やりたいことをぜんぶやろう!気ままな人生

「人間一生、物見遊山」そんな生き方をしてみたい。

 

花も咲き始めてますが、まだまだ雪が残る北アルプス、蝶ヶ岳へ(その1)

      2020/12/11

5月20日、北アルプスの蝶ヶ岳へ登ってきました。

この土日はすんごい天気がイイみたいです。ヤマテン見ると、ず~と晴。しかも風も穏やかってこんな天気予報はなかなかないです。であれば、前回行こうとして八ヶ岳に変えた北アルプスの常念か蝶へ行こうかと予定を立ててました。

さてさて、どこに行くか。決めたのは、三股駐車場から常念岳か蝶ヶ岳へ登るという予定です。20年前の登山初めて間もないころに燕岳から蝶ヶ岳を経由して上高地まで歩きました。その時はテントで2泊です。真夏の炎天下で超きつかったのを覚えてます。今から思うと超ど素人。表銀座はそれ以来です。楽しみ~。

1)三股駐車場~蝶ヶ岳~蝶槍をピストンの場合、10:05。
2)三股駐車場~常念岳をピストンの場合、13:20

う~ん、常念岳は踏み抜きも大変だってあったし、やっぱりここは蝶ヶ岳かなぁ。なんて。3時間以上も違うんですね。でも常念~蝶ヶ岳を日帰り縦走する人も居るみたいデス。その場合のコースタイムは、14:50。なんとも長い。しかも夏山であればまだしもまだ残雪ですからね。フツーはコースタイムを1.2倍~1.5倍くらい見ておく必要があります。(冬山であれば1.5倍状かな)いやはや健脚の人ってほんとすごいですね。

#因みに、最近山登る時にあんまりコースタイム見てないです。。このブログ書き始めてみました。笑。人の記録みて歩いてる人がいればまぁ行けるかなぁとか超適当な感じです。

朝早く登るためには、やっぱり登山口で前泊が一番いいので、今回も三股駐車場へ前日のうちに入ります。どこの登山口もそうですが、三股駐車場へ行くのも細~い林道を通っていくので注意しながら進みましょう。夜は当然真っ暗です。

パジェロの後部座席を倒して、マットを敷いて、ランタンの光でビールを飲んで寝るってパターンですね。今回は、実は少し寝不足気味。気温が微妙だったので。9時位にほろ酔い気分でシュラフに入ったのですが、入ると暑い。でも出るとちょっと寒い。。微妙。

うつらうつらしながら3:30起床。またそこからうつらうつらしながら。4時過ぎに準備を開始して、5:00頃ようやく出発です。

三股駐車場にはちゃんとトイレがありました。しかもずっとライトもついてました。紙もあります。(でも水洗ではありません)

出発時点で4割位止まってました。夜中は10台位だったのでみなさんそのあと続々と来たんですね。

先に出発される方の装備を見ると、ほとんどのみなさんがピッケル持ってますね。なるほど~。私は家に置いてきました。笑。しかも12本アイゼンも。今日は念のためってことで6本の軽アイゼンです。ただ、ストックは冬仕様(スノーバスケット付)にしてきました。これは結構雪面にささるので重宝します。

駐車場から登山口までは砂利道を歩いていきます。

この時の歩き始めの感覚って結構重要ですよね。今日は、・・・、重い。そういえば、駐車場ちょっと斜めだったので寝てたらマットがずれて背中が寒かった・・・、なんて考えながら、調子が上がればいいのですが。

しかし、もうあっという間に草花の季節ですね。

歩いて10分もすれば登山口に到着です。使ってませんが、ここにもトイレあるみたいですね。

登山届を提出して出発です。登山届も鉛筆も準備されているので楽ちんです。

さっき書いていたルートはこんな感じです。今日登るのは蝶ヶ岳です。常念、大天井と続く縦走路は表銀座って言われてます。

歩き始めてすぐにこんにちは。まだ残雪なので花はあまり期待していなかったのでちょっとサプライズ。シロバナエンレイソウかな。

すぐに分岐です。確かに常念の方が約1km遠いですね。体調と気分でって思ってましたが、迷わず蝶ヶ岳へ進みます。

蝶ヶ岳は2664mなので並みいるアルプスの重鎮と比べると標高はそれほど高くないです。で、蝶ヶ岳と蝶槍は30分位離れているんですが、なぜ2座登るかと言うと、昔は蝶槍の方が蝶ヶ岳と呼ばれていたみたいだからですね。Wikiで見てみると平成2年って書いてあったのでつい最近なんですね。

すぐに登山道周りにいっぱい花が咲いてました。

ベニバナイチゴだと思いきや、ハシリドコロみたい。けっこういっぱい咲いてます。

ミソガワソウ?でもちょっと違う気がしなくもないけど・・・。エゾエンゴサク?

