を見ながら決める感じです。

いくつか花が咲いてますが、暗くて撮れません。三脚が必要ですね。(山道で三脚とか最悪なので当然使いません)
なんて言いながら頑張って撮ってみました。ギンリョウソウ。今年初めて。

やっぱり厳しい。シャッターがカァッシャァン。って遅い。笑。ほかの花もすべてボツ。あ~、悩ましい。

エイレンソウは花が終わってこんなになってました。季節は早いですね。

黙々と樹林帯の中を登っていきます。少し明るくなってきた感じです。

何時間か後にあの稜線を歩くのですが、まだまだ登らないとダメですねぇ。

イワカガミ。明るくなってきてようやく撮れるようになりました。綺麗に咲いてます。

結構樹林帯の中をもくもくと登るのが好きなんですよねぇ。なんて、稜線が好きだとかいろいろ言ってますが、要はどこでも登るのは好きってことですね。でも下りは苦手ですし嫌いです。

ミツバオウレン。白とか黄色の花は少し暗くしてあげないといけないのですが、下手な私はその加減が苦手。これはいい感じに撮れました。

三股から3:30のコースタイムのところがたぶんここ。ちょっと開けた感じになってます。ただ名前はないです。スタートから2:05で着きました。コースタイムは3:50。なるほど。私が早いというかこの登りはコースタイムが少し甘めみたいデス。であれば、周回の14:50というタイムも行けそうかなという予想です。

でここから2:30で前常念岳へ登ります。

イワカガミが続きます。いっぱい咲いてるのですがどれもきれい。

イワナシ。いつも地面スレスレ。地味ですね。

まだ森林限界を超えてないですが、だいぶ稜線に近い高さまで登れました。

と歩いてると、ど~ん。でましたねぇ。前常念岳。でかい・・・。

このハシゴを登って、岩稜帯へはいるのですが・・・!!

絶景の始まりでもあります。右から蝶槍、蝶ヶ岳、大滝山。

蝶槍がどうも乳首みたいに見えます。笑。

なんて思いながら登ります。

ここからは山頂(前常念岳)がすぐそこに見えてて、なかなか着かないパターン。

岩は苦手なんですよねぇ。

常念から蝶へ続く表銀座の縦走路の向こうに穂高が見えます。すっきり青空ではないですが、ちょうど涼しくて登るには絶好のコンディションでしょうね。

お、避難小屋みたいです。地図には歴史のある石室って書いてます。

ちなみに、ここから常念小屋まで1.5時間の標識。でも地図にないんですよねぇ。こういう時ってどうするんでしょう・・・。標識は新しい感じで登山道も踏まれてあったので大丈夫なのかな。

無事、前常念岳です。達成感ありますが、山頂の標識(ペンキ)はちょっと地味です。

ここでようやく常念岳の山頂がちょこっと見えました。

前常念から常念までの道は岩稜が続きます。私は油断してトレース外してしまいました。ペンキを見失わないように慎重に歩かないとダメですね。尾根の逆歩いてました。無事戻ってきて。下に常念小屋が見えます。

ずっと穂高が見えてますねぇ。最高の稜線です。

前常念から常念岳まで1:05なんですが、長く感じます。なかなか着かない。

シャクナゲ。谷川は霜でやられてましたがこちらはきれいです。

ハイマツと似合います。

振り返って歩いてきた前常念からの岩稜帯。残雪ありますがアイゼン不要。

槍が見えました。前のお兄さんに抜かれるんですが、山頂で話を聞くと、5:30に三股を出たとのこと。常念岳まで3時間です。すんごい人が居るんだなぁ。(トレランではないです。歩いてましたので)

小屋からの道に合流です。これコースタイム0:5になってます。ちょっと5分じゃ登れないかな。

無事。常念岳に登頂。2857m。日本百名山です。山頂に3人。広くないです。

前回常念岳へ登った時は表銀座を大天井から縦走してきたのですが、今回前常念から登ると全く違う山のように見えました。いつも思いますが面白いもんですよねぇ。登るルートで全く違った山に見えます。

スタートから4時間20分。コースタイムは7:25なので、3時間稼げました。このペースだと蝶ヶ岳まで周回できそうです。

と思いつつ、歩こうとしているのはこの稜線。アップダウン半端ないように見えます。でもここからまた岩稜帯下ってピストンは嫌なのでやっぱり周回チャレンジです。

真ん中の一番高いところが蝶ヶ岳。距離ありますねぇ。

山頂から槍ヶ岳。

そして大天井、燕岳へ続く稜線。

山頂はそれほど広くありません。まぁまだあまり疲れていないのでそのまま歩き始めます。

蝶ヶ岳方面もしばらくは岩稜帯が続きます。

ゴツゴツ。

これはこれでザ・縦走って感じでかなり盛り上がってきました。シーズンと言っても梅雨の合間なので、すれ違いもほぼなく、稜線全体ですれ違った人は10名以下でしょうかね。

