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梅雨明け?ガス&青空のザ・夏山。家族で北アルプス入門の唐松岳へハイキング

      2020/12/11

ちょっと遅れましたが、三連休の話。

毎年海の日って微妙ですよね・・。記憶的には梅雨明け前のイメージが強いです。でも夏休み入り口の三連休なのでみんなお休みの計画で、山や海へ出かけるんだと思います。

今年は?予報ではぎりぎりまで三連休はイマイチな天気。じゃ、山も混むし家でじめじめしているかと思いつつ、天気をチェックします。結果16日はそこそこ、17日は雨。でも18日は晴れそうじゃないですか?

え、そうなの?どうも東海までは梅雨が明けたみたいだし、これは期待できるかも。

先週は娘とかみさんで箱根の金時山へ行ってきましたが、やっぱりちょっと物足りなさが。で、みんなよくわかっていないことをいいことに、もうちょっとトレーニングできる&絶景北アルプスの唐松岳へ行こうと提案してみました。

かみさんも過去、テントで五竜まで縦走していますが、あまり記憶がないのか、オーケーの返事。ついでに娘も誘うおうかと考えていると、家に子供がいるとごはんとかを考えないといけないので、面倒です。

で、じゃ、全員強制で行こう!とお父さんの一喝。

18日は2:30起床、3時出発になりました。

受験生のお兄ちゃんはちょっと悩んでましたが。笑。

唐松岳は、リフトで「八方池山荘1830m」まで行けます。これは便利です。

夜は21時過ぎにみんな就寝して、予定通り2:30起床で、3時出発できました。運転は私なので子供たちはパジェロの後部座席でお休みです。

唐松岳にリフトで登るときは、ゴンドラで登るのが一般的なんですが、今日は黒菱林道を経由して、カフェテリア黒菱まで行きます。そう、先月通行止めでなくなく行けなかった林道です。

なぜかって?それはリフト代ですね。笑。八方アルペンラインから登ると大人で往復2900円ですが、黒菱からであれば往復1120円です。娘はもう中学生なのでx4で差額は6000円以上!これは黒菱から登るしかないですね!

ちなみに、黒菱林道は、道幅の狭い林道ですので、運転は慎重に。でも黒菱林道も途中は絶景です!

家出てから約4時間、無事7時前には駐車場へ到着です。駐車場は海の日の割には結構空いてました。5割位でしょうか。

リフトを乗り継いで八方池山荘へ

第3リフトから登りますが、登ったところで八方アルペンラインのアダムと合流です。

久しぶりです、家族四人での登山!私は、前回の金時山から夏靴のザンバランへ履き替えです。

駐車場からシモツケソウがきれいに咲いてます。さすが八方、花が多いです。クガイソウ。

最初はちょっとテンションが低いお兄ちゃん。まぁ中学3年ですから。あまりいじらずに行きます。

リフトに乗ると、それはそれで下に咲く山草がほんとにきれい。

結構低いところをリフトが通るので乗ったまま頑張ってシャッターを押しますが、やっぱり動いていると難しくどれもボケボケでした。

リフトから白馬のふもとをみるとガスですが、それはそれで日も差しているので気持ちいい

ここからリフト乗り継ぎです。

リフト乗り場前の鎌池湿原。ニッコウキスゲが咲いてます。

リフトに乗って、八方池山荘まで空中散歩。

次第に近づいてくる稜線はガスが勢いよく流れていて、ザ・夏山!って感じです。

苦労せずに八方池山荘へ。きれいですね。夕方入ってここで一泊ってのもいいプランだと思います。綺麗な外トイレ(チップ制)もあります。

キンコウカ

ママハハコかな?

既に標高は1830mです。唐松岳2695mと標高差865m!金時山の1.5倍ですが、丹沢の大倉尾根よりもずいぶん楽です。いつもはスピードハイク気味ですが、今日は家族四人なのでゆっくり登ります。

花がいろいろ咲いていて、(ちょっと終わってるものもありますが)写真撮ってるとすぐにおいていかれます。オオバギボウシはほんときれい。こんなにまっすぐ立ってるとウバユリみたいですけどね。笑。

イワシモツケ。地味ですが、登山道ずっと咲いています。

ニッコウキスゲもリフト降りてから、山頂付近まで

まいどのヨツバシオガマ

なんて感じだとすでにお兄ちゃんは見えず、かみさんと娘もだいぶ先を歩いてます。

カライトソウ。これはきれいですねぇ。

八方池山荘からは木道が結構続きます。個人的には木道は嫌いなんですけど、登山者が多いので自然保護には必要ですね。

タテヤマウツボグサもずっと咲いてます。

エゾシオガマ

みんなをお待たせしつつ、第2ケルンまで。トイレもあります。

絶好の白馬岳。ちょっと雲が沸いて来ていますが、よく見えます。

迫力ありますねぇ。

ちっちゃいワレモコウ。

ミヤマママコナ。知らない花ですが、看板があるので分かりやすいです。

アザミもずっとでかいのが咲いてます。アザミは種類が多すぎてちょっとよくわかりません。

ヤマブキショウマ

ミネウスユキソウ

タカネナデシコ

できれば雲がもう少し下がってほしい!