このムキムキの幹の木を過ぎると吊り橋ですね。

多少揺れますが、しっかりしています。しかしこの橋手作り感がすごいです。手すりは塩ビのパイプで横のアミはよく公園であるやつですよね。まぁでもしっかりしてます。

朝はまだ花も元気ないんですよね。もう少し時間経って、明るくなって来ればみんな上向きますよねぇ。アズマイチゲ。

中腹辺りに光が入り始めました。気持ちいい時間です。

アズマイチゲ

力水の看板が。今日はお茶を持ってきているので登りはそのまま通過します。美味しそうな水です。

45のおじさんなんですが、いや~、かわいい花。サンカヨウ。

登りはボチボチきついです。でも登山道はすごく整備されていて、階段もとってもしっかりしてます。やっぱり登山者多いんでしょうね。整備されている方に感謝です。

ショウジョウバカマ

歩いていくと、これはもしや?

はい、有名なゴジラみたいな木です。

写真ではよく見てましたが、実際に見るのは初めてです。しかしよく作ったなぁ。

大分調子が出てきたかなぁ。静かな山歩きです。まだ誰ともあってません。5:00スタートは早いのかな?きもちいいですが、ソロなのでちょっと寂しい感じもします。

と歩いてると、登場しました。常念岳と前常念岳(右)ですね。前常念岳って名前ですが、しっかりとした山容です。こうやってみると前常念から常念はほぼ平坦に見えますね。

こんな感じで朝日を感じながら歩くのが大好きなんです。

ようやく一人の登山者と会いつつ、まめうち平。ベンチがあってちょっとした休憩ができます。標高が1900なので、ちょうどあと777m登ります。なんて偶然。私は基本座らない休まない人なのでそのまま通過。

しかしまだ2000mm届いてないんですが、もうここから先は雪でした。5月下旬なんですけどね。

まめうち平からすぐに雪道になってそのままずっとですね。

しかもですねぇ。結構急登なんです。そして踏み抜きがすごい・・・。写真じゃ分かり辛いですが、先行者2名、上に見えます。でもここでも大したことがなくて、

だんだん急になっていって、ほんときつい。面倒なのでアイゼンはいいやって感じで進みます。

樹林帯をようやく抜けそう。常念岳から今日のゴール地点の蝶槍まで見えます。奥は大天井かな?

って見ながら進んでると、うひょ~、すんごい急登。もうこのタイミングでアイゼンつける場所はないです。しかたないなぁ、キックステップで進みます。結構疲れるんですよねぇ。

最後の登りはこれだ~、もう45度くらいあるんじゃない?後は振り向かない振り向かない。

なんて振り向くとこんな感じ。いや~、吸い込まれていきそう。笑。みなさんちゃんとアイゼンしましょうって、下りの時すれ違った方はほとんどしてましたけどね。

で、登り切った後の最後の登りです。右の方に下山者が見えます。サイズ感が伝わるかな?

ちょっとシャリバテ気味。朝はパンとおにぎり一個。ちょっと足りない。行動食もなしなので。ここでちょっとパンをかじりながら進みます。足が重い・・。

なんとかようやく頂上直下の稜線へたとりつきました。まずは槍ヶ岳がお出迎えです。

いや~これは絶景の予感。まだまだ雪残ってますので。前回の燕岳は表銀座の玄関なのでちょっと端っこなんですよね。ここ蝶の場合は穂高から槍までほんとまじかで見えるはず・・・。

ほら?

いやいやすごい絶景が期待できそうです。ちなみに山頂付近のハイマツ帯はライチョウの生息地と言われているみたいなので今日会えることを願って進みます!

と、写真が多くなってしまったのでこの後に続きます。続きはこちら



 - 5-北アルプス ,