振り返って常念岳。

最近ちょっと絵を描くのが好きになってきました。分かりやすいので。蝶ヶ岳はここです。ここまで歩いてぐるっと回ります。

こんなところを歩いていきます。

大分歩いてきたかな。振り返って常念岳(左の奥)大迫力。

樹林帯に入ると、なんともまぁ、まだまだ残雪があります。歩きづらい。

ショウジョウバカマ。ちょっと紫でいい感じ。いっぱい咲いてました。

青空も広がってきました。

常念から蝶までのアップダウン。歩き始めはちょっとビビってましたが、それほど厳しくもなかったです。厳しいのは羽虫の方かな。顔の周り100匹くらいいますから。息吸うと食べちゃいます。笑。

でも谷川主脈縦走とか休みなく少し長めの山歩きして、平日はフィットネスジムで週2,3回、毎回30分位(距離で1.5kmくらい)しっかり泳いでるので体力が戻ってきたんでしょう。

眼前に蝶槍まで見えました。

シナノキンバイ。お花畑が続きます。

どうも花の写真撮るの下手だなぁと最近ずっと感じていたのですが、今日衝撃的なことが分かりました。

なんと、・・・・。老眼です。涙。

どうやってもピントがなかなか合わないので、レンズが暗いせいかなぁとかいろいろ機材のせいにしてました。でも使ってるオリンパスのEM-1だってミラーレスのフラッグシップモデルですし。レンズって言ってもこの状況ではそれほど違いは出ないはず。

あ、眼鏡外してみれば、なんてピンと合わせやすいんでしょう!そうなんだ近距離撮影する時眼鏡外した方がいいんだ。笑。

池はまだ雪が残ってますね。

残雪で、冬トレースと夏道が交互になってます。とっても歩きづらいですが頑張りましょう!

もうちょい。蝶槍まで。こうやってはるか向こうに見えた山に登れるのはやっぱり縦走の醍醐味!

おーけー。ちょうど乳首の先端まで登れました!穂高がすばらしい!

歩いてきた常念からの稜線。右に続くのは前常念の稜線。右に見える尾根からずっと登って常念岳を経由して蝶まで来ました。

そして遠くに見えましたが、もうすぐそばまで近づいた蝶ヶ岳方面。

蝶槍からの穂高。最高!

素晴らしいの一言。

ここから蝶ヶ岳まではアップダウンのほどんどない天国のような稜線です。そしてライチョウの生息地でもあります。

ライチョウいればいいのですが、今回は残念ながら会えませんでした。天気下り坂だったので会えてもよかったんですけどね。

最高に気持ちいい~。

ヒュッテを超えて、蝶ヶ岳。無事登頂。2677m。山頂は10名位で賑わってました。

ここであの猛烈早いお兄さんに再開できました。

11時20分。スタートから7時間くらいかな?コースタイムは11:30です。

12時前なので午前中下山開始の予定通り歩けました。体力的にだいぶ余裕になってきたのでこれで夏山に向けて準備OKですかね。体力ないと危ないですし、ある程度長く歩けると山行のバリエーションがとっても広がります。

下山と同時にガスがモクモクと上がってきました。ヤマテンの予想は完璧に当たってます。いつもながらすごい。

今日も楽しかった。(まだ下山があります)歩いてきた稜線。これ全部歩いてきました。大満足。

では下山です。

すぐにキヌガサソウ発見。もうちょっとですね。チョーきれい。

サンカヨウ。つぼみ。

こうやって咲いていくんですね。

コミヤマカタバミ。たぶん。眼鏡とってピント合わせるので楽~。

蝶沢。今日はほとんど夏道が出てたのでとっても楽でした。1ヶ月でずいぶん雪解けが進んだみたいデス。

サンカヨウ。濡れると、花びらがガラスのように透明になります。芸術品の方な花。ずっと咲いてました。

マイズルソウ。線香花火みたいです。

ゴジラの木まで下りました。もうすぐ。

力水はかなり水量減ってました。ここでガシガシ顔洗おうと思ってたんですけどね。

ラショウモンカズラ。虫は獲物を待ってるのかな?

オオバミゾホオズキ。ラッパみたい。

無事下山。

体力ついた~なんて言ってましたが、下山するとやっぱり疲れてます。感覚で獲得標高は2000m越えてるだろう?と予想でしたが、笑。結果は1898m。ちょっと2000mに届かず。

前回は蝶ヶ岳~蝶槍まででピストンしましたが、今回は目標通り常念から周回できました。かなり充実です。やっぱり山歩きは楽しいなぁ。

時間:9:40(休憩含む活動時間)
コースタイム:14:50
距離:19.72km
獲得標高:1898m。

心配だった寝不足気味の影響もほとんどなく、今回はコケることもなく無事でした。でもスポーツタイツの調子が悪い。なんか歩きづらい。なんでだろう?って。表裏逆に履いてました。笑。相変わらずちょっと抜けてる俺。



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