振り返って歩いてきた道をみると、もう雲の上です

ジャコウソウか?看板見るとイブキジャコウソウみたいです。

天狗の頭、不帰瞼(かえらずのけん)は大迫力。八方池まで来ました。残念ながら白馬の前に雲がかかっているので八方池に写る逆さ白馬三山は無理でした。

八方池は帰りに残して、先へ進みましょう。

八方池までは散策路として登山道も木道で整備されていますが、ここから本番の山登りが始まります。でもずっとゆるやかな登りなので、八方池までは散策って感じで進めると思います。

かみさんの大好きなマツムシソウ

マツムシソウは園芸種でもあるそうで、それともあまり形が変わらないので、かみさん曰く、「完成されている花!」らしい。

八方池を超えると、人も多少少なくなります。それにしても雲がどんどん上がってきます。ヤマテンでは積乱雲はないだろうって事だったので安心していますが・・・。花について話をする我が家の女子二人。

稜線から一旦樹林帯へ入ります。

ハナニガナ。黄色の横に

白。

ニッコウキスゲがたくさん斜面に咲いてます!

ハクサンタイゲキ。これも斜面にずっと咲いていて圧巻です。

舌を出してるおばけ・・・みたい。

途中、五竜岳、鹿島槍ヶ岳が見えました!五竜はやっぱり格好いい

ウラジロヨウラク。この色がきれいです。

キヌガサソウは終わってます。

ベニバナイチゴは途中で群生です。

途中の雪渓も今年は小さいみたいですね。

そういえば、お兄ちゃんはどこ歩いてんだろう?ずっとかみさんと娘の3人です。え?おお、あれは?受験生のお兄ちゃん!恰好つけているのか、立っているだけなのか?多分丸山で休憩中ですね。家でスマホばっかりいじってるので体力ないんじゃないかと心配してましたが、まだ大丈夫みたいです。

チングルマの群生

無事丸山まで。まだまだ疲れてないっす。でもゆっくり登りましょう!と思ったとたん、もうお兄ちゃんは先に行って見えません。はえーなー。体力あるんだ。

シャクナゲ

アルプスっぽい景観になってきました。

コバイケイソウも咲き始めです。夏です。

難所っていう訳でもないですが、小屋前にある鎖場です。

唐松岳は、ほんと急な登りもないですし、白馬や、五竜、鹿島槍(どれも百名山)を見ながら雲上散歩が楽しめるのでお勧めですねぇ。

無事、頂上小屋まで

そして見えました、唐松岳!

そして五竜岳

立山、剣も

お兄ちゃんに、向こうは富山県だぜ!そしてここから祖母谷温泉(ばばだにおんせん)まで歩けるぜ!って地理の学習です。去年トロッコ電車に乗って欅平まで行っているのでちょっと身近かもしれません。

白馬方面。

さっきまでいた頂上小屋

威風堂々、五竜岳

日本三百名山、唐松岳

だいたい3時間で、無事登頂です。スマホで五竜を撮っているかみさんの手と一緒に。お兄ちゃんが余裕で、ちょっと運動不足気味のかみさんも娘も問題なく来れました。ちょうどいい感じです。

お兄ちゃんは「楽勝だった~」娘もかみさんもちょうどいい山行。天気にも恵まれて最高の景色です。

しかし何と言ってもこの男前な五竜岳。登りたい!

五竜の右肩の向こうには槍ヶ岳が小さく見えました。

いつもは山頂で数分しかいない私ですが、今日は四人でゆっくり満喫です。山頂もある程度の広さなのでかなり多くの方がいらっしゃいました。

まだ居たいですが、山荘まで戻って食事します。

ちなみに、頂上小屋のトイレは小屋内にあって、デパートか?って見間違うほどきれいです。で、300円/日です。一日なのでなんど行ってもいいんですが、休憩なので1回のみ。ちょっと高めですが、仕方ないでしょう。コーラ400円(自動販売機)。手ぬぐい1200円。

タカネヤハズハハコ

アカモノ

ゴゼンタチバナ

アオノツガザクラ

クルマユリ

ちょっと写真撮りすぎたな・・・。ヤマホタルブクロ。

あっという間に八方池まで到着です。たぶん景色がぐるぐる変わるからか、あっという間で退屈しません。

イワイチョウ

テガタチドリ

初めてかな?看板なかったら気づきませんでした。ミヤマクワガタ。写真でみるとあまり分かりませんが、ほんと小さい花です。

ハッポウタカネセンブリ。これもすごく小さい。花に詳しくないと気づかないですね。

めずらしい。シロバナヤマホタルブクロ

下りのリフトに乗るってのはあんまり経験ないので結構新鮮です。

休憩混みでゆっくり散策してちょうど6時間。久しぶりの家族四人の山登りで大満足。今年はお兄ちゃんが受験なのでこれが最後かなぁ?お兄ちゃん山登りながら宿題のことで頭がいっぱいだったみたい。

娘に先週の金時山とどっちがきつかった?と聞いたところ、金時山との答えでした。金時山は獲得標高で約600mなので今日はその1.5倍。でも登りが緩やかなのでそう感じたんでしょうかね。面白いもんです。最初3時間くらいの山だよって言って連れて行ったので、思春期の娘はもうしばらく行ってくれないかもしれません・・・。大切な記録になりそうです。



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